Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

RayTracing

レイ トレーシング伝播モデル

R2019b 以降

説明

RayTracing オブジェクトは、3 次元環境のジオメトリを使用して伝播パスを計算する伝播モデルです[1][2]RayTracing オブジェクトを使用して、レイ トレーシング モデルを表現します。

このレイ トレーシング モデル:

  • 100 MHz ~ 100 GHz が妥当。

  • 複数の伝播パスを計算。他の伝播モデルは、単一の伝播パスのみを計算。

  • 3 次元の屋外環境と屋内環境をサポート。

  • 伝播パスにおける信号の水平偏波と垂直偏波のトレースなどの電磁解析を使用して各光線のパス損失と位相シフトを判定。パス損失の計算には、自由空間損失、反射損失、および回折損失が含まれます。モデルは、それぞれの反射と回折について、指定した周波数におけるフレネル方程式、均一回折理論 (UTD)、幾何学的角度、界面材料の複素誘電率[3][4]を使用し、水平偏波と垂直偏波の損失を計算します。

Shooting and Bounicng Rays (SBR) 法またはイメージ手法を使用してレイ トレーシング モデルを作成できます。

作成

関数 propagationModel を使用して RayTracing オブジェクトを作成します。

プロパティ

すべて展開する

レイ トレーシング

レイ トレーシング手法。次のいずれかの値として指定します。

  • "sbr"Shooting and Bounicng Rays (SBR) 法を使用します。これは、最大 10 回のパス反射と 2 回のエッジ回折をサポートします。SBR 法では、正確な幾何学的精度で伝播パスのおおよその数を計算します。SBR 法の方がイメージ手法よりも一般に高速になります。このモデルは、自由空間損失、材料との相互作用による反射損失と回折損失、およびアンテナの偏波からパス損失を計算します。

  • "image"イメージ手法を使用します。これは、最大 2 回のパス反射をサポートします。イメージ手法では、正確な幾何学的精度で伝播パスの正確な数を計算します。モデルは、自由空間損失に加え、材料やアンテナの偏波による反射損失からもパス損失を計算します。

MaxNumReflections プロパティを使用してパス反射の最大数を指定します。MaxNumDiffractions プロパティを使用してエッジ回折の最大数を指定します。

イメージ手法と SBR 法の両方で同じパスが検出される場合、そのパスに沿った点は、単精度浮動小数点値のマシン精度の許容誤差内で同じになります。イメージ手法と SBR 法の違いの詳細については、伝播モデルの選択を参照してください。

データ型: char | string

発射された光線間の平均角度。"high""medium""low"、または範囲 [0.05, 10] の度単位の数値スカラーとして指定します。数値を指定した場合、レイ トレーシング アルゴリズムによって、指定した値よりも低い値が使用される場合があります。

この表では、オプション "high""medium"、および "low" の動作について説明します。

オプション数値換算の近似値数値の範囲発射される光線の数
"high"1.0781[0.9912, 1.1845]40.962
"medium"0.5391[0.4956, 0.5923]163.842
"low"0.2695[0.2478, 0.2961]655.362

SBR 法によって検出されるパスの数の精度を向上させるには、AngularSeparation の値を減らします。AngularSeparation の値を小さくすると、MATLAB® が解析を実行するのに必要な時間が長くなります。

MATLAB セッションで AngularSeparation の特定の値を初めて使用するとき、MATLAB はセッションの間、その値に関連付けられた測地線球面をキャッシュします。その結果、AngularSeparation のその値を最初に使用する際は、同じセッション内で続けて使用する場合よりも時間がかかります。測地線球面の詳細については、Shooting and Bounicng Rays 法を参照してください。

ヒント

回折を使用してレイ トレーシングを実行する際、または関数 coverage を使用してカバレッジ マップを作成する際、より低い角距離と反射の最大数を選択することで、計算を高速化することができます。

依存関係

この引数を有効にするには、Method プロパティの値を "sbr" (既定) にしなければなりません。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | char | string

レイ トレーシングを使用して検索するパス反射の最大数。整数として指定します。サポートされる値は、Method プロパティの値によって異なります。

  • Method"image" の場合、サポートされる値は 01、および 2 です。

  • Method"sbr" の場合、[0, 10] の範囲の値がサポートされます。

レイ トレーシングを使用して検索するエッジ回折の最大数。01、または 2 として指定します。

RayTracing オブジェクトを関数 coverage または関数 sinr への入力として使用する場合、このプロパティの値は 0 または 1 でなければなりません。

依存関係

MaxNumDiffractions を有効にするには、Method プロパティの値が "sbr" でなければなりません。

最大絶対パス損失 (dB 単位)。正の数値スカラーとして指定します。このプロパティを使用すると、絶対しきい値に基づいて伝播パスを破棄することができます。たとえば、このプロパティを 100 に指定すると、パス損失が 100 dB を超えるパスを破棄できます。既定値は Inf で、絶対しきい値に基づいて伝播パスを破棄しません。

MaxAbsolutePathLoss プロパティと MaxRelativePathLoss プロパティは連携して機能します。パス損失 pl をもつ伝播パスの場合、plMaxAbsolutePathLossMaxRelativePathLoss + plsr のいずれか低い方より大きい場合、レイ トレーシング モデルはパスを破棄します。ここで、plsr は最も強い光線のパス損失です。

最大相対パス損失 (dB 単位)。非負の数値スカラーとして指定します。このプロパティを使用すると、最も強い光線に対する相対的なしきい値に基づいて伝播パスを破棄できます。既定値は 40 で、最も強いパスより 40 dB を超えて弱いパスが破棄されます。

MaxRelativePathLoss プロパティと MaxAbsolutePathLoss プロパティは連携して機能します。パス損失 pl をもつ伝播パスの場合、plMaxAbsolutePathLossMaxRelativePathLoss + plsr のいずれか低い方より大きい場合、レイ トレーシング モデルはパスを破棄します。ここで、plsr は最も強い光線のパス損失です。

サイト位置の座標系。"geographic" または "cartesian" として指定します。"geographic" を指定する場合、BuildingsMaterial プロパティと TerrainMaterial プロパティを使用して材料タイプを定義します。"cartesian" を指定する場合、SurfaceMaterial プロパティを使用して材料タイプを定義します。

データ型: string | char

建物の材料

地理的建物の表面材料。次のいずれかの値として指定します。

  • "auto" — シーンを規定する OpenStreetMap® ファイルまたは地理空間テーブルから取得した建物材料を使用します。ファイルまたはテーブルで材料が指定されていない場合、すべての建物でコンクリートを使用します。ファイルまたはテーブルにおいて、レイ トレーシング解析でサポートされていない材料が指定されている場合、サポートされていない材料の代わりにコンクリートを使用します。ファイルまたはテーブルをサイト ビューアーにインポートした場合、Site Viewer オブジェクトの Materials プロパティのクエリを実行することで材料名を確認することができます。 (R2023b 以降)

  • "concrete" — コンクリート

  • "brick" — れんが

  • "wood" — 木材

  • "glass" — ガラス

  • "metal" — 金属

  • "perfect-reflector" — 完全導体

  • "custom" — カスタム材料。BuildingsMaterialPermittivity プロパティと BuildingsMaterialConductivity プロパティを使用して、材料の実数の比誘電率と伝導率を指定します。

モデルは、この材料タイプを使用して、建物の表面との相互作用を含むパス損失を計算します。詳細については、一般的な材料に対する ITU 比誘電率と伝導率の値を参照してください。

依存関係

BuildingsMaterial を有効にするには、CoordinateSystem プロパティの値が "geographic" でなければなりません。

データ型: char | string

建物の表面材料の実数の比誘電率。非負のスカラーとして指定します。実数の比誘電率は、真空の絶対誘電率に対する材料の複素絶対誘電率の比の実数部として表されます。モデルは、この値を使用して、建物の表面との相互作用を含むパス損失を計算します。既定の値は 1.9 GHz におけるコンクリートに対応します。

依存関係

BuildingsMaterialPermittivity を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "geographic" に設定し、BuildingsMaterial プロパティを "custom" に設定しなければなりません。

データ型: double

建物の表面材料の伝導率。非負のスカラーとしてジーメンス毎メートル (S/m) 単位で指定します。モデルは、この値を使用して、建物の表面との相互作用を含むパス損失を計算します。既定の値は 1.9 GHz におけるコンクリートに対応します。

依存関係

BuildingsMaterialConductivity を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "geographic" に設定し、BuildingsMaterial プロパティを "custom" に設定しなければなりません。

データ型: double

地形材料

地理的地形の表面材料。次のいずれかの値として指定します。

  • "concrete" — コンクリート

  • "brick" — れんが

  • "water" — 水

  • "vegetation" — 植生

  • "loam" — 壌土

  • "perfect-reflector" — 完全導体

  • "custom" — カスタム材料。TerrainMaterialPermittivity プロパティと TerrainMaterialConductivity プロパティを使用して、材料の実数の比誘電率と伝導率を指定します。

モデルは、この材料タイプを使用して、地形表面との相互作用を含むパス損失を計算します。詳細については、一般的な材料に対する ITU 比誘電率と伝導率の値を参照してください。

依存関係

TerrainMaterial を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "geographic" に設定しなければなりません。

データ型: char | string

地形材料の実数の比誘電率。非負のスカラーとして指定します。実数の比誘電率は、真空の絶対誘電率に対する材料の複素絶対誘電率の比の実数部として表されます。モデルは、この値を使用して、地形表面との相互作用を含むパス損失を計算します。既定の値は 1.9 GHz におけるコンクリートに対応します。

依存関係

TerrainMaterialPermittivity を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "geographic" に設定し、TerrainMaterial プロパティを "custom" に設定しなければなりません。

データ型: double

地形材料の伝導率。非負のスカラーとしてジーメンス毎メートル (S/m) 単位で指定します。モデルは、この値を使用して、地形表面との相互作用を含むパス損失を計算します。既定の値は 1.9 GHz におけるコンクリートに対応します。

依存関係

TerrainMaterialConductivity を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "geographic" に設定し、TerrainMaterial プロパティを "custom" に設定しなければなりません。

データ型: double

表面材料

直交マップ表面の表面材料。次のいずれかの値として指定します。

  • "auto" — シーンを規定するファイルから取得した表面材料を使用します。glTF™ ファイルの場合、ファイルから取得した材料を使用します。ファイルで材料が指定されていない場合、またはレイ トレーシング解析でサポートされていない材料がファイルで指定されている場合、代わりにコンクリートを使用します。STL ファイルおよび三角形分割オブジェクトの場合はコンクリートを使用します。ファイルをサイト ビューアーにインポートした場合、Site Viewer オブジェクトの Materials プロパティのクエリを実行することで材料名を確認することができます。 (R2023b 以降)

  • "concrete" — コンクリート

  • "plasterboard" — 石こうボード

  • "ceilingboard" — 天井板

  • "chipboard" — 合板

  • "floorboard" — 床板

  • "brick" — れんが

  • "wood" — 木材

  • "glass" — ガラス

  • "metal" — 金属

  • "water" — 水

  • "vegetation" — 植生

  • "loam" — 壌土

  • "perfect-reflector" — 完全導体

  • "custom" — カスタム材料。SurfaceMaterialPermittivity プロパティと SurfaceMaterialConductivity プロパティを使用して、材料の実数の比誘電率と伝導率を指定します。

モデルは、この材料タイプを使用して、表面との相互作用を含むパス損失を計算します。詳細については、一般的な材料に対する ITU 比誘電率と伝導率の値を参照してください。

依存関係

SurfaceMaterial を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "cartesian" に設定しなければなりません。

データ型: char | string

表面材料の実数の比誘電率。非負のスカラーとして指定します。実数の比誘電率は、真空の絶対誘電率に対する材料の複素絶対誘電率の比の実数部として表されます。モデルは、この値を使用して、表面との相互作用を含むパス損失を計算します。既定の値は 1.9 GHz におけるコンクリートに対応します。

依存関係

SurfaceMaterialPermittivity を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "cartesian" に設定し、SurfaceMaterial プロパティを "custom" に設定しなければなりません。

データ型: double

表面材料の伝導率。非負のスカラーとしてジーメンス毎メートル (S/m) 単位で指定します。モデルは、この値を使用して、表面との相互作用を含むパス損失を計算します。既定の値は 1.9 GHz におけるコンクリートに対応します。

依存関係

SurfaceMaterialConductivity を有効にするには、CoordinateSystem プロパティを "cartesian" に設定し、SurfaceMaterial プロパティを "custom" に設定しなければなりません。

データ型: double

オブジェクト関数

pathloss無線波伝播のパス損失
add伝播モデルの追加

すべて折りたたむ

SBR 法とイメージ手法を使用して、シカゴにおける反射伝播パスを表示します。

シカゴの建物を含むサイト ビューアーを作成します。OpenStreetMap® ファイルの詳細については、[1] を参照してください。

viewer = siteviewer("Buildings","chicago.osm");

建物の上に送信機サイトを作成し、別の建物の近くに受信機サイトを作成します。

tx = txsite("Latitude",41.8800, ...
    "Longitude",-87.6295, ...
    "TransmitterFrequency",2.5e9);
show(tx)
rx = rxsite("Latitude",41.8813452, ...
    "Longitude",-87.629771, ...
    "AntennaHeight",30);
show(rx)

レイ トレーシング伝播モデルを作成します。MATLAB® は、RayTracing オブジェクトを使用してこのモデルを表現します。イメージ手法を使用し、最大 1 回の反射を伴うパスを計算するように、モデルを構成します。次に、伝播パスを表示します。

pm = propagationModel("raytracing","Method","image", ...
    "MaxNumReflections",1);
raytrace(tx,rx,pm)

One propagation path from the transmitter site to the receiver site

このレイ トレーシング モデルでは、送信機から受信機への伝播パスが 1 つあります。

SBR 法を使用し、最大 2 回の反射と最大 1 回の回折を伴うパスを計算するように、レイ トレーシング モデルを更新します。伝播パスを表示します。

pm.Method = "sbr";
pm.MaxNumReflections = 2;
pm.MaxNumDiffractions = 1;
raytrace(tx,rx,pm)

More propagation paths from the transmitter site to the receiver site

更新されたレイ トレーシング モデルは、送信機から受信機までの伝播パスをより多く示します。

付録

[1] OpenStreetMap ファイルは、クラウドソーシングによる世界中の地図データへのアクセスを提供する https://www.openstreetmap.org からダウンロードされたものです。このデータは Open Data Commons Open Database License (ODbL) https://opendatacommons.org/licenses/odbl/ によりライセンスされています。

シカゴの建物を指定してサイト ビューアーを起動します。OpenStreetMap® ファイルの詳細については、[1] を参照してください。

viewer = siteviewer("Buildings","chicago.osm");

建物の上に送信機サイトを作成し、別の建物の近くに受信機サイトを作成します。

tx = txsite("Latitude",41.8800, ...
    "Longitude",-87.6295, ...
    "TransmitterFrequency",2.5e9);
show(tx)

レイ トレーシング伝播モデルを作成します。MATLAB® は、RayTracing オブジェクトを使用してこのモデルを表現します。最大 2 回の表面反射と最大 1 回のエッジ回折を伴うパスを検出するように、モデルを構成します。既定では、モデルは SBR 法を使用します。

pm = propagationModel("raytracing", ...
    "MaxNumReflections",2,"MaxNumDiffractions",1);

カバレッジ マップを表示します。

coverage(tx,pm,"SignalStrengths",-100:5)

Site Viewer with buildings showing a transmitter site and coverage map

付録

[1] OpenStreetMap ファイルは、クラウドソーシングによる世界中の地図データへのアクセスを提供する https://www.openstreetmap.org からダウンロードされたものです。このデータは Open Data Commons Open Database License (ODbL) https://opendatacommons.org/licenses/odbl/ によりライセンスされています。

レイ トレーシング モデルでは、パス損失しきい値に基づいて伝播パスを破棄できます。

  • MaxRelativePathLoss プロパティを使用して、最も強い伝播パスに対する相対的なしきい値を指定します。

  • MaxAbsolutePathLoss プロパティを使用して絶対しきい値を指定します。

シカゴの建物を含むサイト ビューアーを作成します。OpenStreetMap® ファイルの詳細については、[1] を参照してください。

viewer = siteviewer("Buildings","chicago.osm");

建物の上に送信機サイトを作成し、別の建物の近くに受信機サイトを作成します。

tx = txsite("Latitude",41.8800, ...
    "Longitude",-87.6295, ...
    "TransmitterFrequency",2.5e9);
show(tx)
rx = rxsite("Latitude",41.8813452, ...
    "Longitude",-87.629771, ...
    "AntennaHeight",30);
show(rx)

レイ トレーシング伝播モデルを作成します。MATLAB は、RayTracing オブジェクトを使用してこのモデルを表現します。最大 2 回の表面反射と最大 1 回のエッジ回折を伴うパスを検出するように、モデルを構成します。既定では、モデルは SBR 法を使用します。

pm = propagationModel("raytracing", ...
    "MaxNumReflections",2, ...
    "MaxNumDiffractions",1);

レイ トレーシング解析を実行します。既定では、モデルは最も強いパスより 40 dB を超えて弱いパスを破棄します。

raytrace(tx,rx,pm,"Type","pathloss")

Site Viewer with buildings showing multiple propagation paths from a transmitter site to a receiver site

相対パス損失に基づいたパスの破棄

RayTracing オブジェクトの MaxRelativePathLoss プロパティを変更して、最も強いパスより 50 dB を超えて弱いパスを破棄します。その後、再度レイ トレーシング解析を実行します。

pm.MaxRelativePathLoss = 50;
raytrace(tx,rx,pm,"Type","pathloss")

Additional propagation paths from the transmitter site to the receiver site

伝播パスの破棄を回避するには、MaxRelativePathLoss プロパティを Inf に設定します。

pm.MaxRelativePathLoss = Inf;
raytrace(tx,rx,pm,"Type","pathloss")

Additional propagation paths from the transmitter site to the receiver site

絶対パス損失に基づいたパスの破棄

RayTracing オブジェクトの MaxAbsolutePathLoss プロパティを設定して、パス損失が 115 dB を超えるパスを破棄します。

pm.MaxAbsolutePathLoss = 115;
raytrace(tx,rx,pm,"Type","pathloss")

Four propagation paths from the transmitter site to the receiver site

付録

[1] OpenStreetMap ファイルは、クラウドソーシングによる世界中の地図データへのアクセスを提供する https://www.openstreetmap.org からダウンロードされたものです。このデータは Open Data Commons Open Database License (ODbL) https://opendatacommons.org/licenses/odbl/ によりライセンスされています。

詳細

すべて展開する

参照

[1] Yun, Zhengqing, and Magdy F. Iskander. “Ray Tracing for Radio Propagation Modeling: Principles and Applications.” IEEE Access 3 (2015): 1089–1100. https://doi.org/10.1109/ACCESS.2015.2453991.

[2] Schaubach, K.R., N.J. Davis, and T.S. Rappaport. “A Ray Tracing Method for Predicting Path Loss and Delay Spread in Microcellular Environments.” In [1992 Proceedings] Vehicular Technology Society 42nd VTS Conference - Frontiers of Technology, 932–35. Denver, CO, USA: IEEE, 1992. https://doi.org/10.1109/VETEC.1992.245274.

[3] International Telecommunications Union Radiocommunication Sector. Effects of building materials and structures on radiowave propagation above about 100MHz. Recommendation P.2040-1. ITU-R, approved July 29, 2015. https://www.itu.int/rec/R-REC-P.2040/en.

[4] International Telecommunications Union Radiocommunication Sector. Electrical characteristics of the surface of the Earth. Recommendation P.527-5. ITU-R, approved August 14, 2019. https://www.itu.int/rec/R-REC-P.527/en.

[5] International Telecommunications Union Radiocommunication Sector. Propagation by diffraction. Recommendation P.526-15. ITU-R, approved October 21, 2019. https://www.itu.int/rec/R-REC-P.526/en.

[6] Keller, Joseph B. “Geometrical Theory of Diffraction.” Journal of the Optical Society of America 52, no. 2 (February 1, 1962): 116. https://doi.org/10.1364/JOSA.52.000116.

バージョン履歴

R2019b で導入

すべて展開する