周波数領域の応答
動的システム モデルの周波数領域解析を実行するときに、次の 1 つ以上が必要な場合があります。
周波数の関数としてのシステム応答のプロット、または極と零点の位置のプロット。
データ配列内のシステム応答の数値。
安定余裕、ピーク ゲイン、特異値などのシステム応答の特性の数値。
Control System Toolbox™ 周波数領域解析コマンドでは、あらゆる種類の動的システム モデル (たとえばモデルの連続または離散、SISO または MIMO、配列など) でこれらの結果を得ることができます。
数値データを取得するには、以下を使用します。
margin、getPeakGain、getGainCrossover、sigma— ゲイン余裕、位相余裕、特異値などのシステム応答特性の数値。
応答プロットを取得するには、以下を使用します。
bode、bodemag、nichols、nyquist— システム応答データのプロット、プロットに対する応答特性の可視化、単一プロットに対する複数システムの応答の比較を実行。bodeplot、nicholsplot、nyquistplot、sigmaplot— さらに多くのプロット カスタマイズ オプションを使用してシステム応答プロットを作成。プロット カスタマイズの詳細については、プロットのカスタマイズを参照してください。線形システム アナライザー — 時間領域と周波数領域の両方の応答を含め、システム応答の多くのタイプを同時にプロットするためのアプリ
極-零点配置図を取得するには、以下を使用します。
制御システムの一般化状態空間 (genss) モデルがあれば、そこからさまざまな伝達関数を、周波数領域および時間領域の解析コマンドを使用して抽出し、解析に使用できます。そうしたモデルからの応答の抽出には、getIOTransfer、getLoopTransfer、getSensitivity および getCompSensitivity を使用します。