Wireless HDL Toolbox

5G New Radio (NR)

セルサーチとマスター/システム情報ブロック (MIB/SIB1) リカバリ向けに、事前構築済みかつ検証済みの 5G NR サブシステム IP を統合します。LDPC、Polar、CRC などの 5G NR IP ブロックを使用して、カスタムハードウェアを設計します。

構成可能な OFDM

直交周波数分割多重 (OFDM とは (5:16)) ハードウェア サブシステム IP を使用してデータを送信および受信します。HDL 向けに最適化された IP ブロックを使用して、OFDM ベースのカスタム FPGA または ASIC ハードウェアを設計します。

衛星通信

FPGA または ASIC 実装に対応した DVB-S2 および CCSDS ベースの衛星通信を設計します。DVB-S2 受信機などのサブシステム IP を統合したり、HDL 向けに最適化された IP ブロックを使用して独自の IP を開発したりできます。

WLAN

FPGA または ASIC ハードウェアに対応した無線 LAN 通信システムを開発します。WLAN 受信機または時間および周波数同期サブシステムから始めるか、あるいは IP ブロックを使用してカスタム機能を作成します。

LTE

セルサーチ、マスター/システム情報ブロック (MIB/SIB1) リカバリ、または多入力多出力 (MIMO) LTE 送信機向けに、事前構築済みかつ検証済みの 4G LTE サブシステム ハードウェア IP を統合します。

カスタム通信

ハードウェアで実証済みの基本ブロック IP を使用して、カスタム通信システムを開発します。デジタル プリディストーター (DPD) や可変サイズ FFT などの設計例を使用して、すぐに開発を始められます。

検証

ハードウェア対応モデルのシミュレーションを実行しながら、その結果を MATLAB のリファレンス アルゴリズムと比較します。HDL Verifier により、生成された HDL を使用したコシミュレーションや、RTL 検証用のモデルの生成 (5:45)を行います。

FPGA、ASIC、および SoC への展開

HDL Coder を使用して、アプリケーションのターゲットを FPGA ベースのソフトウェア無線 (SDR) プラットフォーム (34:04)に設定し、ライブの OTA (over-the-air) 信号を使用してプロトタイプを作成し、同じモデルを量産展開に再利用できます。

「Wireless HDL Toolbox の LTE ゴールデン リファレンス モデルを活用し、HDL Coder を使用してモデルのコードを Zynq® UltraScale+™ RFSoC ボードに展開することにより、実装を加速させることができました。この方法で、エンジニアリングの作業量を少なくとも 1 年分減らすことができたため、デジタルエンジニアを増員することなく、私 1 人で実装を完了できました。」

Matthew Weiner, RF Pixels