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MSERRegions

MSER 領域を格納するオブジェクト

説明

このオブジェクトは、MSER 領域および領域と同じ 2 次モーメントをもつ対応する楕円を記述します。関数 detectMSERFeatures と関数 extractFeatures の間でデータを渡します。このオブジェクトは、これらの関数によって返されるデータの操作とプロットに使用することもできます。

作成

説明

regions = MSERRegions(pixellist) は、ピクセル リスト pixellist から MSER 領域オブジェクト regions 領域を構築します。

入力引数

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検出された MSER 領域のポイント座標。M 行 1 列の cell 配列として指定します。各セルには、検出された MSER 領域の [x y] 座標の P 行 2 列の配列が含まれています。ここで P は領域のピクセル数に基づいて変化します。

プロパティ

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この プロパティ は読み取り専用です。

楕円の位置。[x y] 座標の M 行 2 列の配列として格納されます。MSER 領域と同じ 2 次モーメントをもつ楕円です。

この プロパティ は読み取り専用です。

長軸と短軸。2 要素ベクトル [majorAxis minorAxis] として格納します。このベクトルは、MSER 領域と同じ 2 次モーメントをもつ楕円の長軸と短軸を指定します。

この プロパティ は読み取り専用です。

楕円の方向。-pi/2 ~ +pi/2 ラジアンの範囲の値として格納されます。この値は、楕円の X 軸から長軸までを測定して楕円の方向を表します。このプロパティを可視化のために使用できます。

格納された領域の数。整数として指定します。

オブジェクト関数

isempty点オブジェクトが空かどうかの判別
lengthNumber of stored points
sizeReturn size of points object
plotPlot MSER regions

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イメージを読み込みます。

I = imread('cameraman.tif');

領域を検出および格納します。

regions = detectMSERFeatures(I);

検出された領域の重心と座標軸を表示します。

imshow(I); hold on;
plot(regions);

MSERRegions オブジェクトに含まれる最初の 10 個の領域を検出および表示します。

MSER 特徴を検出します。

I = imread('cameraman.tif');
regions = detectMSERFeatures(I);

MSERRegions オブジェクトの最初の 10 個の領域を表示します。

imshow(I); hold on;
plot(regions(1:10),'showPixelList', true);

MSER 検出器によって特定された位置で SURF 記述子を抽出して表示します。

イメージを読み取ります。

I = imread('cameraman.tif');

MSER 特徴を検出します。

regionsObj = detectMSERFeatures(I);

SURF 記述子を抽出して表示します。

[features, validPtsObj] = extractFeatures(I, regionsObj);
imshow(I); hold on;
plot(validPtsObj,'showOrientation',true);

ヒント

MSERRegions は多くの領域を保持できますが、スカラー オブジェクトです。そのため、numel(MSERRegions) は常に 1 を返します。この値は、オブジェクトに保持されている領域の実際の数を返す length(MSERRegions) とは異なる場合があります。

参照

[1] Nister, D., and H. Stewenius, "Linear Time Maximally Stable Extremal Regions", Lecture Notes in Computer Science. 10th European Conference on Computer Vision, Marseille, France: 2008, no. 5303, pp. 183–196.

[2] Matas, J., O. Chum, M. Urba, and T. Pajdla. "Robust wide baseline stereo from maximally stable extremal regions. "Proceedings of British Machine Vision Conference, pages 384-396, 2002.

拡張機能

バージョン履歴

R2012a で導入