App Designer を利用すると、ソフトウェア開発の専門家でなくても完成度の高いアプリを作成できます。 ビジュアル コンポーネントをドラッグ アンド ドロップしてグラフィカル ユーザー インタ-フェイス (GUI) のレイアウトの設計を行い、統合されたエディターを使ってそれぞれの動作をすばやくプログラミングできます。
MATLAB Drive™ を使用してアプリを共有するか、MATLAB Compiler™ や Simulink Compiler™ を使用してスタンドアロンのデスクトップアプリや Web アプリを作成してアプリを共有しましょう。
アプリの作成
統合された環境で、ユーザー インターフェイスを配置し、アプリの動作のコードを記述しましょう。
アプリの作成
App Designer では、アプリ作成における 2 つの主要なタスクである、グラフィカル ユーザー インタ-フェイス (GUI) のビジュアル コンポーネントの配置と、アプリ動作のプログラミングが統合されています。これは MATLAB でアプリを作成するための推奨環境です。
MATLAB でのアプリの作成 (2 ビデオ)
GUIDE* で作成した既存のアプリがある場合は、GUIDE to App Designer Migration Tool を使用して、既存の GUIDE アプリを App Designer に移行できます。
* GUIDE は今後のリリースで削除される予定です。
ユーザー インターフェイスの設計
ビジュアル コンポーネントをデザインキャンバス上にドラッグ アンド ドロップし、整列のヒントを使って正確に配置します。アプリの配置や設計を指定するオブジェクト指向コードが、App Designer により自動的に生成されます。
アプリの動作の定義
統合されている MATLAB エディターを使用して、アプリの動作を定義します。App Designer ではコードアナライザーを使用して、コーディングの問題を自動的にチェックできます。コードに関する警告やエラーメッセージがコードを記述しているときに表示されるため、これらのメッセージに基づいてアプリを修正できます。Stateflow® チャートを使用してアプリの動作をモデル化することもできます。
アプリのコンポーネント
App Designer で利用できる豊富なコンポーネントおよびカスタムの操作を使用して、最新のフル機能のアプリケーションを作成しましょう。
コンポーネント ライブラリ
ボタン、チェックボックス、ツリー、ドロップダウンリストなどの標準のコンポーネントを使用してアプリを作成します。App Designer には、計器盤の外観と動作を再現するゲージ、ランプ、ノブ、スイッチも用意されています。タブ、パネル、グリッドレイアウトなどのコンテナー コンポーネントを使用して、ユーザー インターフェイスを構成することもできます。
コンポーネントの操作
ユーザーがアプリを操作するときに実行されるコンポーネントのコールバックおよびカスタムのマウスとキーボードの操作を追加します。アプリ内でユーザーがデータを対話的に探索することができるように、2 次元および 3 次元のプロットやテーブルを使用します。
アプリの共有
MATLAB を持っていないユーザーも含めて、他のユーザーとアプリを共有しましょう。
MATLAB ユーザーとのアプリの共有
MATLAB アプリを 1 つのファイルにパッケージ化し、MATLAB デスクトップおよび MATLAB Online で使用可能なファイルを他のユーザーと簡単に共有できます。アプリをパッケージ化すると、MATLAB は単一のアプリ インストール ファイル (.mlappinstall) を作成します。このインストールファイルにより、アプリ作成者以外のユーザーも、そのアプリをインストールして、アプリギャラリーからシングルクリックでアクセスできるようになります。
その後、MATLAB Online および MATLAB Drive を介して他の MATLAB ユーザーとアプリを共有し、ファイルの編集権限を拡張することによって、他のユーザーはアプリ設計の実行および共同作業を行うことができます。
スタンドアロンのデスクトップアプリおよび Web アプリの作成
MATLAB Compiler や Simulink Compiler を使用してスタンドアロン アプリケーションを作成し、他のユーザーと無償で共有することができます。アプリを対話型 Web アプリとしてパッケージ化し、MATLAB Web App Server を使用して共有することもできます。エンドユーザーは、追加のソフトウェアをインストールすることなく、ブラウザーから直接 Web アプリを実行することができます。