後で MATLAB で再度開くための Figure の保存
この例では、後で MATLAB® で再度開くことができるように Figure を保存する方法を説明します。Figure を FIG ファイルとして保存するか、またはコードを生成して保存します。
Figure の FIG ファイルへの保存
保存するプロットを作成します。タイトルと座標軸ラベルを追加します。
x = linspace(0,10); y = sin(x); plot(x,y) title('Sine Wave') xlabel('x ranges from 0 to 10') ylabel('y = sin(x)')
関数 savefig
を使用して Figure を FIG ファイルに保存します。FIG ファイルは Figure の再作成に必要な情報を格納します。
savefig('SineWave.fig')
Figure を閉じ、関数 openfig
を使用して保存した Figure を再度開きます。
close(gcf)
openfig('SineWave.fig')
openfig
により、元のオブジェクトと同じデータを使用して figure オブジェクト、axes オブジェクトおよび line オブジェクトがそれぞれ新しく作成されます。新しいオブジェクトのプロパティ値の大半は、元のオブジェクトと同じです。ただし、現在のすべての既定値が新しい Figure に適用されます。この Figure で操作を実行できます。たとえば、座標軸をパン、ズームおよび回転できます。
メモ
FIG ファイルは MATLAB でのみ開くことができます。他のアプリケーションで開くことができる形式で Figure を保存する方法については、プロットをイメージまたはベクトル グラフィックス ファイルとして保存を参照してください。
Figure を再作成するコードの生成
代替方法として、プロットの MATLAB コードを生成し、そのコードを使用してグラフを再作成します。コードの生成により、プロット ツールを使用した変更をキャプチャします。
[ファイル]、[コードの生成...] をクリックします。生成されたコードが、MATLAB エディターに表示されます。[ファイル]、[名前を付けて保存] をクリックしてコードを保存します。
生成されたファイルには、グラフの再作成に必要なデータが格納されていないので、データ引数を指定しなければなりません。このデータ引数を元のデータと同じにする必要はありません。ファイルの最初にあるコメントでは、予想されるデータ型が提示されます。