Initialize Function
モデルの初期化イベントでサブシステムを実行
ライブラリ:
Simulink /
User-Defined Functions
説明
Initialize Function ブロックは、モデルの初期化イベントで実行される事前構成された Subsystem ブロックです。既定では、Initialize Function ブロックには以下が含まれます。
[イベント タイプ] が
[初期化]
に設定された Event Listener ブロック[定数値] が
0
に設定された Constant ブロック[状態オーナー ブロック] が設定されていない State Writer ブロック
このブロックは、タスクをイベントに基づいて初期化する必要がある場合に使用します。たとえば、Model ブロックで参照される Simulink モデル内の Initialize Function ブロックは、Model ブロックがその initialize 端子で関数呼び出し制御信号を受け取るとトリガーされます。Initialize Function ブロックを使用したモデル化パターンの詳細については、Common Uses of the Initialize Function Blockを参照してください。このブロックでは、モデルでのタスクの初期化をスケジュールおよび制御できます。
たとえば、Constant ブロックを State Writer ブロックの状態値を生成するソース ブロックに置き換えて State Writer ブロックの [状態オーナー ブロック] を指定することにより、Initialize Function ブロックの内容をカスタマイズします。
出力端子をもち、条件付きで実行されるサブシステムは、Initialize Function ブロック内で完全にサポートされます。サポートされていないブロックと機能の一覧は、初期化関数、再初期化関数、リセット関数および終了関数の制限を参照してください。
Initialize Function ブロックと Terminate Function ブロックを含むコンポーネントの入力端子と出力端子は、それぞれ Inport ブロックと Outport ブロックに接続しなければなりません。
このブロックから生成されたコードは、モデル実行の開始時に一度呼び出される関数 model_initialize
の一部です。
Initialize Function、Reinitialize Function、Reset Function、Terminate Function ブロックまたは対応する状態オーナー ブロックを選択して、それに関連するブロックを強調表示できます。開いているブロック線図または新しいタブに関連するブロックを表示するには、選択後に表示される省略記号で一時停止します。その後、操作バーから [関連するブロック] を選択します。選択したブロックに複数のブロックが対応している場合は、関連するブロックのリストが開きます。関連するブロックのリストはテキスト ボックスに検索語を入力してフィルター処理できます。関連するブロックをリストから選択すると、関連するブロックが表示された開いているブロック線図または新しいタブにウィンドウのフォーカスが移ります。