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save
ワークスペースからファイルに変数を保存する
構文
説明
save(
は、現在のワークスペースにあるすべての変数を、filename
)filename
という名前の MATLAB® バイナリ ファイル (MAT ファイル) に保存します。filename
が存在する場合、save
はこのファイルを上書きします。
save
は、構文のコマンド形式です。コマンド形式では、必要な特殊文字が少なくなります。かっこを入力したり、入力を一重引用符または二重引用符で囲んだりする必要はありません。入力は、コンマではなく空白を使用して区切ります。入力にスペースが含まれる場合は、一重引用符で囲みます。filename
たとえば、test.mat
という名前のファイルを保存する場合、以下のステートメントは等価です。
save test.mat % command form save("test.mat") % function form
前述の構文で説明したいずれかの入力を含めることができます。たとえば、my file.mat
という名前のファイルに変数 X
を保存するには、次のコマンドを入力します。
save 'my file.mat' X % command form, using single quotes save("my file.mat","X") % function form, using double quotes
filename
など、入力のいずれかが変数である場合は、コマンド形式を使用しないでください。
例
入力引数
制限
2 つの別個の MATLAB セッションからのデータを同じファイルに同時に保存しようとすると、ファイルが破損する可能性があります。
ヒント
より柔軟に ASCII ファイルを作成するには、
fprintf
を使用します。関数
save
でグラフィックス オブジェクトを保存すると、オブジェクトの再生成に必要なすべての情報がファイルに含まれるため、大きなファイルが作成される可能性があります。関数
save
での Figure の保存は推奨されません。代わりに関数savefig
を使用します。R2014b 以降でsave
を使用して Figure を保存すると、それより前のバージョンの MATLAB で MAT ファイルにアクセスできなくなります。save
を使用して Figure を保存すると、関数から警告メッセージが表示されます。save
を使用する前に、すべての Figure を削除してください。Figure はワークスペース内に直接入れることはできませんが、たとえば構造体やコールバック関数のワークスペースに保存することはできることに注意してください。引数
filename
は、現在のプラットフォームで有効な任意の名前にすることができます。ただし、関数load
で任意のプラットフォーム上のファイルに確実にアクセスできるようにするために、filename
では\
(バックスラッシュ)、/
(スラッシュ)、:
(コロン)、*
(アスタリスク)、?
(疑問符)、"
(二重引用符)、<
(小なり記号)、>
(大なり記号)、|
(パイプ)、'
(アポストロフィ)、または;
(セミコロン) の各文字を使用しないでください。