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colormap
現在のカラーマップの表示と設定
構文
説明
カラーマップの設定
はカラーマップを設定し、RGB 3 成分からなる 3 列の行列として返します。前述の小かっこを使用する構文のいずれかで出力引数として cmap
= colormap(___)cmap
を指定します。
例
Figure のカラーマップを変更
既定のカラーマップに戻す
まず、現在の Figure のカラーマップを summer
に変更します。
surf(peaks)
colormap summer
次に、カラーマップをシステムの既定値に戻します。別の既定値を指定していない限り、既定のカラーマップは parula
です。
colormap default
Figure 内の座標軸ごとに異なるカラーマップを使用
R2019b 以降、関数 tiledlayout
および nexttile
を使用して、プロットをタイル表示できます。関数 tiledlayout
を呼び出して、2 行 1 列のタイル表示チャート レイアウトを作成します。関数 nexttile
を呼び出して、axes オブジェクト ax1
および ax2
を作成します。関数 colormap
に axes オブジェクトを渡して、座標軸ごとに異なるマップを指定します。上の座標軸では、spring
カラーマップを使用して表面プロットを作成します。下の座標軸では、winter
カラーマップを使用して表面プロットを作成します。
tiledlayout(2,1) ax1 = nexttile; surf(peaks) colormap(ax1,spring) ax2 = nexttile; surf(peaks) colormap(ax2,winter)
カラーマップの色の数を指定
組み込みのカラーマップに入力引数として整数を渡し、カラーマップの使用する色の数を指定します。parula カラーマップの色を 5 つ使用します。
mesh(peaks) colormap(parula(5))
カスタムのカラーマップを作成
0.0 ~ 1.0 の範囲の値から成る 3 列の行列を定義して、カスタムのカラーマップを作成します。各行で RGB 3 成分を定義します。1 列目に赤の強度を指定します。2 列目に緑の強度を指定します。3 列目に青の強度を指定します。
最初の 2 列をゼロに設定して、青の値のカラーマップを使用します。
map = [0 0 0.3 0 0 0.4 0 0 0.5 0 0 0.6 0 0 0.8 0 0 1.0]; surf(peaks) colormap(map)
プロットで使用されているカラーマップの値を返す
関数 peaks
の表面プロットを作成し、カラーマップを指定します。
mesh(peaks) colormap(autumn(5))
プロットで使用されている色を定義する値の 3 列の行列を返します。各行に、カラーマップの 1 つの色を示す RGB 3 成分の値が 1 つずつ格納されます。
cmap = colormap
cmap = 5×3
1.0000 0 0
1.0000 0.2500 0
1.0000 0.5000 0
1.0000 0.7500 0
1.0000 1.0000 0
特定の座標軸のカラーマップの値を返す
関数 colormap
に axes オブジェクトを渡して、特定の座標軸のカラーマップの値を返します。
R2019b 以降の新しい関数である関数 tiledlayout
および nexttile
を使用して、2 つのプロットのタイル配置を作成します。関数 tiledlayout
を呼び出して、2 行 1 列のタイル表示チャート レイアウトを作成します。関数 nexttile
を呼び出して、axes オブジェクト ax1
および ax2
を作成します。次に、別々のカラーマップをもつ 2 つの塗りつぶし等高線図を表示します。
tiledlayout(2,1) ax1 = nexttile; contourf(peaks) colormap(ax1,hot(8)) ax2 = nexttile; contourf(peaks) colormap(ax2,pink)
関数 colormap
に ax1
を渡して、上のプロットで使用したカラーマップの値を返します。各行に、カラーマップの 1 つの色を示す RGB 3 成分の値が 1 つずつ格納されます。
cmap = colormap(ax1)
cmap = 8×3
0.3333 0 0
0.6667 0 0
1.0000 0 0
1.0000 0.3333 0
1.0000 0.6667 0
1.0000 1.0000 0
1.0000 1.0000 0.5000
1.0000 1.0000 1.0000
イメージが表示された Figure のカラーマップを変更
イメージ X
とそれに関連付けられたカラーマップ map
を返す spine
データ セットを読み込みます。関数 image
を使用して X
を表示し、カラーマップを map
に設定します。
load spine
image(X)
colormap(map)
入力引数
map
— 新しいカラー スキームのカラーマップ
カラーマップの名前 | RGB 3 成分から成る 3 列の行列 | 'default'
新しいカラー スキームのカラーマップ。カラーマップの名前、RGB 3 成分から成る 3 列の行列、または 'default'
として指定します。カラーマップの名前は、現在のカラーマップと同じ数の色をもつ事前定義されたカラーマップを指定します。RGB 3 成分から成る 3 列の行列は、カスタムのカラーマップを指定します。独自の行列を作成できます。あるいは、事前定義されたカラーマップ関数のいずれかを呼び出して行列を作成することもできます。たとえば、colormap(parula(10))
は、現在の Figure のカラーマップを parula
カラーマップから選択した 10 色に設定します。
'default'
の値は、ターゲット オブジェクトのカラーマップを既定のカラーマップに設定します。
カラーマップの名前
次の表に事前定義されたカラーマップを示します。
カラーマップの名前 | カラー スケール |
---|---|
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3 列の行列
カスタムのカラーマップを作成するには、map
に RGB 3 成分から成る 3 列の行列を指定し、各行で 1 つの色を定義します。RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は範囲 [0, 1] の double
値または single
値か、範囲 [0, 255] の uint8
の値にすることができます。たとえば次の行列では 5 色のカラーマップを定義しています。
map = [0.2 0.1 0.5 0.1 0.5 0.8 0.2 0.7 0.6 0.8 0.7 0.3 0.9 1 0];
次の表に一般的な色に対応する RGB 3 成分の値を示します。
色 | double または single の RGB 3 成分 | uint8 の RGB 3 成分 |
---|---|---|
黄 | [1 1 0] | [255 255 0] |
マゼンタ | [1 0 1] | [255 0 255] |
シアン | [0 1 1] | [0 255 255] |
赤 | [1 0 0] | [255 0 0] |
緑 | [0 1 0] | [0 255 0] |
青 | [0 0 1] | [0 0 255] |
白 | [1 1 1] | [255 255 255] |
黒 | [0 0 0] | [0 0 0] |
データ型: char
| double
| single
| uint8
target
— ターゲット
Figure
オブジェクト | Axes
オブジェクト | PolarAxes
オブジェクト | GeographicAxes
オブジェクト | スタンドアロンの可視化
ターゲット。次の値のいずれかとして指定します。
Figure
オブジェクト。Figure のカラーマップは、Figure 内のすべての座標軸のプロットに適用されます。Axes
オブジェクト、PolarAxes
オブジェクト、またはGeographicAxes
オブジェクト。Figure 内の異なる座標軸に対して、固有のカラーマップを定義できます。Colormap
プロパティをもつスタンドアロンの可視化。たとえば、HeatmapChart
オブジェクトのカラーマップの変更またはクエリができます。
出力引数
cmap
— カラーマップの値
RGB 3 成分から成る 3 列の行列
カラーマップの値。RGB 3 成分から成る 3 列の行列として返されます。行列の各行に、カラーマップの 1 つの色を定義する RGB 3 成分が 1 つずつ格納されます。値の範囲は [0, 1] です。
詳細
カラーマップ
"カラーマップ" とは、surface、image および patch の各オブジェクトのようなグラフィックス オブジェクトの色を定義する値の行列です。MATLAB® は、データ値をカラーマップ内の色にマップして、オブジェクトを描画します。
カラーマップの長さは任意ですが、幅は 3 列でなければなりません。行列の各行は、RGB 3 成分を使用して 1 色を定義します。RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。通常、強度値は範囲 [0, 1] の double
値または single
値です。0
の値は色なし、1
の値は最大強度を表します。たとえば、このコマンドは、黒、赤、緑、青、白の 5 色をもつカラーマップを作成します。
mymap = [0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 1 1 1 1];
可視化のカラー スキームを変更するには、関数 colormap
を呼び出して、座標軸または Figure を含むカラーマップを変更します。たとえば、次のコマンドは表面プロットを作成し、Figure のカラーマップを mymap
に設定します。
surf(peaks) colormap(mymap)
ヒント
カラーマップの範囲、およびこれらの範囲とデータの範囲との関連付けを制御するには、関数
clim
を使用します。R2022a より前:
caxis
を使用します。その構文と引数はclim
と同じです。
バージョン履歴
R2006a より前に導入R2023a: 既定のカラーマップを設定する場合にカラーマップ行列を返す
オプションで、現在の Figure のカラーマップを既定値に設定する場合に出力引数を指定してカラーマップ配列を格納できます。以下に例を示します。
cmap = colormap("default")
R2020b: ヒートマップのカラーマップ 'default'
オプションは parula
ではなく青のカラーマップを表示
ヒートマップ チャートのカラーマップを 'default'
に設定すると、チャートのカラーマップがヒートマップ チャートの既定の青のカラーマップに設定されます。R2020a 以前のリリースでは、'default'
オプションによってカラーマップが parula
に変更されます。
ヒートマップ チャートの既定のカラーマップを指定するには、チャートを関数 colormap
に渡します。
h = heatmap(rand(10));
colormap(h,'default')
ヒートマップ チャートのみがこの変更の影響を受けます。
R2018a: Figure のカラーマップを設定すると座標軸のカラーマップも設定される
R2018a 以降、Figure のカラーマップを設定した場合、その Figure 内の座標軸とチャートは同じカラーマップを使用します。以前は、カラーマップを明示的に設定した座標軸とチャートは、Figure のカラーマップを設定したときに影響を受けませんでした。Axes
オブジェクトに Figure とは異なるカラーマップを使用する場合は、Figure のカラーマップを設定した後に座標軸のカラーマップを設定します。
MATLAB コマンド
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