colororder
説明
例
プロット前の色の設定
Figure の色の順序を 4 色に設定します。1 つの x 座標ベクトルと 4 つの y 座標ベクトルを定義します。次に、それぞれの座標セットをプロットします。
newcolors = [0.83 0.14 0.14 1.00 0.54 0.00 0.47 0.25 0.80 0.25 0.80 0.54]; colororder(newcolors) % Define coordinates x = linspace(0,10); y1 = sin(x); y2 = sin(x-0.5); y3 = sin(x-1); y4 = sin(x-1.5); % Plot coordinates plot(x,y1,'LineWidth',2) hold on plot(x,y2,'LineWidth',2) plot(x,y3,'LineWidth',2) plot(x,y4,'LineWidth',2) hold off
プロット後の色の設定
同心の四分円を 7 つプロットします。
hold on for r=1:7 x = linspace(0,r,500); y = sqrt(r.^2-x.^2); plot(x,y,'LineWidth',15) end
色の順序を、7 つの 16 進数カラー コードに変更します。
newcolors = {'#F00','#F80','#FF0','#0B0','#00F','#50F','#A0F'}; colororder(newcolors)
棒グラフでの色の設定
3 系列のバーを表示します。色の順序を、青、紫、グレーに設定します。
bar([10 20 30; 25 35 45; 30 40 52]) newcolors = [0 0.5 1; 0.5 0 1; 0.7 0.7 0.7]; colororder(newcolors)
2 つの y 軸をもつプロットの両側の色の設定
yyaxis
を呼び出す前に Figure の色の順序を設定すると、各 y 軸の色が設定されます。左側では最初の色を使用し、右側では 2 番目の色を使用します。2 つより多くの色を指定した場合、追加の色はどちら側でも使用されません。
newcolors
を、2 つの RGB 3 成分を含む行列として定義します。Figure の色の順序を設定し、左側に対して 2 本のラインをプロットします。次に、右側に対して 2 本のラインをプロットします。
newcolors = [0.40 0.30 0.90; 0.50 0.65 0.15]; colororder(newcolors) % Left side yyaxis left plot([1 2; 3 4]) % Right side yyaxis right plot([4 3; 2 1])
2 つの y 軸をもつプロットのアクティブな側の色の設定
yyaxis
を呼び出した後に Figure の色の順序を設定すると、アクティブな側の色が設定されます。
左側の y 軸をアクティブにして 3 本のラインをプロットします。ライン スタイルの順序を 1 本の実線に設定し、y 軸の色を青に変更します。次に、色の順序を 3 階調の青に設定します。
% Left side yyaxis left plot([1 2 3; 4 5 6]) ax = gca; ax.LineStyleOrder = '-'; ax.YColor = 'blue'; leftcolors = [0 0 1; 0 0.50 1; 0 0.80 1]; colororder(leftcolors)
右側の y 軸をアクティブにして 2 本のラインをプロットします。y 軸の色を黒に変更します。次に、色の順序を黒に設定します。
% Right side yyaxis right plot([4 3; 2 1]) ax.YColor = 'black'; colororder('black')
色の順序からデータ系列を除外
色の引数を指定してプロット関数を呼び出すと、プロット関数はその色を使用し、色の順序における次の色は使用しません。
Figure の色の順序を、赤、マゼンタ、青に設定します。関数 scatter
を呼び出して散布点の系列をプロットします。次に、2 番目の点の系列をプロットし、マーカーを黒のアスタリスクとして指定します。
newcolors = {'red','magenta','blue'}; colororder(newcolors) scatter(1:10,rand(1,10),'filled') hold on scatter(1:10,rand(1,10),'*k')
マーカーの色を指定せずに、3 番目の点の系列をプロットします。この系列では、色の順序の 3 番目の色である青が使用されることに注目してください。
scatter(1:10,rand(1,10),'filled') hold off
指定した座標軸の色の順序の変更
タイル表示チャート レイアウトを作成し、最初のタイルに 3 本のラインをプロットします。
tiledlayout('flow') nexttile plot([1 2 3; 4 5 6],'LineWidth',2)
2 番目のタイルの axes オブジェクトを取得する戻り引数を指定して関数 nexttile
を呼び出します。2 番目のタイルに 3 本のラインをプロットします。次に、座標軸に対する色の順序の行列を取得して、C
に出力を返します。C
の最初の色を紫に変更し、座標軸の色の順序を変更後の C
行列に設定します。
ax = nexttile;
plot(ax,[4 5 6; 1 2 3],'LineWidth',2)
C = colororder(ax);
C(1,:) = [0.5 0 1];
colororder(ax,C)
入力引数
newcolors
— 新しい色
RGB 3 成分の行列 | 色名の配列 | 'default'
新しい色。RGB 3 成分の行列、色名の配列、または 'default'
として指定します。
RGB 3 成分の行列
各行が RGB 3 成分である m 行 3 列の行列を指定します。RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を含む 3 要素ベクトルです。強度値は [0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば、次の行列は新しい色を、青、濃い緑、オレンジとして定義します。
newcolors = [1.0 0.0 0.0 0.0 0.4 0.0 1.0 0.5 0.0];
色名または 16 進数カラー コードの配列
色名、省略名、16 進数カラー コードを任意に組み合わせて指定します。
1 つの色を指定するには、
newcolors
を文字ベクトルまたは string スカラーに設定。たとえば、newcolors = 'red'
は、色の順序の唯一の色として赤を指定します。複数の色を指定するには、
newcolors
を文字ベクトルの cell 配列または string 配列に設定。たとえば、newcolors = {'red','green','blue'}
は、色として赤、緑、青を指定します。
16 進数カラー コードはハッシュ記号 (#
) で開始し、0
~ F
の範囲で 3 桁または 6 桁の 16 進数が続きます。これらの値では大文字小文字は区別されません。したがって、カラー コード '#FF8800'
、'#ff8800'
、'#F80'
、および '#f80'
は等価です。
次の表に、色名と省略名を、等価の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードと共に示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
既定の色
'default'
を指定すると、色の順序が既定の 7 色に設定されます。このオプションは、色の順序を一時的に変更した後にリセットする場合に便利です。既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
データ型: single
| double
| char
| cell
| string
target
— ターゲット座標軸、Figure、またはチャート
Figure | 座標軸 | スタンドアロンの可視化
ターゲット。次の値のいずれかとして指定します。
Figure。新しい色は、Figure 内のすべての座標軸の内容に影響します。
Axes
オブジェクト、PolarAxes
オブジェクト、またはGeographicAxes
オブジェクトなど、任意のタイプの axes オブジェクト。新しい色は、指定した座標軸の内容にのみ影響します。関数
stackedplot
、scatterhistogram
、parallelplot
、geobubble
で作成されたスタンドアロンの可視化。
詳細
色の順序
色の順序は、1 つの座標軸内で複数のデータ系列をプロットするために MATLAB が使用する一連の色を制御します。Line
、Scatter
、Bar
などのグラフィックス オブジェクトには、作成順序に従って色が割り当てられます。
色は、行列として座標軸の ColorOrder
プロパティに保存されます。関数 colororder
を呼び出すと、行列が置き換えられます。
ヒント
Figure に対し色の順序を設定すると、その色はプロット関数を呼び出すときにも存続します。ただし、axes オブジェクトを関数
colororder
に渡す場合は、プロット関数を呼び出すときに色を存続させるために、まずhold on
を呼び出さなければなりません。座標軸で
ColorOrderIndex
プロパティまたはLineStyleOrderIndex
プロパティを設定する場合、新しい色の順序は既存のプロットには影響しません。新しい色は、hold on
を呼び出し、プロット関数を呼び出した後に初めて有効になります。
バージョン履歴
R2019b で導入
MATLAB コマンド
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