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findIncludeFiles

インクルード (ヘッダー) ファイルを検索してビルド情報に追加

説明

findIncludeFiles(buildinfo,extensions,Name,Value) は、インクルード ファイルを検索し、ビルド情報に追加します。

関数 findIncludeFiles を使用して、以下のことが行えます。

  • ビルド情報から、ソース内のインクルード ファイルおよびインクルード パスを検索します。

  • オプション引数 extensions を適用して、検索に使用するファイル名拡張子のパターンを指定します。

  • 見つかったファイルをそのフルパスとともにビルド情報に追加します。

  • ビルド情報から、重複するインクルード ファイル エントリを削除します。

findIncludeFiles がヘッダー ファイルを見つけられるように、関数 addIncludePaths を使用して buildInfo にパスを追加します。

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ビルド情報 myBuildInfo に含まれる、ファイル名拡張子 .h をもつインクルード ファイルを検索します。これらのファイルのフルパスをビルド情報に追加します。ビルド情報に含まれるインクルード ファイルを表示します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addSourcePaths(myBuildInfo,{fullfile(pwd,...
   'mycustomheaders')},'myheaders');
findIncludeFiles(myBuildInfo);
headerfiles = getIncludeFiles(myBuildInfo,true,false);
>> headerfiles

headerfiles = 

    'W:\work\mycustomheaders\myheader.h'

入力引数

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オブジェクトは生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報を提供します。

検索するファイルの指定における引数 extensions の文字ベクトルまたは string は以下のとおりです。

  • 必ず、直後にピリオドが続くアスタリスク (*.) から始める

  • 英数字とアンダースコア (_) 文字の組み合わせが可能

例: '*.h' '*.hpp' '*.x*'

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に配置しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して各名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: minimalHeaders=false,ignoreParseError=true

true の場合、コードをビルドするのに必要な最低限のヘッダー ファイルのみを含めます。

false の場合、インクルード パスにあるヘッダー ファイルを含めます。

例: minimalHeaders=false

false の場合、解析エラーで終了します。

true の場合、解析エラー時に終了しません。

例: ignoreParseError=true

バージョン履歴

R2006b で導入