プロットをイメージまたはベクトル グラフィックス ファイルとして保存
プロットをイメージまたはベクトル グラフィックス ファイルとして保存できます。2 種類のコンテンツのいずれにするかを決めるときには、状況に応じた画質、ファイル サイズ、形式の要件を考慮します。選択したファイル形式に関係なく、ファイルを保存する前に MATLAB® の Figure 内でコンテンツを確定すると最良の結果が得られます。
イメージ ファイル形式には、JPEG、PNG、GIF、TIFF があります。これらのファイルにはピクセルが含まれており、図形イメージや複雑な表面を表現するのに最適です。場合によっては、特定の画質要件を満たすためにより高い解像度でイメージを保存する必要があります。ファイルの解像度が高くなるほどサイズがより大きくなる傾向があるため、帯域幅の制約がある状況では使用するのが困難になることがあります。また、アーティファクトを発生させずにイメージ内のラインおよびテキストを編集することが困難になる場合もあります。イメージ ファイルは、ほとんどのアプリケーションでサポートされています。
ベクトル グラフィックス ファイル形式には、SVG、PDF、EPS、EMF があります。この種類のファイルには、ライン、曲線および多角形を描画するための命令が含まれます。一部のベクトル グラフィックス ファイルには、イメージ コンテンツも含まれます。これらのファイル形式は単純なグラフィックスを表現するのに最適ですが、特定の表面やメッシュ プロットは複雑すぎるため、ベクトル コンテンツを使用して表現できません。一部のアプリケーションではベクトル グラフィックス ファイルに対する広範な編集機能が用意されていますが、スケーリングのみがサポートされるアプリケーションもあります。
次の表に、イメージとベクトル グラフィックスのいくつかの例と機能を示します。例では exportgraphics 関数を使用していますが、uiexportdlg 関数を使用したり、Figure ツールストリップや座標軸ツール バーのオプションを選択してプロットをファイルに保存したりすることもできます。
| イメージ | ベクトル グラフィックス | |
|---|---|---|
例 | 円グラフを作成し、PNG ファイルとしてエクスポートします。MATLAB の Figure とほぼ同じサイズのイメージを作成するには、グラフィックス ルートの
piechart([10 25 30 5]) sppi = get(groot,"ScreenPixelsPerInch"); exportgraphics(gcf,"PieChart.png",Resolution=sppi) | 円グラフを作成し、PDF ファイルとしてエクスポートします。既定では、
piechart([10 25 30 5]) exportgraphics(gcf,"PieChart.pdf",ContentType="vector") |
スケーリング | イメージをスケーリングすると、イメージがぼやけて見えたり、アーティファクトが表示されたりすることがあります。最良の結果を得るには、名前と値の引数
| ベクトル グラフィックスは、鮮鋭度を失うことなくスケーリングできます。ただし、コンテンツは、フォント、マーカー、パッチのエッジなども含め、一緒にスケーリングされます。大幅なスケーリング調整を行うと、スケーリングされたグラフィックスが期待どおりに表示されないことがあります。 最良の結果を得るには、Figure のサイズを、保存するベクトル グラフィックスとほぼ同じサイズに設定します。 |
複雑なグラフィックス | 十分な解像度を使用してイメージをエクスポートすると、イメージに複雑なグラフィックスを含めることができます。 | 多数のグリッド点や透明効果を含む表面などの複雑なグラフィックスでは、表示に長い時間がかかります。また、エクスポートされたグラフィックスでは、3 次元シーンの特定の側面が正確に表示されない可能性があります。このような場合には、Figure をイメージとしてエクスポートすることを検討します。 |
埋め込みフォント |
|
|
| 透明な背景 |
|
piechart([10 25 30 5]) exportgraphics(gcf,"PieChartBg.pdf",ContentType="vector", ... BackgroundColor="none") |
参考
exportgraphics | copygraphics | uiexportdlg