isenv

環境変数が存在するかどうかの判別

R2022b 以降

構文

tf = isenv(varname)

説明

tf = isenv(varname) は、配列 varname の要素がオペレーティング システム環境変数である位置に 1 (true) を含み、要素がそれ以外である位置に 0 (false) を含む logical 配列を返します。logical 配列 tf の次元は、入力配列の次元と同じです。

ほとんどの UNIX^® プラットフォームでは、空の値 ("") をもつ環境変数が存在できます。Microsoft^® Windows^® プラットフォームにおいて、環境変数の値を "" に設定することは変数を削除することと同等です。

例

環境変数の作成とテスト

環境変数 myVar を作成してから、その環境変数が存在することを確認します。

setenv("myVar","myValue");
isenv("myVar")

ans = logical
   1

myVar を削除してから、それが存在しなくなったことを確認します。

unsetenv("myVar");
isenv("myVar")

ans = logical
   0

複数の環境変数の作成とテスト

複数の環境変数を作成してから、それらの環境変数が存在することを確認します。

setenv(["Var1" "Var2" "Var3" "Var4"],["Val1" "Val2" "Val3" "Val4"]);
isenv(["Var1" "Var2"; "Var3" "Var4"])

ans = 2×2 logical array

   1   1
   1   1

unsetenv を使用して環境変数を 2 つ削除してから、それらの環境変数が存在しなくなったことを確認します。

unsetenv(["Var1" "Var4"]);
isenv(["Var1" "Var2"; "Var3" "Var4"])

ans = 2×2 logical array

   0   1
   1   0

missing を指定した setenv を使用して環境変数を削除することもできます。1 つの環境変数の値を変更し、もう 1 つの環境変数を削除します。

setenv(["Var2" "Var3"],["ValB" missing]);
isenv(["Var1" "Var2"; "Var3" "Var4"])

ans = 2×2 logical array

   0   1
   0   0

入力引数

varname — 環境変数の名前

string スカラー | 文字ベクトル | string 配列 | 文字ベクトルの cell 配列

環境変数の名前。string スカラー、文字ベクトル、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。文字配列として指定すると、スカラーの logical 配列が返されます。

例: "PATH"

拡張機能

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

使用上の注意および制限:

• コード生成は、parforループ内での isenv の使用をサポートしていません。

バージョン履歴

R2022b で導入

R2023a: 複数の環境変数のテスト

入力として string 配列または文字ベクトルの cell 配列を指定して isenv を使用して、複数の環境変数をテストします。

参考

getenv | setenv | unsetenv | loadenv | computer | pwd | license | path