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RTW.BuildInfo

生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報を提供する

説明

RTW.BuildInfo オブジェクトには、生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報が格納されます。

作成

説明

buildInformation = RTW.BuildInfo はビルド情報オブジェクトを返します。このオブジェクトを使用して、生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報を指定できます。以下に例を示します。

  • コンパイラ オプション

  • プリプロセッサ識別子の定義

  • リンカー オプション

  • ソース ファイルとパス

  • インクルード ファイルとパス

  • プリコンパイル済みの外部ライブラリ

プロパティ

すべて展開する

生成されたコード コンポーネントの名前。

オブジェクト関数

addCompileFlagsコンパイラ オプションをビルド情報に追加
addDefinesプリプロセッサ マクロ定義をビルド情報に追加
addIncludeFilesインクルード ファイルをビルド情報に追加
addIncludePathsインクルード パスをビルド情報に追加
addLinkFlagsリンク オプションをビルド情報に追加
addLinkObjectsリンク オブジェクトをビルド情報に追加
addNonBuildFiles非ビルド関連ファイルをビルド情報に追加
addSourceFilesソース ファイルをビルド情報に追加
addSourcePathsソース パスをビルド情報に追加
addTMFTokensテンプレート makefile (TMF) トークンをビルド情報に追加
findBuildArgビルド情報から特定のビルド引数を検索
findIncludeFilesインクルード (ヘッダー) ファイルを検索してビルド情報に追加
getBuildArgsビルド情報からビルド引数を取得
getCompileFlagsビルド情報からコンパイラ オプションを取得
getDefinesビルド情報からプリプロセッサ マクロ定義を取得
getFullFileListビルド情報からファイルのリストを取得
getIncludeFilesビルド情報からインクルード ファイルを取得
getIncludePathsビルド情報からインクルード パスを取得
getLinkFlagsビルド情報からリンク オプションを取得
getNonBuildFilesビルド情報から非ビルド関連ファイルを取得
getSourceFilesビルド情報からソース ファイルを取得
getSourcePathsビルド情報からソース パスを取得
removeIncludePathsRemove include paths from build information
removeSourceFilesビルド情報オブジェクトからのソース ファイルの削除
setTargetProvidesMainコード ジェネレーターが提供する (生成されたまたは静的な) main.c ソース ファイルの、ビルド時のインクルードの無効化
updateFilePathsAndExtensionsパスやファイル拡張子が欠落しているビルド情報でファイルを更新
updateFileSeparatorビルド情報内のファイル リストのファイル区切り文字を更新

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生成コードをビルドするときに、ビルド プロセスによって RTW.BuildInfo オブジェクトが buildInfo.mat ファイルに格納されます。このオブジェクトを取得するには、buildInfo.mat ファイルが含まれているコード生成フォルダーから、次を実行します。

bi=load('buildInfo.mat');
bi.buildInfo
ans = 

  BuildInfo with properties:

          ComponentName: 'slexAircraftExample'
                 Viewer: []
                 Tokens: [27×1 RTW.BuildInfoKeyValuePair]
              BuildArgs: [13×1 RTW.BuildInfoKeyValuePair]
               MakeVars: []
               MakeArgs: ''
    TargetPreCompLibLoc: ''
        TargetLibSuffix: ''
              ModelRefs: []
                 SysLib: [1×1 RTW.BuildInfoModules]
                   Maps: [1×1 struct]
                LinkObj: []
                Options: [1×1 RTW.BuildInfoOptions]
                    Inc: [1×1 RTW.BuildInfoModules]
                    Src: [1×1 RTW.BuildInfoModules]
                  Other: [1×1 RTW.BuildInfoModules]
                   Path: []
               Settings: [1×1 RTW.BuildInfoSettings]
           DisplayLabel: 'Build Info'
                  Group: ''

オブジェクトにビルド情報が格納されます。

この例では、RTW.BuildInfo オブジェクトの作成方法とソース ファイルの登録方法を示します。

RTW.BuildInfo オブジェクトを作成します。

buildInfo = RTW.BuildInfo;

ソース ファイルを登録します。

buildInfo.ComponentName = 'foo1';
addSourceFiles(buildInfo, 'foo1.c');

ビルド メソッドを指定し、スタティック ライブラリを作成します。

tmf = fullfile(tmffolder, 'ert_vcx64.tmf');
buildResult1 = codebuild(pwd, buildInfo, tmf)

バージョン履歴

R2006a で導入