nexttile
タイル表示チャート レイアウトでの座標軸の作成
構文
説明
nexttile
は axes オブジェクトを作成し、現在の Figure 内のタイル表示チャート レイアウトで次の空のタイルに配置します。現在の Figure にレイアウトがない場合、nexttile
は新しいレイアウトを作成し、'flow'
タイル配置を使用して設定します。作成された axes オブジェクトが現在の座標軸になるため、次のプロット コマンドでそこにプロットすることができます。
nexttile(
は、レイアウトの中心にあるグリッドの、複数の行または列にわたる axes オブジェクトを作成します。span
)span
は、[r c]
の形式のベクトルとして指定します。座標軸は、r
行 c
列のタイルにわたります。座標軸の左上隅が、グリッド内の最初の空である r
行 c
列の領域の左上隅に配置されます。
nexttile(
は、現在の座標軸を、tilelocation
)tilelocation
で指定されたタイル内の座標軸またはスタンドアロンの可視化として割り当てます。通常、この構文は、既存の座標軸またはスタンドアロンの可視化を変更する場合に便利です。ただし、場合により、nexttile
は新しい axes オブジェクトを作成します。
指定したタイルが空の場合、
nexttile
はそのタイルに axes オブジェクトを作成します。指定したタイルに axes オブジェクトまたはスタンドアロンの可視化オブジェクトの一部が含まれているが、その左上隅は含まれていない場合、
nexttile
は既存のオブジェクトを置き換えます。たとえば、tilelocation
が複数のタイルにわたる axes オブジェクトの中央を参照している場合、nexttile
は指定したタイルの既存の axes オブジェクトを新しいオブジェクトに置き換えます。
nexttile(
は、tilelocation
,span
)tilelocation
で指定されたタイルから始まる複数の行または列にわたる axes オブジェクトを作成します。指定したタイルが座標軸またはスタンドアロンの可視化によって占有されている場合、nexttile
はそのオブジェクトを現在の座標軸にするか、置き換えます。
既存の axes オブジェクトまたはスタンドアロンの可視化オブジェクトが、引数
tilelocation
およびspan
で指定したタイルと同じ一連のタイルにわたっている場合、nexttile
はそのオブジェクトを現在の座標軸にします。既存の axes オブジェクトまたはスタンドアロンの可視化オブジェクトが、引数
tilelocation
およびspan
で指定したタイルと異なる一連のタイルにわたっている場合、nexttile
は、新しいtilelocation
値およびspan
値を使用して、既存のオブジェクトを新しい axes オブジェクトに置き換えます。
nexttile(
は、t
,___)t
で指定されたタイル表示チャート レイアウトに作用します。t
を、その他すべての入力引数の前に指定します。この構文は、複数のレイアウトで作業している場合、あるいはレイアウトが Figure ではなくパネルまたはタブ内にある場合に便利です。
ax = nexttile(___)
は、axes オブジェクトを返します。ax
を使用して、座標軸のプロパティを設定します。また、axes オブジェクトを操作する他のグラフィックス関数への入力引数として ax
を渡すこともできます。たとえば、関数 colormap
または colororder
を呼び出して、座標軸のカラー スキームを変更することができます。
例
入力引数
バージョン履歴
R2019b で導入