add, +

伝播モデルの追加

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構文

pmc = propmodel1 + propmodel2
pmc = add(propmodel1,propmodel2)

説明

pmc = propmodel1 + propmodel2 は、指定された伝播モデル オブジェクトを組み合わせて合成伝播モデル オブジェクトを作成します。この構文を使用すると、propmodel1 + propmodel2 + propmodel3 のように、2 つを超える伝播モデルを組み合わせることができます。

例

pmc = add(propmodel1,propmodel2) のようにして伝播モデルを組み合わせることもできます。

例

例

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ライブ スクリプトを開く

ガスと雨の伝播モデルを作成します。

gasModel = propagationModel("gas"); 
rainModel = propagationModel("rain");

add 関数を使用してモデルを組み合わせます。結果として CompositePropagationModel オブジェクトが得られます。 

pmc2 = add(gasModel,rainModel)
pmc2 = 
  CompositePropagationModel with properties:

    PropagationModels: [1×2 rfprop.PropagationModel]

霧伝播モデルを作成します。次に、ガスと雨を組み合わせたモデルに霧のモデルを追加します。 

fogModel = propagationModel("fog");
pmc3 = add(pmc2,fogModel)
pmc3 = 
  CompositePropagationModel with properties:

    PropagationModels: [1×3 rfprop.PropagationModel]

または、+ 演算子を使用してすべての伝播モデルを一度に組み合わせることもできます。

pmcPlus = gasModel + rainModel + fogModel;
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送信機サイトと受信機サイトを作成します。

tx = txsite(Name="Fenway Park", ...
    Latitude=42.3467, ...
    Longitude=-71.0972, ...
    TransmitterFrequency=6e9);
rx = rxsite(Name="Bunker Hill Monument", ...
    Latitude=42.3763, ...
    Longitude=-71.0611);

既定の Longley-Rice 伝播モデルを使用して信号強度を計算します。

ss1 = sigstrength(rx,tx)
ss1 = -80.9353

Longley-Rice モデルをガスおよび雨のモデルと組み合わせて合成伝播モデルを作成します。

propmodel1 = propagationModel("longley-rice");
propmodel2 = propagationModel("gas");
propmodel3 = propagationModel("rain");
cpm = propmodel1 + propmodel2 + propmodel3;

今回は合成伝播モデルを使用して信号強度を再度計算します。

ss2 = sigstrength(rx,tx,cpm)
ss2 = -81.2259

入力引数

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伝播モデル。FreeSpace オブジェクト、Rain オブジェクト、Gas オブジェクト、Fog オブジェクト、CloseIn オブジェクト、LongleyRice オブジェクト、TIREM (Antenna Toolbox) オブジェクト、または RayTracing オブジェクトとして指定します。関数 propagationModel を使用して、伝播モデルを作成します。

自由空間損失の影響を含むモデルを複数指定することはサポートされていません。伝播モデルの組み合わせの詳細については、伝播モデルの選択を参照してください。

propmodel1 引数および propmodel2 引数には、異なるタイプのオブジェクトを指定しなければなりません。

出力引数

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合成伝播モデル。CompositePropagationModel オブジェクトとして返されます。

CompositePropagationModel オブジェクトには、オブジェクトを構成する伝播モデルを格納する 1 つのプロパティ PropagationModels があります。PropagationModels プロパティには、FreeSpace、Rain、Gas、Fog、CloseIn、LongleyRice、TIREM (Antenna Toolbox)、または RayTracing オブジェクトを使用するモデルが格納されます。

合成伝搬モデルのパス損失は、入力伝搬モデルのパス損失の合計です。いずれかの入力がレイ トレーシング モデルである場合、出力には、雨、ガス、または霧のモデルからのパス損失が各伝播パスのパス損失に追加されたレイ トレーシング モデルが含まれます。

バージョン履歴

R2020a で導入

参考

関数

トピック