スマートファクトリーシリーズ -自律搬送車および自律ロボットアーム開発-
概要
本セミナーシリーズでは、IIoTを活用したスマートファクトリーの実現に向け、MATLABおよびSimulinkを活用した①ディープラーニングによる品質検査、②デジタルツインを活用した予知保全、③自律搬送車および自律ロボットアーム開発(本イベント)、④ローカル5Gによる施設内電波伝搬モデル設計 を4日程に分けてご紹介します。
スマートファクトリーの実現に向けて、自律搬送車や自律ロボットアームなどの人間の作業を代替するロボティクスシステムの需要が高まっています。従来の決められた作業を繰り返す自動化とは異なり、自律化には、認知、判断、制御などの複合領域のアルゴリズム開発と高度な統合技術が不可欠です。MATLABおよびSimulinkには、それぞれの分野に特化したライブラリが提供されており、自律ロボットや自律システムを統合環境で開発することができます。 また、作成したアルゴリズムからコードを自動生成し、リアルタイムハードウェアやGPU、組み込みCPUへ実装することも可能です。
本Webセミナーでは、はじめに、スマートファクトリーにおけるロボティクスのトレンドおよび事例について紹介します。さらに、自律搬送車と自律ロボットアームの開発のワークフローを以下に観点から解説します。
・ロボットやセンサーのモデリング
・自律アルゴリズムの設計(認識、経路計画、軌道計画、制御)
・シミュレーション、テストと実装
ハイライト
- スマートファクトリーにおけるロボティクスのトレンド
- 自律搬送開発
- 自律型ロボットアームプログラミング
講演者について
能戸 フレッド(のと ふれっど) MathWorks Japan ロボティクス・自律システムインダストリーマネージャー
2006年から、米国航空防衛会社ノースロップグラマンでモバイルロボティクスや無人航空機などの制御システム研究・開発をGNCエンジニアとして務める。2012年から、MathWorksのアプリケーションエンジニアとしてモデルベース開発の導入を支援。2018年から現職。これまでの経験を生かして多業界の無人・自律システム開発に対するモデルベース開発の推進に尽力している。
草野 駿一(くさの しゅんいち) MathWorks Japan アプリケーションエンジニア
電波によるリモートセンシング、およびリモートセンシング画像解析を専門に学位取得。2013年から株式会社パスコにて、衛星リモートセンシング画像解析、技術開発に従事。2019年に MathWorks Japan に入社し、アプリケーションエンジニアとして主に画像処理、信号処理、ディープラーニング、レーダ、自律ロボットに関係する技術領域を担当している。
小林 昇洋(こばやし のりひろ)MathWorks Japan アプリケーションエンジニア
2009年から、自動車メーカにてモデルベース開発の主にシミュレーション業務に従事。2014年にMathworks Japanに入社しアプリケーションエンジニアとして様々な業界でのモデルベース開発の適用を支援。2018年より産業用ロボットおよび関連業界でのモデルベース開発の適用に注力し現在に至る。メカ・エレキ・制御など含むマルチドメインシミュレーションの技術領域を担当している。
録画: 2020 年 11 月 17 日