pzplot
動的システムの極-零点配置図のプロット
説明
pzplot
関数は、動的システム モデルの極-零点配置図をプロットし、PZPlot
チャート オブジェクトを返します。プロットをカスタマイズするには、ドット表記を使用してチャート オブジェクトのプロパティを変更します。詳細については、コマンド ラインでの線形解析プロットのカスタマイズを参照してください。
次の図は、連続時間 (左) と離散時間 (右) の線形時変モデルの極-零点配置図を示しています。配置図では、x
と o
を使用して極と零点がそれぞれ表されます。
連続時間システムの場合、安定性を確実にするには複素 s 平面上のすべての極が左半平面 (青い領域) になければなりません。異なる極が虚軸上にある場合、つまり極の実数部がゼロである場合、システムは辛うじて安定しています。
離散時間システムの場合、複素 z 平面にあるすべての極が単位円 (青い領域) 内になければなりません。システムが単位円上に 1 つ以上の極をもつ場合、システムは辛うじて安定しています。
極と零点の位置を取得するには、pzmap
関数を使用します。
作成
構文
説明
は、動的システム モデル pzp
= pzplot(sys
)sys
の極と伝達零点をプロットし、対応するチャート オブジェクトを返します。プロットでは、極と零点が x
と o
でそれぞれ表されます。
は、pzp
= pzplot(___,plotoptions
)plotoptions
で指定されたプロット オプションを使用して極と伝達零点をプロットします。plotoptions
に指定する設定は、現在の MATLAB® セッションのプロット基本設定をオーバーライドします。plotoptions
は、前述の構文の任意の入力引数の組み合わせで使用できます。
は、pzp
= pzplot(parent
,___)Figure
や TiledChartLayout
などの指定された親グラフィックス コンテナーに極と零点をプロットし、Parent
プロパティを設定します。指定された開いている Figure にプロットを作成する場合、または App Designer でアプリを作成する場合に、この構文を使用します。
入力引数
プロパティ
オブジェクト関数
addResponse | Add dynamic system response to existing response plot |
例
詳細
ヒント
pzplot
を使用して作成されたプロットは、複数行のタイトルや、string 配列または文字ベクトルの cell 配列として指定されたラベルをサポートしません。複数行のタイトルやラベルを指定するには、newline
文字を含む単一の string を使用します。impulseplot(sys) title("first line" + newline + "second line");