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setenv

説明

setenv(varname,varvalue) は、オペレーティング システム環境変数の値を設定します。varname が環境変数として存在する場合、setenv はその現在の値を varvalue に置き換えます。varname が存在しない場合、setenv は、varname という名前の環境変数を作成し、これに varvalue を代入します。

setenv は、varnamevarvalue を変更せずにオペレーティング システムに渡します。varvalue 内の ;/:$% などの特殊文字は拡張されません。

MATLAB® 関数 systemunixdos または ! を使用して起動したプロセスは、関数 setenv により変数に代入された値を読み取ります。

setenv(varname)varname に null 値を割り当てます。この構文は setenv(varname,"") と等価です。ほとんどの UNIX® プラットフォームでは、空の値 ("") をもつ環境変数が存在できます。Microsoft® Windows® プラットフォームにおいて、この構文は変数を削除することと同等です。

setenv(d) はすべてのディクショナリ値を関連する環境変数の名前に割り当てます。 (R2023a 以降)

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setenv("TEMP","C:\TEMP");
getenv("TEMP")
ans = 'C:\TEMP'
setenv("PATH",getenv("PATH") + ";D:\myfolder");

複数の環境変数を作成してから、それらの環境変数が存在することを確認します。

setenv(["Var1" "Var2" "Var3" "Var4"],["Val1" "Val2" "Val3" "Val4"]);
isenv(["Var1" "Var2"; "Var3" "Var4"])
ans = 2x2 logical array

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unsetenv を使用して環境変数を 2 つ削除してから、それらの環境変数が存在しなくなったことを確認します。

unsetenv(["Var1" "Var4"]);
isenv(["Var1" "Var2"; "Var3" "Var4"])
ans = 2x2 logical array

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   1   0

missing を指定した setenv を使用して環境変数を削除することもできます。1 つの環境変数の値を変更し、もう 1 つの環境変数を削除します。

setenv(["Var2" "Var3"],["ValB" missing]);
isenv(["Var1" "Var2"; "Var3" "Var4"])
ans = 2x2 logical array

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入力引数

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環境変数の名前。string 配列、文字ベクトル、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。

varname の最大文字数は、215 - 2、すなわち 32,766 です。varname= 文字を含む場合、setenv はエラーをスローします。name に = を含む環境変数の動作は、適切に定義されません。

例: "PATH"

環境変数の値。string 配列、文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、または missing として指定します。値を missing に設定して環境変数を削除します。

例: "C:\TEMP"

環境変数の名前と値。ディクショナリとして指定します。指定するディクショナリには string 配列または文字ベクトルの cell 配列を含めることができます。

例: dictionary(["varname1","varname2"],["varvalue1","varvalue2"])

例: dictionary({'varname1','varname2'},{'varvalue1','varvalue2'})

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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