コースの詳細
この1日コースでは、外部(レガシー)Cコードを Simulink®モデルに取り込み、シミュレーションを可能にするテクニックを習得します。 外部C関数を簡単に取り込めるC Caller、C Function ブロックを始めとして、MATLAB関数・スクリプトにより、C関数を実行ファイル・ブロック化できるレガシーコードツール、自由度高くシミュレーション動作を指定できるC MEX S-function などの機能の 利点について理解します。このコースは、Cコードを扱うSimulink ユーザーを対象としています。一部、S-Functionブロック等を含むモデルからの自動コード生成も取り上げて解説します。
- Simulink® ブロックを使用した外部 C コードの取り込み
- レガシ コードからの S-Function の作成
- ラッパー S-Function の記述
- 取り込まれた C コードの展開
- C コード取り込み方法の復習
1日目
Simulink® ブロックを使用した外部 C コードの取り込み
学習目標: C CallerブロックとC Functionブロックを使用して、CコードをSimulinkモデルに取り込む方法について学習します。
- アルゴリズム的な C コードの取り込み
- カスタム データ型を持つ C コードの取り込み
- 状態を持つコードの取り込み
- カスタム C コード ブロックの共有
レガシ コードからの S-Function の作成
学習目標: 自動化ツールを使用して、Cコードを Simulink モデルに取り込む方法について学習します。
- レガシ コード ツールを使用した外部 C 関数の呼び出し
- 状態の取り扱い
- コンパイル済み S-Function の共有
ラッパー S-Function の記述
学習目標: C MEX S-function をマニュアルコーディングして、Cコードを Simulink モデルに取り込む方法について学習します。
- C MEX S-Function の記述
- C MEX S-Function からの外部コードの呼び出し
- 作業ベクトル
- C MEX S-Function のデバッグ
- マルチレート C MEX S-Function
取り込まれた C コードの展開
学習目標: Simulink Coder™ を使用してコードを自動的に生成するための手順と制限について学習します。
- C Caller ブロックおよび C Function ブロックからのコードの生成
- C MEX S-Function からのコードの生成
- 関数のインライン化
- ターゲット固有のコードの取り込み
C コード取り込み方法の復習
学習目標: 複数のコードの統合方法を確認し、それぞれの長所と短所について理解します。
- すべての C コード取り込み方法の復習
- C コード取り込み方法の選択
レベル: 中級
必要条件:
- Simulink 基礎
- MATLAB 基礎
- を受講された方で、C 言語のプログラミング知識がある方
期間: 1 日
言語: Deutsch, English, 日本語