nyquist
周波数応答のナイキスト線図
構文
説明
nyquist(
は、動的システム モデル sys
)sys
の周波数応答のナイキスト線図を作成します。プロットは、システム応答の実数部と虚数部を周波数の関数として表示します。
nyquist
は正と負の両方の周波数で構成される等高線をプロットします。プロットは、各分岐に対する周波数の増加の方向を示す矢印も表示します。nyquist
は、システム ダイナミクスに基づいてプロットする周波数を自動的に決定します。
sys
が多入力多出力 (MIMO) モデルである場合、nyquist
はナイキスト線図の配列を生成し、各プロットは 1 組の I/O の周波数応答を示します。
sys
が複素係数をもつモデルである場合、正と負の分岐は対称ではありません。
例
入力引数
出力引数
ヒント
追加のプロット カスタマイズ オプションが必要な場合は、代わりに
nyquistplot
を使用します。ナイキスト線図に特に適用される 2 つのズーム オプションは右クリック メニューから使用できます。
フル ビュー —ナイキスト線図の制約されていない分岐を切り取りますが、臨界点 (–1, 0) が含まれます。
ズーム オン (-1,0) — 臨界点付近 (–1, 0) をズームします。臨界点ズームにプログラム的にアクセスするには、
zoomcp
コマンドを使用します。詳細については、nyquistplot
を参照してください。
ある周波数における実数値と虚数値を示すデータ マーカーをアクティブにするには、曲線上の任意の場所をクリックします。以下の図は、データ マーカーが表示された
nyquist
プロットを示しています。
バージョン履歴
R2006a より前に導入