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slreq.Link クラス

名前空間: slreq

トレース可能なリンク

説明

slreq.Link クラスのオブジェクトは、要件、設計、テストの間でトレース可能なリンクを作成するために使用します。項目間でトレース可能な関連付けを確立すると、Requirements Toolbox™slreq.Link オブジェクトが作成されます。

作成

slreq.Link オブジェクトの作成には関数 slreq.createLink を使用します。

プロパティ

すべて展開する

リンクが作成された日付。datetime 値として指定します。このプロパティはソフトウェアによって入力されます。

リンクを作成した個人または組織の名前。

リンクが最後に変更された日付。datetime 値として指定します。このプロパティはソフトウェアによって入力されます。

リンクを最後に変更した個人または組織の名前。

リンクに付されるコメント。構造体として返されます。

リンク タイプの列挙。次の表のオプションのいずれかとして指定します。

タイプ説明
"Relate"
  • 多くのユース ケースにおける項目間の一般的な関係

  • 双方向リンク

"Implement"
  • 要件を実装するリンク元の項目を指定する

  • 実装ステータスの対象となる

詳細については、要件の実装ステータスの確認を参照してください。

"Verify"
  • 要件を検証するリンク元の項目を指定する

  • リンク元の項目が受容される項目タイプの 1 つである場合、検証ステータスの対象となる

詳細については、要件検証ステータスの確認を参照してください。

"Derive"リンク先項目を派生するリンク元項目を指定する
"Refine"リンク先項目で指定される機能の詳細を追加するリンク元項目を指定する
"Confirm"
  • 要件と外部のテスト結果ソースとの間の関係を指定する

  • 一部のケースでは検証ステータスの対象となる可能性がある

詳細については、外部ソースからの結果を検証ステータスに含めるを参照してください。

string スカラーまたは文字ベクトルカスタム リンク タイプまたはステレオタイプを指定する string スカラーまたは文字ベクトル。詳細については、Define Custom Requirement and Link Types and Propertiesを参照してください。

詳細については、リンク タイプを参照してください。

リンクの説明テキスト。複数行の文字ベクトルとして指定します。

リンクのキーワード。文字配列として指定します。

リンクの根拠テキスト。複数行の文字ベクトルとして指定します。

リンクに対応するセッション ID (Session Independent Identifier)。

リンクのリビジョン番号。スカラーとして返されます。新しいリンクを作成すると、Revision プロパティはリンク セットのリビジョン番号と一致します。リンクを変更してリンク セットを保存すると、リンク セットのリビジョン番号が 1 インクリメントし、新しいリンク セットのリビジョン番号と一致するように Revision プロパティが更新されます。Revision プロパティは、リンクに対する変更を保存したときにのみ更新されます。

リンク セットのリビジョンの詳細については、slreq.LinkSet を参照してください。

メソッド

addCommentAdd comments to links
destination リンク先を取得
getAttributeGet link property values
getDestinationLabelGet label that identifies link destination
getDestinationOpenCommand Retrieve command that opens link destination
getDestinationURL Retrieve URL that opens link destination
getIncomingTypeLabel Get type label for incoming link
getOutgoingTypeLabel Get type label for outgoing link
getReferenceInfoGet unresolved link destination
getSourceLabelGet label that identifies link source
getSourceOpenCommand Retrieve command that opens link source
getSourceURL Retrieve URL that opens link source
isFilteredInCheck filtered links
isResolved Check if the link is resolved
isResolvedDestination Check if the link destination is resolved
isResolvedSource Check if the link source is resolved
linkSetリンクのリンク セットを取得
removeリンクの削除
setAttributeSet link property values
setDestination 要件のリンク先の設定
setSource 要件のリンク元を設定
source リンク元を取得

すべて折りたたむ

この例では、リンクの作成方法を説明します。

ShortestPath の例を開きます。

openProject("ShortestPath");

要件セット shortest_path_tests_reqs を読み込みます。

rs = slreq.load("shortest_path_tests_reqs");

インデックスが 2.1.3 の要件のハンドルを取得します。

req = find(rs,Index="2.1.3");

MATLAB® コード ファイル graph_unit_tests の行番号 4 に関連付けられた行範囲を見つけます。

lr = slreq.getTextRange("graph_unit_tests.m",4);

要件と MATLAB ファイルのコード行の間のリンクを作成します。

myLink = slreq.createLink(req,lr);

リンク セットのハンドルを取得して保存します。

myLinkSet = linkSet(myLink);
tf = save(myLinkSet)
tf = logical
   1

この例では、要件の内向きリンクとモデル オブジェクトの外向きリンクを特定する方法を示します。

モデル reqs_validation_property_proving_original_model と要件セット original_thrust_reverser_requirements を読み込みます。

load_system("reqs_validation_property_proving_original_model");
rqset = slreq.load("original_thrust_reverser_requirements.slreqx");

要件セット内のインデックスが 11 の要件のハンドルを取得します。

req = slreq.find(Type="Requirement",Index=11);

要件の内向きリンクを取得します。

inLinks = slreq.inLinks(req);

内向きリンクのリンク元を取得します。

lkSrc = source(inLinks);

リンク元を構造体からモデル オブジェクトに変換します。

mo = slreq.structToObj(lkSrc);

モデル オブジェクトの外向きリンクを取得します。

outLinks = slreq.outLinks(mo);

バージョン履歴

R2018a で導入