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算術演算

加算、減算、乗算、除算、べき乗、丸め

算術関数には、加算や乗算などの単純な演算用の演算子と共に、総和、移動合計、モジュロ演算、丸めなど、よく使われる計算用の関数が含まれます。

詳細については、配列と行列の演算を参照してください。

関数

すべて展開する

加算

+数値の加算と string の付加
sum配列要素の和
cumsum累積和
movsum移動合計値

減算

-減算
diff差分と近似微分

乗算

.*乗算
*行列乗算
prod配列要素の積
cumprod累積積
pagemtimesページ単位の行列の乗算 (R2020b 以降)
tensorprod2 つのテンソルのテンソル積 (R2022a 以降)

除算

./配列の右除算
.\配列の左除算
/x に対する線形方程式 xA = B の求解
\x に対する線形方程式 Ax = B の求解
pagemldivideページ単位の行列の左除算 (R2022a 以降)
pagemrdivideページ単位の行列の右除算 (R2022a 以降)

べき乗

.^要素単位のべき乗
^行列のべき乗

転置

.'ベクトルまたは行列の転置
'複素共役転置
pagetransposeページ単位の転置 (R2020b 以降)
pagectransposeページ単位の複素共役転置 (R2020b 以降)

配列の符号

uminus単項マイナス
uplus単項プラス
mod除算後の剰余 (モジュロ演算)
rem除算後の剰余
idivide丸めオプションを使用した整数の除算
ceil正の無限大方向に丸める
fixゼロ方向への丸め
floor負の無限大方向の丸め
round最も近い小数または整数への丸め
bsxfun暗黙的な拡張を有効にして 2 つの配列に要素単位の演算を適用

トピック

  • 配列と行列の演算

    行列演算は線形代数の規則に従って行われます。配列演算は要素単位で行われ、多次元配列をサポートします。配列演算と行列演算は、ピリオド文字 (.) で区別します。

  • 基本的な演算で互換性のある配列サイズ

    MATLAB® の二項演算子および関数のほとんどは、互換性のあるサイズをもつ数値配列をサポートします。すべての次元について入力の次元サイズが同じであるか、一方の次元サイズが 1 である場合、2 つの入力のサイズは互換性があります。

  • 演算子の優先順位

    優先順位の規則により、MATLAB で式を評価する順序が決定されます。

  • 浮動小数点数

    MATLAB では、浮動小数点数が倍精度または単精度のいずれかの形式で表わされます。既定の設定は倍精度です。

  • 整数

    MATLAB では、整数データの保存に対し 1、2、4、8 バイトがサポートされています。データが収まる最小の整数型を使用すると、メモリの消費量およびプログラムの実行時間を削減できます。