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hdlsetuptoolpath

FPGA 合成ソフトウェアにアクセスするためのシステム環境の設定

説明

hdlsetuptoolpath('ToolName',TOOLNAME,'ToolPath',TOOLPATH) は、サードパーティ製の FPGA 合成ツールをシステム パスに追加します。これにより、合成ツールのシステム環境変数が設定されます。サポートされている 1 つ以上のサードパーティ製 FPGA 合成ツールを HDL Coder™ で使用する場合は、関数 hdlsetuptoolpath を使用して構成します。サードパーティ製の FPGA 合成ツールを Simulink® Online™ に設定することはできません。

HDL ワークフロー アドバイザーを開く前にツールをシステム パスに追加してください。HDL ワークフロー アドバイザーが既に開いている場合は、合成ツールを現在の HDL ワークフロー アドバイザー セッションに追加を参照してください。HDL ワークフロー アドバイザーは Simulink Online では使用できません。

SynthesisToolPath = hdlsetuptoolpath('ToolName',TOOLNAME,'ToolPath',TOOLPATH) は、サードパーティ製の FPGA 合成ツールをシステム パスに追加し、合成ツールのパスの値を出力 SynthesisToolPath に返します。

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次のコマンドは、インストールされている Intel® Quartus® Prime Standard Edition の実行可能ファイルを指すように合成ツールのパスを設定します。Altera® Quartus II がインストール済みでなければなりません。

hdlsetuptoolpath('ToolName','Altera Quartus II','ToolPath',...
 'C:\intel\23.1\quartus\bin\quartus.exe');

次のコマンドは、インストールされている Intel Quartus Pro の実行可能ファイルを指すように合成ツールのパスを設定します。Intel Quartus Pro がインストール済みでなければなりません。

hdlsetuptoolpath('ToolName','Intel Quartus Pro','ToolPath',...
 'C:\intel\23.3_pro\quartus\bin64\quartus.exe');

メモ

hdlsetuptoolpath を使用して Intel Quartus Prime Standard ツールと Intel Quartus Pro ツールの両方をパスに設定すると、HDL Coder は最後に設定されたツールを読み込みます。

次のコマンドは、インストールされている Xilinx® ISE 14.7 の実行可能ファイルを指すように合成ツールのパスを設定します。Xilinx ISE がインストール済みでなければなりません。

hdlsetuptoolpath('ToolName','Xilinx ISE','ToolPath',...
 'C:\Xilinx\14.7\ISE_DS\ISE\bin\nt64\ise.exe');

次のコマンドは、インストールされている Vivado® Design Suite のバッチ ファイルを指すように合成ツールのパスを設定します。Xilinx Vivado がインストール済みでなければなりません。

hdlsetuptoolpath('ToolName','Xilinx Vivado','ToolPath',...
 'C:\Xilinx\Vivado\2024.1\bin\vivado.bat');

次のコマンドは、インストールされている Microchip Libero® Design Suite のバッチ ファイルを指すように合成ツールのパスを設定します。Microchip Libero SoC がインストール済みでなければなりません。

hdlsetuptoolpath('ToolName','Microchip Libero SoC','ToolPath',...
 'C:\Microchip\Libero_SoC_v2024.1\Designer\bin\libero.exe');

次のコマンドは、インストールされている Cadence® Genus を指すように合成ツールのパスを設定します。Cadence Genus がインストール済みでなければなりません。

hdlsetuptoolpath('ToolName','Cadence Genus','ToolPath',...
 '/home/tools/HDLTools/Cadence/RH/GENUS211/bin/genus');

入力引数

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合成ツールの名前。文字ベクトルとして指定します。

例: Xilinx Vivado | Xilinx ISE | Altera Quartus II | Intel Quartus Pro | Microchip Libero SoC | Cadence Genus

合成ツールの実行可能ファイルまたはバッチ ファイルの絶対パス。文字ベクトルとして指定します。

例: 'C:\Xilinx\Vivado\2024.1\bin\vivado.bat'

出力引数

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合成ツールの絶対パス。文字ベクトルとして返されます。

例: 'C:\Xilinx\Vivado\2024.1\bin\'

ヒント

  • Windows® のデスクトップにツールのアイコンがある場合、合成ツールの絶対パスを確認できます。

    1. アイコンを右クリックして [プロパティ] を選択します。

    2. [ショートカット] タブをクリックします。

  • 関数 hdlsetuptoolpath によるシステム パスとシステム環境変数の変更は、現在の MATLAB® セッションのみが対象になります。MATLAB の起動時にプログラムで hdlsetuptoolpath を実行するには、hdlsetuptoolpathstartup.m スクリプトに追加します。

バージョン履歴

R2011a で導入