MATLAB と Simulink を使用して、AMD® Zynq® UltraScale+™ RFSoC デバイス上で無線システムの設計、展開、検証を行います。

  • ハードウェア、MATLAB、Simulink 間のデータストリーミングによる RF 性能の特性評価。
  • 規格準拠 (5G、LTE) およびカスタム波形の活用。
  • ハードウェア アーキテクチャとアルゴリズムのモデル化とシミュレーション。
  • HDL コードと C コードの自動生成を使用した Zynq UltraScale+ RFSoC ボードへのシステム展開。
  • MATLAB と Simulink のテスト環境に接続されたハードウェア上で実行中のアルゴリズムのデバッグと検証。

ストリーミングデータによるシステムの RF 性能の検証

MATLAB と Simulink を使用して、規格準拠の 5G と LTE の波形およびカスタム波形を、ハードウェアを介して送受信する際にストリーミングします。MATLAB で結果を測定して、Qorvo RF フロントエンドを搭載した Avnet® Zynq UltraScale+ RFSoC 開発キットや RFSoC Gen-3 向け Avnet 広帯域ミリ波無線開発キットなどのシステムの RF 性能を特性評価します。

Xilinx RFSoC と Avnet RFSoC の開発キット

コード例とドキュメンテーション

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AMD Zynq UltraScale+ RFSoC デバイス向け無線システムのシミュレーション

RFSoC デバイス向けの SoC 設計をシミュレーションして解析します。アルゴリズムは、Arm Cortex-53 で実行する部分と、IP コアとしてプログラマブル ロジックに実装する部分に分割することができます。プロセッサとプログラマブル ロジック間の効果的な通信を AXI4 インターコネクトを介してモデル化するだけでなく、オフチップの DDR メモリとの通信をモデル化することもできます。RFSoC テンプレートを使用してリファレンス設計をシミュレーションし、内外の接続が送受信通信アルゴリズムに与える影響を解析します。たとえば、メモリ動作や無線周波数 (RF) の入出力 (I/O) 動作などです。


RFSOC ボード

AMD Zynq UltraScale+ RFSoC ボードへのモデル展開

RFSoC デバイスの RF データコンバーターを MATLAB から直接構成します。Simulink のアルゴリズムモデルから HDL コードと組み込み C コードを生成し、AMD Zynq UltraScale+ RFSoC ZCU111 評価キットZynq UltraScale+ RFSoC ZCU216 評価キットZynq UltraScale+ RFSoC ZCU208 評価キットのようなプロトタイプ ハードウェアにシステムを展開します。


Zynq UltraScale+ RFSoC ハードウェア上に展開されたアルゴリズムの検証

Verilog テストベンチVHDL テストベンチを作成する代わりに、HDL コシミュレーションを使用して、MATLAB と Simulink のテストベンチで RFSoC デバイスへの実装用 HDL コードを検証できます。サポート対象のシミュレーターには、Siemens Questa™、Cadence® Xcelium®、Synopsys® VCS®、AMD® Vivado™ などがあります。その後、MATLAB と Simulink のテストベンチを RFSoC 開発ボードで再利用し、FPGA インザループテストを用いてハードウェア実装を検証することができます。

解析のための信号の取得と MATLAB へのアップロード