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線形化マネージャー

線形解析ポイントとブロック線形化の管理

説明

線形化マネージャーでは、Simulink® モデルで線形解析ポイントを構成し、カスタムのブロック線形化を構成できます。アプリを開くと、[線形化] タブがツールストリップに追加されます。

このアプリを使用して、次のことを実行できます。

  • 線形の開ループおよび閉ループの線形解析ポイントを挿入する。

  • 平衡化出力制約を挿入する。

  • MATLAB® の式またはコンフィギュレーション関数を使用してカスタムのブロック線形化を指定する。

  • モデル平衡化用に定常状態マネージャー アプリを開く。

  • モデル線形化と周波数応答推定用にモデル線形化器アプリを開く。

Linearization Manager app

線形化マネージャー アプリを開く

[アプリ] タブの [制御システム][線形化マネージャー] をクリックします。[線形化] タブが開きます。

すべて展開する

Simulink モデルで線形解析ポイントを指定するには、以下を行います。

モデル内で、解析ポイントとして定義する信号をクリックします。

[線形化] タブの [解析ポイントの挿入] ギャラリーで、定義する解析ポイントのタイプを選択します。

  • 入力の摂動 — 信号への加法的入力を指定します。

  • 出力の測定 — 信号の測定値を取ります。

  • ループの中断 — ループ開始点を指定します。

  • 開ループの入力 — ループの中断と、その後に続く入力の摂動を指定します。

  • 開ループの出力 — 出力の測定と、その後に続くループの中断を指定します。

  • ループ伝達 — ループの中断の前に出力の測定を指定し、それらの後に続く入力の摂動を指定します。

  • 感度 — 入力の摂動と、その後に続く出力の測定を指定します。

  • 相補感度 — 出力の測定と、その後に続く入力の摂動を指定します。

解析ポイントのさまざまなタイプの詳細については、モデルの一部を線形化するよう指定を参照してください。

解析ポイントを指定すると、ソフトウェアは線形解析ポイント タイプを示す注釈をモデルに追加します。

Simulink モデルを平衡化する際、特定の信号に対して追加の出力制約を指定できます。

モデル内で、出力制約を定義する信号をクリックします。

[線形化] タブの [解析ポイントの挿入] ギャラリーで [平衡化出力制約] をクリックします。

これで、この出力制約に対する平衡化仕様を構成できます。仕様からの平衡化の詳細については、仕様からの定常状態の操作点の計算を参照してください。

関連する例

バージョン履歴

R2019b で導入