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Compose String

指定された形式および入力信号に基づく出力 string 信号の構成

  • Compose String block

ライブラリ:
Simulink / String

説明

Compose String ブロックは、[書式設定] パラメーターにリストされる書式指定子に基づいて出力 string 信号を構成します。[書式設定] パラメーターは入力信号の数を決定します。複数の入力がある場合、ブロックはこれらの複数の入力を順番に結合して、関連付けられている書式指定子を各入力につき 1 つ適用することで文字列を構成します。各書式指定子はパーセント記号 % で始まり、その後に変換文字が続きます。たとえば %f は、入力の形式を浮動小数点出力として設定します。string 出力の補足として、文字を書式仕様に加えることもできます。このブロックを使用して、複数の入力から出力 string 信号を構成して形式を設定できます。

たとえば、[書式設定] パラメーターに "%s is %f" が含まれる場合、ブロックは string 信号および single または double の信号の 2 つの入力を期待します。最初の入力が string "Pi" で、2 番目の入力が double 値 3.14 である場合、出力は "Pi is 3.14" です。

ブロックから生成されたコードを MinGW® コンパイラでコンパイルすると、コンパイルされたコードを実行した際に、浮動小数点入力について、標準とは異なる結果になることがあります。たとえば、数値入力の 501.987 に対して、想定される string "5.019870e+02" ではなく、string "5.019870e+002" が返されます。

端子

入力

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文字列の最初の部分のデータ。スカラーとして指定します。[書式設定] パラメーターは、端子ラベルおよび入力データの形式を決定します。たとえば、[書式設定] パラメーターの最初の項目が %d である場合、端子ラベルは d です。

入力信号のデータ型は、[書式設定] パラメーターの書式指定子と互換性がなければなりません。詳細については、[書式設定] パラメーターを参照してください。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean

文字列の 2 番目の部分のデータ。スカラーとして指定します。[書式設定] パラメーターは、端子ラベルおよび入力データの形式を決定します。たとえば、[書式設定] パラメーターの最初の項目が %f である場合、端子ラベルは f です。

入力信号のデータ型は、[書式設定] パラメーターで指定された書式指定子と互換性がなければなりません。詳細については、[書式設定] パラメーターを参照してください。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

文字列の N 部分のデータ。スカラーとして指定します。[書式設定] パラメーターは、端子ラベルおよび入力データの形式を決定します。たとえば、[書式設定] パラメーターの対応する項目が %f である場合、端子ラベルは f です。

入力信号のデータ型は、[書式設定] パラメーターの書式指定子と互換性がなければなりません。詳細については、[書式設定] パラメーターを参照してください。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

出力

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入力から構成される出力 string。スカラーとして指定します。

データ型: string

パラメーター

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入力データの書式設定。書式文字列として指定します。

入力可能な書式指定子の詳細については、アルゴリズムを参照してください。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: Format
型: 文字ベクトル
値: '<filename>'
既定の設定: '"%d %f"'

出力データ型。最大長のない文字列を指定するために string データ型を使用して指定します。

最大長をもつ string データ型を指定するには、stringtype(N) を指定します。たとえば、stringtype(31) は、最大長が 31 文字の string データ型を作成します。

[データ型アシスタントを表示] ボタン をクリックして、データ型の属性の設定に役立つ [データ型アシスタント] を表示します。詳細は、データ型アシスタントを利用したデータ型の指定を参照してください。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: OutDataTypeStr
型: 文字ベクトル
値: 'string' | <data type expression>
既定の設定: 'string'

関数 stringtype を、たとえば stringtype(255) のように使用します。

依存関係

[データ型アシスタントを表示] ボタンをクリックすると、このパラメーターが有効になります。

ブロックの特性

データ型

double | integer | single | string

直達

はい

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

いいえ

ゼロクロッシング検出

いいえ

アルゴリズム

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書式指定子はパーセント記号 % で始まり、変換文字で終わります。変換文字は必須です。オプションで、% と変換文字の間に識別子、フラグ、フィールド幅、精度およびサブタイプ指定子を指定できます (指定子間のスペースは無効です。ここでは可読性を高めるためだけに表示されています)。

Compose String ブロックは、以下の書式指定子プロトタイプを使用します。

%[flags][width][.precision][length]specifier

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2018a で導入