MATLAB Drive を使用したファイルの共有
MATLAB® および MATLAB Drive™ Online のファイルおよびフォルダーを共有して、他のユーザーと共同作業を行うことができます。共有する際に、他のユーザーがファイルを表示または編集できるかどうかを制御できます。個々のファイルを共有すると、MATLAB ではそのファイルを含むフォルダー全体が共有されます。ルート MATLAB フォルダーにあるファイルの共有はサポートされていません。
項目を共有するには次の 2 つの方法があります。
個々のメンバーを招待する — 個人的な招待を送信します。これにより、項目をプレビューしたり、項目を自分のファイルに追加したり、(許可されている場合) 項目のコンテンツを編集したりできるようになります。
リンクを共有する — 表示専用リンクを送信します。これにより、項目をプレビューしたりファイルに追加したりできるようになりますが、編集はできません。
MATLAB のインストール バージョンからファイルやフォルダーを共有するには、MATLAB Connector が有効になっている必要があり、さらにファイルまたはフォルダーが MATLAB Drive に配置されていなければなりません。MATLAB Online™ を使用している場合は、共有が常に有効になっているため、MATLAB Connector は必要ありません。
メモ
セキュリティについての考慮事項: フォルダーにシステム上の他のフォルダーへのシンボリック リンクが含まれている場合は、そのフォルダーを共有すると、共有フォルダーの受信者に、システム上の他の場所へのアクセスを許可することになる場合があります。MATLAB Drive は、シンボリック リンクを作成することはありませんが、既存のシンボリック リンクをたどります。
個人的な招待でのファイルおよびフォルダーの共有
個人的な招待を送信してファイルおよびフォルダーを共有できます。個人的な招待で項目を共有すると、項目を表示または編集する権限を他のユーザーに付与できます。
招待を送信するには、次を行います。
MATLAB [ファイル] パネルまたは MATLAB Drive Online で、共有するファイルまたはフォルダーを右クリックし、[共有] 、 [メンバーの招待] を選択します。既にファイルまたはフォルダーが共有されている場合は、共有されているファイル、フォルダー、またはフォルダー内のサブフォルダーを右クリックし、[メンバーの管理] を選択します。
あるいは、MATLAB Drive Online では、ページの上部にある [共有] リンクをクリックします。MATLAB [ファイル] パネルでは、ファイルまたはフォルダーの右にある [プレビュー] ボタン をクリックして、利用可能な共有オプションから選択することもできます。
R2026a より前: MATLAB から共有するために選択できるのはフォルダーのみです。個々のファイルの選択はサポートされていません。
ファイルを共有する場合は、[続行] をクリックして、そのファイルを含むフォルダー全体を共有することに同意します。

招待ウィンドウで、ファイルまたはフォルダーを共有する相手の電子メール アドレスを入力します。一度に複数のユーザーを招待するには、電子メール アドレスをセミコロンまたはコンマで区切ります。
以前にファイルまたはフォルダーを共有したことがある場合は、最近共有した、または頻繁に共有したユーザーのリストから選択することもできます。このリストには、招待を受け入れたことのあるユーザーのみが含まれます。リスト内のユーザーを検索するには、そのユーザーの名、姓、または電子メール アドレスを入力します。
各招待者の権限レベルを選択します。
表示可能(読み取り専用)編集可能(編集権限)
ユーザーごとに異なる権限を割り当てるには、個別の招待を送信します。
(オプション) 招待に含めるメッセージを追加します。
[送信] をクリックします。MATLAB Drive により、選択したユーザーに電子メールが送信されます。

権限の変更とアクセス権限の取り消し
個人的にユーザーを招待した後は、いつでもそのユーザーのアクセス権限を変更できます。
ユーザーのアクセス権限を変更するには、次のようにします。
MATLAB [ファイル] パネルまたは MATLAB Drive Online で、共有されているファイル、フォルダー、または共有フォルダー内のサブフォルダーを右クリックし、[共有] 、 [メンバーの管理] を選択します。
あるいは、MATLAB Drive Online では、ページの上部にある [共有] リンクをクリックします。MATLAB [ファイル] パネルでは、ファイルまたはフォルダーの右にある [プレビュー] ボタン をクリックして、[メンバーの管理] をクリックすることもできます。
ユーザーの名前の横にある権限を調整します。ユーザーのアクセス権限を取り消すには、ユーザーの名前の横にある [X] をクリックします。
[権限の更新] をクリックして確定します。ユーザーのアクセス権限を取り消す場合は、代わりに [削除] をクリックします。
表示専用リンクでのファイルおよびフォルダーの共有
表示専用リンクを作成すると、他のユーザーがファイルおよびフォルダーを表示できるようになります (ただし、編集はできません)。MATLAB Drive でファイルまたはフォルダーを開くためのリンクを作成できます。
表示専用リンクを作成するには、次のようにします。
MATLAB [ファイル] パネルまたは MATLAB Drive Online で、共有されているファイル、フォルダー、または共有フォルダー内のサブフォルダーを右クリックし、[共有] 、 [リンクの作成] を選択します。リンクが既に存在する場合は、代わりに [リンクの管理] を選択します。
あるいは、MATLAB Drive Online では、ページの上部にある [共有] リンクをクリックします。MATLAB [ファイル] パネルでは、ファイルまたはフォルダーの右にある [プレビュー] ボタン をクリックして、利用可能な共有オプションから選択することもできます。
R2026a より前: MATLAB から共有するために選択できるのはフォルダーのみです。個々のファイルの選択はサポートされていません。
ファイルを共有する場合は、[続行] をクリックして、そのファイルを含むフォルダー全体を共有することに同意します。

[続行] をクリックしてリンクを作成します。
[リンクのコピー] ボタンをクリックしてリンクをクリップボードにコピーします。
リンクを電子メールで送信するなどして、リンクを他のユーザーに共有します。

共有リンクの削除
表示専用リンクでのファイルまたはフォルダーの共有を停止するには、次のようにします。
MATLAB [ファイル] パネルまたは MATLAB Drive Online で、共有されているファイル、フォルダー、または共有フォルダー内のサブフォルダーを右クリックし、[共有] 、 [リンクの作成] を選択します。リンクが既に存在する場合は、代わりに [リンクの管理] を選択します。
あるいは、MATLAB Drive Online では、ページの上部にある [共有] リンクをクリックします。MATLAB [ファイル] パネルでは、ファイルまたはフォルダーの右にある [プレビュー] ボタン をクリックして、利用可能な共有オプションから選択することもできます。
[リンクの削除] をクリックします。
[削除] をクリックして削除を確定します。
ファイルへのリンクを削除する場合は、[続行] をクリックして、親フォルダーへのアクセス権限も削除することに同意します。
リンクを削除すると、そのリンクを使用しているすべてのユーザーがファイルまたはフォルダーにアクセスできなくなります。リンクを削除しても、個人的な招待を使用してアクセスできるユーザーには影響しません。権限を変更するには、権限の変更とアクセス権限の取り消しを参照してください。
自分に共有されているファイルおよびフォルダーへのアクセス
MATLAB Drive 内のファイルおよびフォルダーは、個人的な招待または表示専用リンクの 2 つの方法で共有されることがあります。個々のファイルが共有されている場合、MATLAB ではそのファイルを含むフォルダー全体が共有されます。
個人的な招待でのプレビュー
個人的な招待で共有されているファイルまたはフォルダーをプレビューするには、招待に含まれている [View File in MATLAB Drive] リンクまたは [View Folder in MATLAB Drive] リンクをクリックします。プレビューが MATLAB Drive Online で開きます。共有フォルダーの構造内を移動し、フォルダー内の個々のファイルをプレビューできます。
個人的な招待で共有されているファイルまたはフォルダーをプレビューするには、MathWorks アカウントが必要です。

MATLAB Drive Online で保留中の招待をすべて表示するには、ページの左側で [共有コンテンツ] をクリックします。

表示専用リンクでのプレビュー
表示専用リンクで共有されているファイルまたはフォルダーをプレビューするには、リンクをクリックします。プレビューが MATLAB Drive Online で開きます。共有フォルダーの構造内を移動し、フォルダー内の個々のファイルをプレビューできます。
リンクで共有されているフォルダーをプレビューするために MathWorks アカウントは不要です。

他のユーザーと共有するためのリンクのコピーを作成するには、
[リンクの共有] をクリックします。リンクによる共有ダイアログ ボックスで、[リンクのコピー] ボタンをクリックしてリンクをクリップボードにコピーします。
自分のファイルへの共有されているファイルおよびフォルダーの追加
共有されているファイルまたはフォルダーのコンテンツを操作するには、そのファイルまたはフォルダーを自分のファイルに追加します。共有ファイルを自分のファイルに追加すると、そのファイルを含むフォルダー全体が追加されます。共有フォルダーを自分のファイルに追加するには、MathWorks アカウントでログインする必要があります。
共有されているファイルまたはフォルダーを自分のファイルに追加するには、MATLAB Drive Online のプレビューで、ページ上部にある
[自分のファイルに追加] リンクをクリックします。次に、2 つのオプションから選択します。
ショートカットの追加 — 共有されているファイルまたはフォルダーのショートカットを作成します。
フォルダーのコピー — 共有されているファイルまたはフォルダーの自分用のコピーを作成します。このコピーには、自分だけがアクセスできます。
MATLAB Drive により、ファイルまたはフォルダーが自分のファイルに追加され、[ファイル] ビューで開きます。MATLAB Connector をインストールしている場合、ローカル ドライブに追加された共有フォルダーのコンテンツが Connector によって同期されます。

共有されているファイルおよびフォルダーの管理
共有されているファイルおよびフォルダーを自分のファイルに追加すると、その編集、名前変更、移動、および削除を行えます。
MATLAB と MATLAB Drive Online では、共有フォルダー アイコン ( または
) を使用して共有フォルダーが示されます。MATLAB Connector をインストールしている場合、Connector の [アクティビティ] セクションに共有ファイルが示され、ファイル名の下に [共有] と示されます。共有ファイルの編集権限がない場合、Connector には南京錠アイコン
が表示されます。

共有されているファイルおよびフォルダーの編集
編集権限がある場合は、MATLAB Online で、共有ファイルまたは共有フォルダーのコンテンツを変更できます。MATLAB Connector がインストールされている場合は、ローカル ドライブおよび MATLAB で変更を加えることもできます。自分や、そのファイルまたはフォルダーの他のメンバーが変更を加えると、Connector により、ローカル ドライブ上の項目が最新の状態に維持されます。
注意
編集権限をもつ複数のメンバーが同時に同じファイルを編集している場合、最後に保存されたバージョンにより、以前の変更が上書きされます。
共有ファイルまたは共有フォルダーのコンテンツに対する編集権限がない場合、編集はできません。
共有されているファイルおよびフォルダーの名前変更または移動
MATLAB Drive Online を使用して、共有フォルダーの名前を変更したり、MATLAB Drive 内の新しい場所に移動したりできます。MATLAB Connector がインストールされている場合は、ローカル ドライブまたは MATLAB でフォルダーの移動または名前変更を行うこともできます。
共有フォルダーの移動または名前の変更を行った場合、変更は自分の MATLAB Drive のみに影響します。他の共同作業者には、元の場所で元の名前の項目が引き続き表示されます。これは、共有フォルダーのオーナーである場合でも同様です。
注意
1 つの共有フォルダーを別のフォルダーに移動する場合、移動するフォルダーはその新しい親の権限を引き継ぎます。たとえば、あるメンバーが親フォルダーを編集できる場合、そのメンバーはその親フォルダーに移動されたフォルダーを編集できます。
編集権限がある場合は、共有ファイルまたは共有フォルダーのコンテンツを移動または名前変更することもできます。共有ファイルまたは共有フォルダー内の項目を移動または名前変更すると、その変更はフォルダーのすべてのメンバーに反映されます。
共有されているファイルおよびフォルダーの削除
MATLAB Drive 内の共有フォルダーを削除できます。共有されているフォルダーまたはファイルを削除すると、自分の MATLAB Drive からのみ削除され、ストレージ クォータにカウントされなくなります。その項目が共有されている他のユーザーは、引き続きアクセスできます。フォルダーの削除は MATLAB Drive Online で実行でき、編集権限がある場合は、MATLAB でも実行できます。
編集権限がある場合は、共有ファイルまたは共有フォルダーのコンテンツを削除できます。ファイルまたは共有フォルダーのコンテンツを削除すると、そのフォルダーにアクセスできるすべてのメンバーに対してそのコンテンツが削除され、ストレージ クォータにカウントされなくなります。
共有されているファイルおよびフォルダーの完全な削除
共有されているファイルまたはフォルダーを削除すると、MATLAB Drive では、削除された項目が [削除されたファイル] フォルダーに移動します。このフォルダー内の項目は、30 日後に自動的に完全に削除されます。ただし、[削除されたファイル] フォルダーのストレージ クォータを超過した場合は、それよりも早く削除されます。
項目を即時に完全に削除するには、項目を選択し、[完全に削除] リンクをクリックします。
[削除されたファイル] フォルダーから共有フォルダーを完全に削除した場合、その項目は自分の MATLAB Drive からのみ完全に削除されます。そのフォルダーへのアクセス権限をもつ他のユーザーは、引き続きそのフォルダーにアクセスできます。
削除したユーザーが共有フォルダーのオーナーである場合、そのフォルダーは "オーナーなし" になります。つまり、次のようになります。
新しいメンバーがフォルダーへのアクセス権限を得ることはできません。
項目へのアクセスを保留しているすべての招待がキャンセルされます。
共有ファイルまたは共有フォルダー内のコンテンツを完全に削除すると、そのコンテンツはフォルダーの他のメンバーに対しても完全に削除されます。
メモ
共有フォルダーに対する編集権限をもつアクティブ メンバーが存在する場合、そのフォルダーからコンテンツを完全に削除することはできません。
共有の制限
共有できるフォルダーの数、各フォルダーを共有できるユーザーの数、およびMATLAB Drive に保存できるデータの量には制限があります。
フォルダー共有の制限
MATLAB Drive には、最大 100 個の共有フォルダーを保持できます。この合計数には、自分が共有元となるフォルダー (他のユーザーが招待を受け入れたかどうかに関係なく) と、他のユーザーが共有元となり自分のファイルに追加したフォルダーとが含まれます。共有フォルダー内のサブフォルダーは、この制限の対象になりません。
100 個の共有フォルダー制限に達した場合は、次のようになります。
これ以上は、フォルダーを共有できません。
これ以上は、共有フォルダーを自分のファイルに追加できません。
共有フォルダーにアクセスするための招待を受け取った場合、ファイルはプレビューできますが、フォルダーへのショートカットを自分のファイルに追加できません。ただし、フォルダーの非共有コピーを作成し、それを自分のファイルに追加することはできます。フォルダーの非共有コピーを作成するには、MATLAB Drive Online で、フォルダーを選択し、
[自分のファイルに追加] リンクをクリックし、[フォルダーのコピー] を選択します。
ユーザー共有の制限
フォルダーを共有できるユーザーの数は、有効期限内にあるソフトウェア保守契約サービスの適切な MATLAB ライセンスがあるかどうかによって異なります。
有効な MATLAB ライセンスをお持ちの場合は、表示専用リンクを使用して 1,000 人のユーザーにフォルダーを共有できます。また、個人的な招待を使用してさらに 100 人に共有できます。
有効な MATLAB ライセンスをお持ちの場合は、表示専用リンクを使用して 10 人のユーザーにフォルダーを共有できます。また、個人的な招待を使用してさらに 10 人に共有できます。
個人的な招待の制限に到達すると、そのフォルダーを共有するために他のユーザーを招待することはできません。メンバーが共有フォルダーから離れたり、共有フォルダーにアクセスするための招待を拒否した場合は、追加の招待を送信できます。
表示専用リンクを使用してフォルダーを共有する場合、リンクにアクセスするユーザーの数がフォルダーの最大数に達すると、他のユーザーがそのリンクを使用しようとしてもフォルダーにアクセスできません。
ストレージ クォータの制限
共有フォルダーを自分のファイルに追加すると、そのフォルダーに対してもっている権限が編集権限と表示専用権限のいずれであっても、共有フォルダーのコンテンツがストレージ割り当ての合計の一部として含まれます。フォルダーのメンバーがコンテンツを追加または削除すると、それに伴ってストレージの割り当てが更新されます。
ストレージの最大割り当て量を超えた場合は、次のようになります。
編集権限をもっている他のメンバーは共有フォルダーにコンテンツを追加できますが、自分は追加できません。
自分のファイルにフォルダーをさらに追加することも、新しい招待やフォルダーへの共有リンクを作成することもできません。
詳細については、Storage Quotaを参照してください。