clear
ワークスペースからアイテムを削除し、システムメモリを解放
説明
関数 clear は、現在のワークスペースからすべての変数を削除して、システム メモリから解放します。
clear は、name1 ... nameNname1 ... nameN で表される変数、スクリプト、関数または MEX 関数をメモリから削除します。
clear -regexp は、列挙された正規表現のいずれかに一致する変数をすべて削除します。このオプションは変数のみを削除します。expr1 ... exprN
例
入力引数
ヒント
clear all、clear classesおよびclear functionsの呼び出しはコードのパフォーマンスを低下させ、通常は不要です。現在のワークスペースから 1 つ以上の特定の変数をクリアするには、
clearを使用します。name1 ... nameN現在のワークスペースからすべての変数をクリアするには、
clearまたはclearvarsを使用します。すべてのグローバル変数をクリアするには、
clear globalまたはclearvars –globalを使用します。特定のクラスをクリアするには、
clearを使用します。myClass特定の関数またはスクリプトをクリアするには、
clearを使用します。functionNameすべての MEX 関数をクリアするには、
clear mexを使用します。
関数
clearは、指定した変数を削除できます。指定したいくつかの変数を除くすべての変数を削除するには、代わりにclearvarsを使用します。Figure またはグラフィックスのオブジェクトのハンドルをクリアした場合、オブジェクト自体は削除されません。オブジェクトを削除するには、
deleteを使用します。一方、オブジェクトを削除しても、そのハンドルの格納に使用されている変数 (存在する場合) は削除されません。関数
clearは、Simulink® モデルをクリアしません。代わりにbdcloseを使用してください。関数
clearはローカル関数または入れ子関数内の永続変数をクリアしません。UNIX® システムでの
clearは、MATLAB のプロセスに割り当てられるメモリ量に影響しません。
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入