DO-178C 規格は、ソフトウェアが航空機搭載システムでの使用認定を受けるための一連の目標を定義しています。DO-178C 目標の達成を支援する検証手法を用いることにより、システム開発におけるリスクおよび労力を軽減することができます。
- 実行可能な仕様を作成することにより、システム要件を反復して調整
- 堅牢性および保守性を確保するために、モデル化とシミュレーションを活用してアーキテクチャを定義し、設計の選択肢を確認
- back-to-back テストおよび要件からテストに至るまでのエンドツーエンドのトレーサビリティにより、コードと実行可能なカバレッジを実証
- モデルおよびコードのレビュー作業を自動化
- 形式的手法の使用によりテスト作業を軽減
MATLAB および Simulink による DO-178 規格への対応
要件およびトレーサビリティの管理
エンドツーエンドのトレーサビリティにより、システム要件を管理します。
- リッチテキスト、画像、およびそのすべての属性を使用して要件を作成
- 目標の達成度を確認および実証
- 認証監査のために要件文書を作成
設計の実装および検証
設計の堅牢性と保守性を確保するよう、アーキテクチャの設計および実装の選択を行います。
- 実装を分解してコンポーネント化
- データ結合および制御結合を管理
- 正確性および業界標準への準拠について設計をチェック (DO-178C/DO-331 チェック、DO-254 チェック)
- 認証監査のために設計文書を作成
- コードを生成してコードとモデル間の適合性を確認
要件に基づいた実装のテスト
機能的期待値および技術的期待値に関する要件への適合性を実証します。
- 形式的テスト向けに、要件の成熟度を向上させるために使用したテスト手順を再利用
- モデル開発に要件ベースのテストを使用
「従来の手作業のプロセスで作成したコードと同じように、当社では生成されたコードの品質に高い信頼を置いています。Embedded Coder により正しいコードを生成し、Simulink Code Inspector を使用して、そのコードのモデルに対するトレーサビリティを確保できます。」
Jillian Alfred, Bell 525 fly-by-wire control law designer
関連情報
- DO-178C プロセス導入アドバイザリサービス
- DO-178C 開発プロセスにおける適格性確認済みツールの使用 (11 ビデオ)
- DO-178C の詳細なケーススタディ (無料ダウンロード)