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getIncludeFiles

ビルド情報からインクルード ファイルを取得

説明

files = getIncludeFiles(buildinfo,concatenatePaths,replaceMatlabroot,includeGroups,excludeGroups) は、ビルド情報からインクルード ファイルの名前を返します。

関数は、引数 buildinfoconcatenatePaths、および replaceMatlabroot を必要とします。オプション引数 includeGroupsexcludeGroups を使用できます。これらのオプション引数を使用すると、関数で返されたインクルード ファイルから、グループを選択的に含めるか、除外することができます。

excludeGroups を指定して includeGroups を除外する場合は includeGroups にヌル文字ベクトル ('') を指定してください。

ビルドの makefile は、ソースのパスおよびルールに基づいてファイルの場所を解決します。ビルド プロセスでは、ビルド情報に含まれるすべてのファイルのパスを手動で解決する必要はありません。concatenatePaths 引数に true を指定すると、関数 getIncludeFiles は、次の場合に各ファイルのパスを返します。

  • パスの追加時にパスが明示的にファイルに関連付けられた場合。

  • getIncludeFiles を呼び出す前に、updateFilePathsAndExtensions を呼び出してファイルのパスおよび拡張子を解決した場合。

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ビルド情報 myBuildInfo からインクルード パスおよびファイル名を取得します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addIncludeFiles(myBuildInfo,{'etc.h' 'etc_private.h' ...
   'mytypes.h'},{'/etc/proj/etclib' '/etcproj/etc/etc_build' ...
   '/common/lib'},{'etc' 'etc' 'shared'});
incfiles=getIncludeFiles(myBuildInfo,true,false);
>> incfiles

incfiles = 

    [1x22 char]    [1x36 char]    [1x21 char]

ビルド情報 myBuildInfo から、グループ etc に含まれるインクルード ファイルの名前を取得します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addIncludeFiles(myBuildInfo,{'etc.h' 'etc_private.h' ...
   'mytypes.h'},{'/etc/proj/etclib' '/etcproj/etc/etc_build' ...
   '/common/lib'},{'etc' 'etc' 'shared'});
incfiles = getIncludeFiles(myBuildInfo,false,false, ... 
   'etc');
>> incfiles

incfiles = 

    'etc.h'     'etc_private.h'

入力引数

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生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報を格納する RTW.BuildInfo オブジェクト。

指定関数のアクション
true各ファイル名と対応するパスを連結して返します。
falseファイル名のみを返します。

例: true

関数が返す出力に MATLAB® ルート定義を含めるかどうかを制御するには replaceMatlabroot 引数を使用します。

指定関数のアクション
trueトークン $(MATLAB_ROOT) を MATLAB インストール フォルダーの絶対パスに置き換えます。
falseトークン $(MATLAB_ROOT) を置き換えません。

例: true

includeGroups 引数を使用するには、myGroups = getGroups(buildInfo) を使用して、利用可能なグループを表示します。

例: ''

excludeGroups 引数を使用するには、myGroups = getGroups(buildInfo) を使用して、利用可能なグループを表示します。

例: ''

出力引数

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関数 addIncludeFiles で追加するインクルード ファイルの名前。関数 packNGo を呼び出した場合、コードのパッケージ中に関数 packNGo によって検出されて追加されたファイルの名前が含まれます。

バージョン履歴

R2006a で導入