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savefig

Figure を FIG ファイルとして保存する

説明

savefig(filename) は、現在の Figure を指定されたファイル名の FIG ファイルとして保存します。FIG ファイルはコンパクトな形式で保存され、結果の Figure は MATLAB® R2014b 以降と互換性があります。

savefig(fig,filename) は、指定された Figure fig を保存します。

savefig(fig,filename,version) は、指定された MAT ファイル バージョンを使用してファイルを作成します。有効なバージョンは、"-v7.3""-v7"、および "-v6" です。 (R2024b 以降)

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関数 peaks の表面プロットを作成します。Figure をファイル PeaksFile.fig に保存します。

figure
surf(peaks)
savefig("PeaksFile.fig")

保存した Figure を開くには、次のコマンドを使用します。

openfig("PeaksFile.fig");

MATLAB で保存した .fig ファイルから新しい Figure が作成されます。

2 つのプロットを作成し、Figure ハンドルを配列 fig に格納します。Figure をファイル TwoFiguresFile.fig に保存します。Figure を保存してから閉じます。

fig(1) = figure;
z = peaks;
surf(z)
fig(2) = figure;
plot(z)

savefig(fig,"TwoFiguresFile.fig")
close(fig)

2 つの Figure を開くには、次のコマンドを使用します。

myfigs = openfig("TwoFiguresFile.fig");

myfigs には、作成された 2 つの Figure オブジェクトが含まれます。

"-v7.3" MAT ファイル バージョンを使用して Figure を保存します。

fig = figure;
surf(peaks)
savefig(fig,"PeaksFile.fig","-v7.3")

保存した Figure を開くには、次のコマンドを使用します。

openfig("PeaksFile.fig");

入力引数

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ターゲット Figure。Figure オブジェクトまたは Figure オブジェクトの配列として指定します。

例: savefig("myfigure.fig") は、現在の Figure を myfigure.fig として保存します。

ファイル名。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。ファイル名を指定しない場合、savefig はファイルを Untitled.fig として保存します。

指定されたファイル名に .fig ファイル拡張子が含まれていない場合、savefig はその拡張子を追加します。savefig はそれ以外のファイル拡張子を受け入れません。

例: fig = figure; savefig(fig,"myfigure.fig") は、Figure figmyfigure.fig として保存します。

例: fig = [figure figure]; savefig(fig,"twofigures.fig") は、配列 fig 内の Figure を twofigures.fig として保存します。

データ型: char | string

R2024b 以降

MAT ファイルのバージョン。次の値のいずれかとして指定します。

  • "-v7.3""-v7" のすべての特徴を含み、2 GB を超える FIG ファイルをサポートするバージョン。

  • "-v7" — 圧縮を使用し、最大 2 GB の FIG ファイルをサポートするバージョン。このバージョンは Unicode® 文字エンコードもサポートしており、既定の文字エンコード スキームが異なるシステム間でファイルを共有できます。

  • "-v6" — 圧縮や Unicode 文字エンコードを使用しない古いバージョン。

バージョンを指定しない場合、savefig は、設定で指定された既定の MAT ファイル バージョンを使用します。既定の MAT ファイル バージョンを表示または設定するには、[ホーム] タブに移動し、[環境] セクションで [設定] をクリックします。[MATLAB][一般][MAT ファイルと FIG ファイル] を選択してから、[MAT ファイルと FIG ファイルの保存形式] オプションを選択します。

メモ

保存された FIG ファイルは、version 引数の値に関係なく、R2014b 以降と互換性があります。FIG ファイルは、R2014a 以前のリリースでは開くことができません。 (R2024b 以降)

ヒント

  • savefig を使用して保存されたファイルを開くには、MATLAB を使用しなければなりません。ファイルを開くには、openfig または open 関数にファイル名を渡します。以下に例を示します。

    openfig("MyFile.fig")

  • savefig は完全な MATLAB Figure を保存します。axes オブジェクトなど、Figure の一部のみを保存したり、データの他にハンドルを保存したりするには、save 関数を使用して MAT ファイルを作成します。

バージョン履歴

R2013b で導入

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