Array Plot
ベクトルまたは配列の表示

ライブラリ:
DSP System Toolbox /
Sinks
説明
Array Plot ブロックはデータのベクトルまたは配列をプロットします。
Array Plot はデータが "x" 軸に沿って等間隔に配置されたベクトル プロットになります。間隔を変更するには、Sample Increment
プロパティを変更します。
利用可能な測定:
データ カーソル — 垂直および水平カーソルを使用して信号値を測定します。
信号の統計 — 選択した信号の最大値、最小値、ピーク間の差、平均値、中央値および RMS 値が表示されます。
ピークの検出 — 最大値を検出し、それらが発生する x 軸の値を表示します。
端子
入力
Port_1 — 可視化する信号
スカラー | ベクトル | 行列 | 配列
可視化する信号を接続します。最大で 96 個の入力端子を持つことができます。入力信号には次の特性がなければなりません。
固定数のチャネルでサイズは可変
離散、連続、または定数のサンプル時間
実数値または複素数値
浮動小数点データ型または固定小数点データ型
2 次元の非スカラー
Array Plot ブロックはフレーム長の異なる入力をサポートします。
このブロックは固定小数点入力を受け入れますが、表示用に double
に変換します。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| Boolean
| fixed point
| enumerated
複素数のサポート: あり
プロパティ
Array Plot の設定方法およびツールストリップの使用方法については、Configure Array Plotを参照してください。
プロット
凡例 — 信号の凡例を表示
オフ (既定値) | オン
プロットに凡例を表示するには、このオプションを選択します。凡例にリストされている名前は Channel Names
プロパティから取得されます。
表示する信号を凡例から制御できます。この制御は、[スタイル] プロパティでの可視性の変更と等価です。スコープの凡例で、信号名をクリックするとそのスコープ内の信号が非表示になります。信号を表示する場合は、信号名を再度クリックします。信号を 1 つのみ表示する場合は信号名を右クリックします。これにより、他のすべての信号が非表示になります。すべての信号を表示するには Esc キーを押します。
メモ
凡例には信号が最初の 20 個のみ表示されます。追加の信号を凡例から制御することはできません。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: ShowLegend |
型: logical |
振幅と位相 — 表示領域を振幅プロットと位相プロットに分割
オフ (既定値) | オン
オン — 振幅プロットと位相プロットを表示します。信号が実数である場合、スコープで振幅について信号の絶対値がプロットされます。位相は、正の値の場合には 0°、負の値の場合には 180° になります。この機能は、複素数値の入力信号の場合に役に立ちます。入力が実数値の信号である場合、このチェック ボックスをオンにすると、振幅について信号の絶対値が返されます。
オフ — 信号のプロットを表示します。信号が複素数である場合、スコープで同じ y 軸上に実数部と虚数部がプロットされます。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: PlotAsMagnitudePhase |
型: logical |
測定
測定値の詳細については、Use Array Plot Measurementsを参照してください。
設定
データと軸X データ モード — x 軸の間隔のタイプ
サンプルのインクリメントと X オフセット (既定値) | カスタム
x 軸のデータ値間に使用する間隔のタイプを選択します。
サンプルのインクリメントと X オフセット — サンプルのインクリメントとX オフセットの値を使用して x 軸のデータを指定します。
カスタム — Custom X-dataプロパティを使用してカスタム間隔を指定します。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: XDataMode |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
値: 'Sample increment and X-offset' | 'Custom' |
サンプルのインクリメント — x 軸の間隔
1
(既定値) | 有限スカラー
x 軸に沿ったサンプル間の間隔を有限の数値スカラーとして指定します。入力信号は y 軸のデータのみです。x 軸のデータは [サンプルのインクリメント] とX オフセットの両方の値に基づいて自動的に設定されます。
例: [X オフセット] が 0 で [サンプルのインクリメント] が 1 の場合、x 軸の値は 0、1、2、3、4、… に設定されます。
例: [X オフセット] が -1 で [サンプルのインクリメント] が 0.25 の場合、x 軸の値は -1、-0.75、-0.5、-0.25、0、… に設定されます。
調整可能: Yes
依存関係
このプロパティを使用するには、X データ モードを Sample increment and X-offset
に設定します。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: SampleIncrement |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
値: スカラー |
X オフセット — x 軸のオフセット
0
(既定値) | スカラー
x 軸に適用するオフセットを数値スカラーとして指定します。x 軸のデータはサンプルのインクリメントと [X オフセット] の両方の値に基づいて自動的に設定されます。X オフセットは x 軸の最初の値を表します。
例: [X オフセット] が 0 で [サンプルのインクリメント] が 1 の場合、x 軸の値は 0、1、2、3、4、… に設定されます。
例: [X オフセット] が -1 で [サンプルのインクリメント] が 0.25 の場合、x 軸の値は -1、-0.75、-0.5、-0.25、0、… に設定されます。
調整可能: Yes
依存関係
このプロパティを使用するには、X データ モードを Sample increment and X-offset
に設定します。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: XOffset |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
値: スカラー |
Custom X-data — x 軸のデータ値
空のベクトル (既定値) | 入力フレーム長と等しい長さのベクトル
x 軸のデータ値を入力のフレーム長と長さの等しいベクトルとして指定します。既定の値 (空のベクトル) を使用する場合、x 軸のデータは区画 (0:L-1) に等間隔に配置されます。ここで L はフレーム長です。
例: [0:log10(44100/2):1024]
は x 軸のデータのカスタムの対数スケールです。
調整可能: Yes
依存関係
このプロパティを使用するには、X データ モードを Custom
に設定します。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: CustomXData |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
値: スカラー |
既定値: '[]' |
X 軸のスケール — x 軸のスケール
Linear
(既定値) | Log
x 軸のスケールとして Linear
または Log
を選択します。
調整可能: Yes
依存関係
[X オフセット] が負の値の場合は、このパラメーターを Log
に設定できません。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: XScale |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
Y 軸のスケール — y 軸のスケール
Linear
(既定値) | Log
y 軸のスケールとして Linear
または Log
を選択します。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: YScale |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
Y 軸範囲 — y 軸の範囲
[-10,10]
(既定値) | [ymin, ymax]
y 軸の範囲を 2 要素の数値ベクトルとして指定します。形式は [ymin, ymax]
です。
[振幅と位相] がオフの場合、既定値は [-10,10]
です。振幅および位相のプロットがオンの場合、既定値は [0,10]
です。
調整可能: Yes
依存関係
PlotAsMagnitudePhase
を true
に設定すると、このプロパティにより振幅プロットの y 軸範囲のみ指定されます。位相プロットの y 軸範囲は常に [-180,180]
となります。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: YLimits |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
値: 2 要素の数値ベクトル |
プロット タイプ — プロットのタイプ
Stem
(既定値) | Stairs
| Line
Stem
— ステム グラフ。x 軸に垂直な線をもつ入力値において円として表示されます。Line
— 線グラフStairs
— 階段状グラフ。階段状グラフは、水平線と垂直線でのみ構成されています。各水平線は、離散サンプル期間の信号値を表し、2 本の垂直線に接続されます。各垂直線は、特定のサンプル時間に発生している信号値の変化を表します。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: PlotType |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
グリッド — 内部グリッド ラインを表示
オン (既定値) | オフ
プロットにグリッド ラインを表示するには、このオプションを選択します。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: ShowGrid |
型: logical |
タイトル — 表示名
なし (既定値) | string
表示のタイトルを指定します。タイトルに入力信号名を使用するには、%<SignalLabel>
を入力します。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: Title |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
既定値: '' |
X ラベル — x 軸ラベル
なし (既定値) | string
x 軸の下に表示するスコープの文字を指定します。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: XLabel |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
既定値: '' |
Y ラベル — Y 軸ラベル
なし (既定値) | string
y 軸上に表示するテキストを指定します。信号の単位を表示するには、(%<SignalUnits>)
をラベルに追加します。シミュレーションの開始時に、Simulink は (%<SignalUnits>)
を信号に関連付けられた単位で置き換えます。
例: 単位が m/s
の速度信号の場合、「Velocity (%<SignalUnits>)
」と入力します。
調整可能: Yes
依存関係
[振幅と位相] をオンにすると、このプロパティは適用されません。y 軸には Magnitude
および Phase
というラベルが付けられます。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: YLabel |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
既定値: '' |
プロパティ インスペクターのみ
入力端子の数 — 入力端子の数
1 (既定値) | 1 ~ 96 の整数
ブロックに対する入力端子の数。1 ~ 96 の整数として指定します。入力端子の数を変更するには、新しい入力信号線をブロックにドラックすると、ブロックによって新しいポートが自動作成されます。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: NumInputPorts |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
値: 1 ~ 96 のスカラー |
シミュレーションの開始時に開く — 開始時にスコープを自動的に開く
オン (既定値) | オフ
このパラメーターをオンにすると、シミュレーションの実行時に [Array Plot] ウィンドウが自動的に開きます。
このパラメーターは、プロパティ インスペクターからのみ利用可能です。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: OpenAtSimulationStart |
型: logical |
チャネルの名前 — 入力チャネル名
[]
(既定値) | 文字ベクトル | string | string または文字ベクトルの配列
入力チャネル名。文字ベクトルまたは string として指定するか、いずれかの配列として指定します。名前は凡例、[設定] パネル、[測定値] パネルに表示されます。名前が指定されない場合、チャネルには Channel 1
、Channel 2
などのラベルが付けられます。
例: ["A","B"]
依存関係
チャネル名を表示するには、凡例を true
に設定します。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: ChannelNames |
型: 文字ベクトルの cell 配列または string 配列 |
座標軸のスケーリング — Y 軸のスケーリング モード
OnceAtStop
(既定値) | Manual
| Auto
| Updates
OnceAtStop
— シミュレーションの終了後に y 軸をスケーリングします。Manual
— [Y 軸の範囲をスケール] ツール バー ボタンを使用して、y 軸の範囲を手動でスケーリングします。Auto
— シミュレーション中およびシミュレーション後に y 軸の範囲をスケーリングします。Updates
— 更新回数テキスト ボックスで指定されたタイム ステップ数 (既定値100
) の後 y 軸をスケーリングします。スケーリングは各実行中に 1 回のみ実行されます。
調整可能: Yes
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: AxesScaling |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
更新回数 — スケーリング前の更新回数
10
(既定値) | 整数
このプロパティを設定すると、y 軸の自動スケーリングが遅延されます。
調整可能: Yes
依存関係
このプロパティを有効にするには、座標軸のスケーリングを AfterNUpdates
に設定します。
プログラムでの使用
ブロック パラメーター: AxesScalingNumUpdates |
型: 文字ベクトルまたは string スカラー |
値: スカラー |
ブロックの特性
データ型 |
|
直達 |
|
多次元信号 |
|
可変サイズの信号 |
|
ゼロクロッシング検出 |
|
拡張機能
C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
このブロックは、コードを生成するシステムにおけるシミュレーションの可視化に使用できますが、生成されたコードには含まれません。
バージョン履歴
R2015b で導入
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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