技術サービスおよび技術コンサルティング

技術サービスプロバイダーは、MATLAB および Simulink を使用して、顧客の技術的な問題を解決しています。MATLAB の計算および設計プラットフォームで構築すると、複数のチームで共通の製品群を共有し、作業やアイデアを交換することができます。また、専門分野に特化したツールボックス、アプリ、アドオン製品を追加して、特定の領域に展開しつつ、MATLAB と Simulink の機能についてチーム全体でトレーニングを行うこともできます。これらの製品を使用することで、航空宇宙および自動車システム、無線通信、医療用画像処理などの産業分野におけるプロジェクトを加速することができます。

MATLAB と Simulink を使用すると、次のことが可能になります。

  • エンジニアリング システムの開発
  • 組み込みシステム設計の最適化
  • 複雑な物理現象のシミュレーション
  • モデルベースデザイン (MBD、モデルベース開発,) と自動コード生成を使用したアルゴリズムの実装
  • システム開発のためのアジャイル開発の導入
  • クラウド コンピューティングを活用した拡張

「当社ではすべてのモデルで高い忠実度を実現しており、忠実度では妥協したくありませんでした。しかし、そのための反復的なシミュレーション プロセスの実行では、シミュレーション時間をできるだけ短縮したいと考えていました。」

ビジネス開発のためのデジタル トランスフォーメーション

業界で信頼されているモデル化と解析のツールを活用して、エンジニアリング サービスの組織を構築します。MATLAB と Simulink で互換性のあるツールボックスとアドオンを使用して、発展と最新のトレンドへの適応を可能にする柔軟で効率的なチームを構築することができます。あらかじめ用意されたリファレンス アプリケーションとアーキテクチャを使用し、さまざまなアプリケーションを簡略化することができます。これには、エンタープライズ IT システム、クラウド、および運用データ インフラストラクチャとの統合、クラスターへの計算のスケーリング、モデルとコードをアプリケーションとして展開して MATLAB を使用していない人と共有することなどが含まれます。

デジタルトランスフォーメーション

ディープラーニングおよび画像処理

ディープラーニングおよび画像処理

わずか数行の MATLAB コードで、測定データを使用してオブジェクトの特定や異常状態の予測を行うディープラーニング モデルを構築できます。Image Processing Toolbox アプリを使用すると、画像データのセグメント化や大規模な画像データセットのバッチ処理など、一般的なプロセスを自動化できます。MATLAB は、装置のサーマルイメージング、ヘルスアナリティクスのための生体分類、製造業の品質検査などの画像処理アプリケーションに使用することができます。MATLAB によるディープラーニングでは、画像、ビデオ、信号データから直接特徴表現を学習できます。


モデルベースデザインと製品開発

MATLAB および Simulink を使用したモデルベースデザインの実装により、開発期間を 50% 以上短縮できます。モデルベースデザインでは、システムモデルが開発プロセスの中心になるため、チーム間のコミュニケーションの障壁が大幅に軽減され、シミュレーションを行うことでシステムの性能を早期に検証できます。チームのリソースと焦点を、コード実装や低水準のドライバーのデバッグから、システム設計とテストに移すことができます。

App Designer、MATLAB Compiler、Simulink Compiler を使用すると、MATLAB や Simulink の使用方法を知らなくても、カスタムの UI を備えた独立したアプリケーションを作成し、他の人と共有することができます。

Virgin Orbit の LauncherOne 機体組立て (上) と、フェアリング、ペイロード、第一段階、第二段階を示す分解図 (下)。

FPGA と SoC の自動プロトタイピング

CPU、FPGA、SoC、およびあらゆる種類のハードウェアへの展開

MATLAB および Simulink を使用すると、実稼働環境にある多くのターゲットにモデルを展開できます。モデルを C、C++、HDL、および CUDA® に変換して、組み込みデバイスやエッジデバイスに展開することができます。また、MATLAB と Simulink を使用すると、社内で開発したエンタープライズ デスクトップ アプリケーションやサーバー アプリケーションとモデルを統合することもできます。シミュレーションやアプリケーションを高速化するために、生成された C/C++ コードや MEX コード、GPU、または計算ノードのプールを使用することができます。


アジャイルなシステム開発

モデルベース デザインでは、アジャイルの原則に従って、物理コンポーネントとソフトウェアで構成されるシステムの開発が行われます。モデルベース デザインは、要件の把握、システムアーキテクチャ、コンポーネントの設計から、実装、検証、テスト、展開に至るまで、開発サイクル全体に適用されます。マルチドメイン システムのシミュレーションにより、実用的な設計に直結し、顧客とのやり取りが容易になるため、変化する要件にすばやく対応することができるようになります。自動コード生成により動作するソフトウェアが生成され、即座にターゲット ハードウェアに展開して、テストすることができます。

Simulink は、Jenkins™、Jira、Git™、GitHub® などのアジャイル開発ツールと統合できます。