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ワークスペースと変数の設定の変更

ワークスペースの設定

ワークスペースの設定を使用することで、MATLAB® スクリプト ファイルとしての変数の保存、[ワークスペース] パネルでの統計量の計算の表示、および MATLAB 配列サイズ制限をカスタマイズできます。

[ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。[MATLAB][ワークスペース] を選択し、次のオプションを調整します。

設定使用方法
MATLAB スクリプトに保存する変数のしきい値

[配列の最大サイズ] ボックスに、MATLAB スクリプトに保存する配列要素の最大数を入力します。このサイズを超える配列は、コンパニオン MAT ファイルに保存されます。

[struct/オブジェクトの最大の入れ子レベル] フィールドに、MATLAB スクリプトに保存する構造体またはオブジェクトの入れ子レベルの最大数を入力します。この深さを超える構造体またはオブジェクトは、コンパニオン MAT ファイルに保存されます。

多次元配列形式

これらの設定では、多次元配列を MATLAB スクリプトに保存する際の形式を指定します。

簡潔さと効率性を重視するには、[整形された行ベクトル] を選択します。

配列表現と可読性を保持するには、[2 次元ページ] を選択します。次に、[2 次元ページで表示する配列の次元] ボックスで、2 次元スライスの次元を指定します。次元は配列の次元以下の正の整数である必要があり、2 番目の整数は最初の整数より大きくなければなりません。

ファイル形式

[1 行の最大文字数] ボックスに、MATLAB スクリプトで許可する最大文字数を入力します。変数を MATLAB スクリプトに保存するときに、この文字数を超えるとテキストが折り返されます。

統計量の計算

[n 以下の要素をもつ配列に対してのみ統計値を表示] では、[ワークスペース] パネルで統計量を計算するための配列要素の最大数を指定します。大きな配列の統計量を省略することで、[ワークスペース] パネルのパフォーマンスを向上できます。

表示する統計量を計算するときに欠損値を無視するには、[ワークスペース] パネルの [統計量の計算で NaN を無視] を選択します。

MATLAB の配列サイズの制限

既定では、MATLAB はコンピューターの RAM 容量 (バーチャル メモリを除く) を最大 100% まで使用して、各 MATLAB 配列にメモリを割り当てることができます。スライダーを動かして RAM の割合を調整できます。

配列の作成時に MATLAB が RAM とバーチャル メモリの両方を使用できるようにするには、[配列の最大サイズを RAM の割合で制限] チェック ボックスをオフにします。MATLAB がコンピューターで使用可能なリソースを超えてメモリを割り当てようとすると、システムが応答しなくなる可能性があります。

変数の設定

変数の設定を使用することで、既定の配列形式、カーソルの移動、並べ替えのための欠損値の配置、コード生成、および変数エディターでのスパークラインと要約統計量の表示をカスタマイズできます。

メモ

変数エディターの [変数] タブと [ビュー] タブを使用して、これらの設定の一部を制御することもできます。

[ホーム] タブの [環境] セクションで [設定] をクリックします。[MATLAB][変数] を選択し、次のオプションを調整します。

設定使用方法
形式

[既定の配列形式] リストから、変数エディターでの数値の既定の表示形式を選択します。この設定は、コマンド ウィンドウでの数値の表示方法や MATLAB による数値の計算または保存方法には影響しません。形式オプションの詳細については、format 関数を参照してください。

編集変数エディターで要素に変更を加えた後、Enter キーを押して変更を保存し、次の要素に移動できます。[Enter キーを押した後に選択を移動] をオフにすると、要素を編集して Enter キーを押したときに、変更が保存されますが、現在の要素が選択されたままになります。

既定では、フォーカスは下にある次の要素に移動します。フォーカスを別の方向に移動するように指定するには、[方向] リストから方向を選択します。

並べ替え[欠損値の配置] リストから、データを並べ替えるときの欠損値 (NaNNaT など) の配置を選択します。あるいは、sort または sortrows 関数を使用してデータを並べ替えるときに、名前と値の引数 MissingPlacement を指定します。
コード生成既定では、変数エディターで操作を実行すると、生成されたコードがコマンド ウィンドウに表示されます。このコードを非表示にするには、[処理中に MATLAB コードを表示] チェック ボックスをオフにします。
表形式の変数表示

[スパークラインを表示] チェック ボックスをオンにすると、変数エディターで table および timetable データの変数ヘッダーにスパークラインが表示されます。

[要約統計量を表示] チェック ボックスをオンにすると、変数エディターで table および timetable データの変数ヘッダーに要約統計量が表示されます。

変数エディターで大きな table および timetable データのスパークラインと要約統計量を省略するには、[スパークラインまたは要約統計量を表示するテキスト要素の最大数] ボックスに値を入力します。

参考

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