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ワークスペース変数と MAT ファイル
ワークスペースは、MATLAB で作成した変数、またはデータ ファイルや他のプログラムからインポートした変数を格納します。ワークスペースの内容は、ワークスペース ブラウザーまたはコマンド ウィンドウで表示および編集できます。詳細については、変数の作成と編集を参照してください。
ワークスペース変数は MATLAB の終了後は保持されません。複数のセッション間でデータを使用するには、MAT ファイルと呼ばれる .mat
拡張子の圧縮ファイルに保存します。MAT ファイルを MATLAB に再度読み込むことで、保存されたデータを復元できます。詳細については、ワークスペース変数の保存と読み込みを参照してください。
関数
load | ファイルからワークスペースに変数を読み込む |
save | ワークスペースからファイルに変数を保存する |
matfile | MAT ファイルをメモリに読み込まずに、そのファイル内の変数にアクセスして変更 |
disp | 変数の値を表示 |
formattedDisplayText | 表示出力を string として取得 (R2021a 以降) |
who | ワークスペース内の変数のリスト |
whos | ワークスペースの変数をサイズおよびタイプと共に一覧表示する |
clear | ワークスペースからアイテムを削除し、システムメモリを解放 |
clearvars | メモリから変数をクリアする |
openvar | 変数エディターまたは他のグラフィカルな編集ツールでワークスペース変数を開く |
workspace | ワークスペースを管理するワークスペース ブラウザーを開く |
トピック
- 変数の作成と編集
MATLAB ワークスペースのコマンド ウィンドウで、またはワークスペース ブラウザーと変数エディターを使用して、変数の作成、編集、コピーを行います。
- ワークスペース変数の保存と読み込み
現在のワークスペースの変数のうち一部または全部を保存し、後ほど、現在の MATLAB セッション中または別のセッション中にその変数を再度読み込みます。
- ワークスペース ブラウザーでの統計の表示
各変数またはオブジェクトに対し、ワークスペース ブラウザーは [最小値]、[最大値]、[平均] などの統計量を表示できます (該当する場合)。
- ワークスペースと変数の基本設定
ワークスペース ブラウザーと変数エディターの基本設定を設定します。
- MAT ファイルのバージョン
MAT ファイルには複数のバージョンがあり、MAT ファイル Version 4 以降、サポートされる機能が増えています。
- MAT ファイルの比較とマージ
2 つの MAT ファイル間の変更を表示し、マージする。
トラブルシューティング
MAT ファイルからデータを読み込む関数があり、MATLAB で期待どおりの結果が返されない場合、MAT ファイルのいずれかの変数の名前が MATLAB 関数と同じになっていないか確認してください。