MATLAB Web App Server

エンジニアや科学者によるデプロイ

エンジニアや科学者は、MATLAB App Designer のインターフェイス コンポーネントを使用してアプリを作成した後、MATLAB Compiler を使用してこれを対話型 Web アプリとしてパッケージ化します。Web アプリとして Simulink シミュレーションを実行するために、エンジニアや科学者は、Simulink Compiler を使用してコンパイル済みの Simulink モデルと MATLAB コードをパッケージ化します。

IT システム管理者による管理

IT システム管理者は、組織のエンタープライズ IT エコシステム内で MATLAB Web App Server の運用を管理します。MATLAB Web App Server は、異なるバージョンの MATLAB Runtime の実行が必要な場合でも、自動的に複数の Web アプリのホスティングおよび共有を処理します。

エンドユーザー向け Web アプリ

エンド ユーザーは、ブラウザーで MATLAB Web App Server ホーム ページまたはアプリ自体の一意の URL を使用して対話型 Web アプリにアクセスし、実行します。Web アプリを実行するために追加の MathWorks ソフトウェアをインストールする必要はありません。

Web アプリ認証

認証によりユーザー資格情報を検証し、MATLAB Web App Server 上でホストされている Web アプリへのアクセスを提供します。サーバーは、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) および OpenID Connect (OIDC) を使用した認証をサポートしています。

アクセス制御

役割ベースまたはポリシーベースのアクセスを、個々のアプリまたはアプリフォルダーに適用して、Web アプリへのアクセスを管理します。特定のアプリまたはアプリフォルダーへのアクセスを承認されているユーザーは、それらの特定のアプリのみを表示および実行することができます。

Web アプリの移行

Release R2019b 以降を使用して開発された MATLAB アプリでは、同一の MATLAB Web App Server インスタンスを同時にホストし、共有します。MATLAB および Simulink を新しいリリースにアップグレードする際に、Web アプリを再度パッケージ化する必要はありません。

無償での共有

MATLAB Web App Server の設定により、MATLAB および Simulink ベースの Web アプリの実行をサポートする共有ライブラリを集めた MATLAB Runtime を使用できるようにします。Release R2019b 以降の複数バージョンの MATLAB Runtime を同じ MATLAB Web App Server インスタンスにインストールして実行します。

エンドユーザーのアクセス

MATLAB Web App Server の各サーバー インスタンスで、サーバー ハードウェアの容量でサポートできる最大数のアプリをホストおよび実行し、最大数のエンド ユーザーにアクセスを提供します。

複数のサーバーインスタンス

MATLAB Web App Server の複数のサーバー インスタンスをインストールして、組織の個々の部門またはチームで使用する MATLAB Web アプリをサポートおよび実行します。各サーバー インスタンスには、その特定の部門のエンド ユーザーに提供される一意の URL でアクセスします。

「ダンスを学ぶ学生たちは、MATLAB を使用して私が作成したアプリを見ると、アプリそのものの作成方法に興味を持つようになります。このコースは、生命科学、コンピューター科学、工学のさまざまなコンテキストにわたり、MATLAB の使用機会を広げる入り口となっています。」

Dr. Aston McCullough, University of Massachusetts, Amherst