orderedcolors

複数のデータ系列を可視化するためのカラー パレット

R2023b 以降

構文

C = orderedcolors(palettename)

説明

C = orderedcolors(palettename) は、事前定義されたカラー パレットの色を返します。たとえば、C = orderedcolors("gem") は gem カラー パレットの色を返します。3 列の行列 C の各行には、特定の色の赤、緑、青の強度が格納されます。強度値は [0, 1] の範囲になります。

例

パレットの色のサブセットを使用

それぞれ 5 つのセクションを持つ 4 つのバーを含む積み上げ棒グラフを作成します。

y = [3 5 7 9 11; 
     2 5 6 8 10; 
     4 6 8 10 12; 
     3 5 7 9 11];

bar(y,"stacked")
legend(Location="northeastoutside")

チャートの色を 12 色の gem12 パレットの最後の 5 色に変更します。gem12 パレットの RGB 3 成分を取得して、行列 C に格納します。colororder 関数を呼び出し、行列の最後の 5 行を指定して、チャートの色を変更します。

C = orderedcolors("gem12");
colororder(C(8:12,:))

色の値の取得

パレットの RGB 3 成分を取得して、可視化の他の特性をカスタマイズするために使用できます。この場合、Figure の色をパレットの 1 色に合わせます。

reef カラー パレットで散布図を作成します。

f = figure;
scatter(rand(10,10),rand(10,10),"filled")
colororder("reef")

カラー パレットの RGB 3 成分を取得します。

C = orderedcolors("reef")

C = 6×3

    0.8660    0.3290         0
    0.3290    0.7130    1.0000
    0.0660    0.4430    0.7450
    0.9960    0.5640    0.2620
    0.4540    0.9210    0.8540
         0    0.6390    0.6390

Figure の色を reef パレットの 5 番目の色に変更します。

f.Color = C(5,:);

入力引数

palettename — カラー パレット名

"gem" | "gem12" | "glow" | "glow12" | "sail" | "reef" | "meadow" | "dye" | "earth"

カラー パレット名。次の表のいずれかの値として指定します。"gem" カラー パレットは、ほとんどのプロットの既定の配色です。

パレット名	パレットの色
"gem" (ライト テーマの既定値)
"gem12"
"glow" (ダーク テーマの既定値)
"glow12"
"sail"
"reef"
"meadow"
"dye"
"earth"

バージョン履歴

R2023b で導入

R2025a: "gem" パレットの色の若干の変更

"gem" パレットの色が若干変更されています。次の表は、この変更をまとめたものです。

R2024b の色	R2025a の色
RGB 3 成分 サンプル [0.0000 0.4470 0.7410] [0.8500 0.3250 0.0980] [0.9290 0.6940 0.1250] [0.4940 0.1840 0.5560] [0.4660 0.6740 0.1880] [0.3010 0.7450 0.9330] [0.6350 0.0780 0.1840]	RGB 3 成分 サンプル [0.0660 0.4430 0.7450] [0.8660 0.3290 0.0000] [0.9290 0.6940 0.1250] [0.5210 0.0860 0.8190] [0.2310 0.6660 0.1960] [0.1840 0.7450 0.9370] [0.8190 0.0150 0.5450]

参考

関数

• colororder | colormap