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addCompileFlags

コンパイラ オプションをビルド情報に追加

説明

addCompileFlags(buildinfo,options,groups) は、ビルド情報に追加するコンパイラ オプションを指定します。

関数は、引数 buildinfo および options を必要とします。オプション引数 groups を使用するとオプションをグループ化できます。

コード ジェネレーターはコンパイラ オプションをビルド情報オブジェクトに保存します。関数は指定された順序に基づいてオプションをオブジェクトに追加します。

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コンパイラ オプション -O3 をビルド情報 myBuildInfo に追加し、グループ OPTS にオプションを配置します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addCompileFlags(myBuildInfo,'-O3','OPTS');

コンパイラ オプション -Zi-Wall をビルド情報 myBuildInfo に追加し、グループ OPT_OPTS にオプションを配置します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addCompileFlags(myBuildInfo,'-Zi -Wall','OPT_OPTS');

makefile 以外のビルド環境でコンパイラ オプション -Zi-Wall および -O3 をビルド情報 myBuildInfo に追加します。オプション -Zi-Wall をグループ Debug に配置し、オプション -O3 をグループ MemOpt に配置します。

myBuildInfo = RTW.BuildInfo;
addCompileFlags(myBuildInfo,{'-Zi -Wall' '-O3'}, ...
  {'Debug' 'MemOpt'});

入力引数

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生成されたコードのコンパイルとリンクに関する情報を格納する RTW.BuildInfo オブジェクト。

options 引数は、文字ベクトルとして、文字ベクトルの配列として、または string として指定できます。options 引数は、単一の文字ベクトルに含まれる複数のコンパイラ フラグとして指定できます (例: '-Zi -Wall')。options 引数を複数の文字ベクトルとして指定した場合 (例: '-Zi -Wall' および '-O3')、options 引数は文字ベクトルの配列としてビルド情報に追加されます。

例: {'-Zi -Wall' '-O3'}

groups 引数は、文字ベクトル、文字ベクトルの配列、または string として指定できます。複数の groups を指定した場合 (例: 'Debug' 'MemOpt')、関数は groupsoptions に出現順で関連付けます。たとえば、options 引数 {'-Zi -Wall' '-O3'} は、2 つの要素をもつ文字ベクトルの配列です。1 番目の要素は 'Debug' グループに含まれ、2 番目の要素は 'MemOpt' グループに含まれます。

メモ

テンプレート makefile ベースのビルド プロセスでは、makefile の生成時に 'OPTS''OPT_OPTS''OPTIMIZATION_FLAGS' の各グループでコンパイラ フラグのみを考慮します。

ビルド プロセスで他のグループ内のコンパイラ フラグを考慮するには、テンプレート makefile にトークン |>COMPILE_FLAGS_OTHER<| が含まれていなければなりません。

例: {'Debug' 'MemOpt'}

バージョン履歴

R2006a で導入