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外部ソースからの結果を検証ステータスに含める

Requirements Toolbox™ では、外部ソースからの結果の検証ステータスを要件エディターに含めることができます。要件の検証ステータスをまとめ、カスタム ドメイン登録を作成し、カスタム ロジックを記述して結果を取得できます。詳細については、要件検証ステータスの確認を参照してください。

次のテスト結果を含めることもできます。

  • Jenkins のような継続的インテグレーション (CI) サーバー

  • 手動またはテスト スクリプトで更新されるカスタム結果

外部環境からのテスト結果を開発環境に固有の言語に解釈するカスタム ドキュメント インターフェイスを作成することができます。詳細については、Define Custom Document Interface for Direct Linking to Requirementsを参照してください。

組み込みの検証サービスを使用して、JUnit や TAP (Test Anything Protocol) といった一般的なほとんどのケースの結果ファイルを解釈し、外部テスト結果を要件の検証ステータスに含めることができます。

外部のテスト結果の検証ステータスを要件に含めると、次のようになります。

  • 外部の結果が、Model Verification ブロックや Simulink® Test™ テスト ファイルといったその他のソースからの結果と共に、要件エディター[検証済み] 列にリストされる。

  • パス/失敗の指示が要件リンクに反映される。

  • 結果の状態は要件の階層全体で自動的に集約される。

  • 要件が追加または削除されたときに、結果の状態が自動的に更新される。

外部ソースから検証の結果に値を入力する方法

一般的には、外部テストの結果は MATLAB® 環境の外部で実行および管理されます。テスト結果は、次の実行結果になる可能性があります。

  • 結果ファイルを生成するテスト スクリプトまたはその他のプログラムの実行

  • CI サーバーの有無に関係なく、カスタム TestRunner オブジェクトを使用して MATLAB ユニット テストのテスト ケースを実行

次のいずれかによって、テスト結果へのリンクを作成できます。

  • 結果ファイルに直接リンクする。外部結果アーティファクトはリンク先として使用され、要件はリンク元として使用されます。カスタム ドキュメント インターフェイスを作成するには、以下が必要です。

    1. ファイルの場所

    2. ファイルの形式 (たとえば、JUnit または Excel®)

    詳細については、要件ファイルへのリンクを参照してください。

  • テスト スクリプトへのリンクと、テスト場所に基づいて結果を取得するコードの提供。外部のテスト アーティファクトはリンク先として使用され、要件はリンク元として使用されます。関数 GetResultFcn のカスタム ロジックによってテスト アーティファクトに対応する結果アーティファクトが特定され、その結果アーティファクトから結果が取得されます。テスト スクリプトへのリンクを参照してください。

次の手順は、外部ソースからリンクを作成し、そこから検証ステータスを入力するために使用されます。

  1. カスタム ドキュメント インターフェイスの作成と登録: カスタム ドキュメント インターフェイスを作成して登録します。詳細については、Define Custom Document Interface for Direct Linking to Requirementsを参照してください。

  2. 要件からテスト結果ファイルまたはテスト スクリプトへのリンク: 外向きリンク エディターまたは slreq.createLink を使用して、要件から結果ファイルにリンクします。

    メモ

    古い結果を参照することがないように、結果ファイルのタイムスタンプがリンク作成のタイムスタンプよりも新しいことを確認してください。関数 GetResult で返される結果にタイムスタンプが記載されていないか NaT に設定されている場合、ステイルネスの検出はスキップされます。

  3. 検証ステータスの表示: 要件エディターで、[検証済み] 列を表示して検証ステータス確認します。詳細については、検証ステータスの表示を参照してください。

  4. 要件ビューのリフレッシュ: テストの実行後、[リフレッシュ] ボタンをクリックして検証ステータスをリフレッシュします。

要件エディターで [レポート][レポートの生成] をクリックすることで、外部ソースからの検証ステータスを要件レポートに含めることができます。

外部ソースからの検証の結果を入力する場合、次を行います。

  • GetResultFcn コードを rmi register と統合する前にテストします。GetResultFcn の詳細については、Define Custom Document Interface for Direct Linking to Requirementsを参照してください。

  • [外向きリンク エディター] でカスタム リンク タイプの登録を確認します。

  • キャッシュを使用して、単一のファイルに複数のリンクの結果が含まれている場合のパフォーマンスを向上させます。

  • ブレーク ポイントを GetResultFcn コードに挿入します。再実行するには [リフレッシュ] ボタンを使用します。

  • プロジェクトを使用する場合、プロジェクトの起動またはシャットダウン スクリプトで使用するときにカスタム リンク タイプを登録および登録解除します。

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