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BRISKPoints

BRISK 関心点を格納するオブジェクト

説明

このオブジェクトを使用すると、関数 detectBRISKFeatures と関数 extractFeatures の間でデータを受け渡すことができます。これらの関数によって返されるデータの操作とプロットに使用することもできます。BRISK 以外の関心点検出器と BRISK 記述子を混在させる必要がある場合には、オブジェクトを使用して対話形式で点を埋めることができます。

作成

説明

points = BRISKPoints(location) は、点座標 [x y] の M 行 2 列の配列である location から BRISKPoints オブジェクトを構築します。

points = BRISKPoints(location,Name=Value) は、前の構文のすべての入力引数に加えて、1 つ以上の名前と値の引数を使用してプロパティを設定します。

入力引数

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点の位置。ポイント座標 [x y] の M 行 2 列の配列として指定します。

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: points = BRISKPoints(location,Metric=12.0) は、特徴抽出中に使用される BRISK サンプリング パターンの半径 12.0 (ピクセル単位) を指定します。

関心点が検出されるスケール。特徴抽出中に使用される BRISK サンプリング パターンの半径 (ピクセル単位) によって指定します。

検出された特徴の強度。数値として指定します。BRISK アルゴリズムは、FAST コーナー スコアをメトリクスとして使用します。

検出された特徴の方向。角度 (ラジアン単位) として指定します。角度は、Location プロパティで指定された原点を使用して x 軸から反時計回りに測定されます。このプロパティは手動で設定しないでください。この値を埋めるには、extractFeatures の呼び出しを使用します。extractFeatures 関数は既定値 0.0 を変更します。BRISK 関心点を使用して BRISK 以外の記述子 (SURF、FREAK、MSER など) を抽出すると、Orientation 値が変更される可能性があります。Orientation は主に、可視化を行う場合に役立ちます。

プロパティ

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この プロパティ は読み取り専用です。

BRISK オブジェクトが保持する点の数。数値として指定します。

点の位置。点座標 [x y] の M 行 2 列の配列として指定します。

オブジェクト関数

plot点のプロット
isempty点オブジェクトが空かどうかの判別
lengthNumber of stored points
selectStrongestメトリクスが最も強い点の選択
sizeReturn size of points object
selectUniformSelect uniformly distributed subset of point features
selectSelect point or region features during code generation

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イメージを読み取り、BRISK 関心点を検出します。

I = imread('cameraman.tif');
points = detectBRISKFeatures(I);

最も強度の高い 10 個の関心点を選択してプロットします。

  strongest = selectStrongest(points, 10);
  imshow(I); hold on;
  plot(strongest);

Figure contains an axes object. The hidden axes object contains 3 objects of type image, line. One or more of the lines displays its values using only markers

[x y] 座標を表示します。

  strongest.Location
ans = 10×2 single matrix

  136.8434  114.7649
  143.7372  126.8453
  135.2803  123.5254
  134.8544  125.0714
  114.8065   47.3621
  105.1597  162.2291
  129.8372  108.4799
  114.6876  131.6573
  135.2267  127.3643
   92.4255   63.2960

ヒント

BRISKPoints は多くの点を保持できますが、スカラー オブジェクトです。そのため、numel(BRISKPoints) は常に 1 を返します。この値は、オブジェクトに保持されている点の実際の数を返す length(BRISKPoints) とは異なる場合があります。

参照

[1] Leutenegger, S., M. Chli, and R. Siegwart. BRISK: Binary Robust Invariant Scalable Keypoints, Proceedings of the IEEE International Conference on Computer Vision (ICCV) 2011.

拡張機能

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バージョン履歴

R2014a で導入