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format

コマンド ウィンドウの出力表示形式の設定

説明

format(style) は、コマンド ウィンドウ内の出力表示形式を style で指定した形式に変更します。たとえば、format("shortG") は、合計 5 桁のコンパクトな形式で数値を表示します。数値形式はコマンド ウィンドウ出力の数値の表示方法にのみ影響し、MATLAB® の数値の計算方法や保存方法には影響しません。

スタイルを名前で指定する場合は、かっこも引用符もない "コマンド形式" を使用できます。

format shortG

fmt = format は、現在の表示形式を返します ("R2021a 以降")。

fmt = format(style) は、現在の表示形式を fmt に格納し、表示形式を指定されたスタイルに変更します ("R2021a 以降")。

出力を要求する場合、または入力として変数を渡す場合は、コマンド形式を使用できません。入力をかっこで囲み、スタイル名を引用符で囲みます。

fmt = format("shortG");
format(fmt)

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出力形式を long 型固定小数点形式に設定し、pi の値を表示します。

format long
pi
ans = 
   3.141592653589793

整数と実数の最大値を 16 進数形式で表示します。

format hex
intmax('uint64')
ans = uint64
   ffffffffffffffff

realmax
ans = 
   7fefffffffffffff

shortEng 形式と longEng 形式の違いを表示します。

出力形式を shortEng に設定します。

format shortEng

変数を作成して、for ループを通るたびに値を 10 倍して増やします。

A = 5.123456789;
for k = 1:10
   disp(A)
   A = A*10;
end
     5.1235e+000

    51.2346e+000

   512.3457e+000

     5.1235e+003

    51.2346e+003

   512.3457e+003

     5.1235e+006

    51.2346e+006

   512.3457e+006

     5.1235e+009

値が小数点以下 4 桁と 3 の倍数の指数で表示されます。

出力形式を long 型工学表記形式に設定して同じ値を表示します。

format longEng

A = 5.123456789;
for k = 1:10
   disp(A)
   A = A*10;
end
    5.12345678900000e+000

    51.2345678900000e+000

    512.345678900000e+000

    5.12345678900000e+003

    51.2345678900000e+003

    512.345678900000e+003

    5.12345678900000e+006

    51.2345678900000e+006

    512.345678900000e+006

    5.12345678900000e+009

値が 15 桁と 3 の倍数の指数で表示されます。

配列内の値の一部が小さく一部が大きな指数をもつ数値の場合、shortG 形式を使用します。shortG 形式は、short 型固定小数点形式または short 型科学表記のうち、表示が最もコンパクトな方を選択します。

変数を作成し、既定の short 形式で出力を表示します。

x = [25 56.31156 255.52675 9876899999];
format short
x
x = 1×4
109 ×

    0.0000    0.0000    0.0000    9.8769

形式を shortG に設定して、値を再表示します。

format shortG
x
x = 1×4

           25       56.312       255.53   9.8769e+09

出力形式をコンパクトな行間をもつ short 型工学表記形式に設定します。

format shortEng
format compact
x = rand(3)
x =
   814.7237e-003   913.3759e-003   278.4982e-003
   905.7919e-003   632.3592e-003   546.8815e-003
   126.9868e-003    97.5404e-003   957.5068e-003

表示形式を既定値にリセットし、行列を再度表示します。

format default
x
x =

    0.8147    0.9134    0.2785
    0.9058    0.6324    0.5469
    0.1270    0.0975    0.9575

R2021a より前は、format を単独で使用して表示形式を既定値にリセットします。

format

"R2021a 以降"

現在の表示形式を取得します。

fmt = format
fmt = 
  DisplayFormatOptions with properties:

    NumericFormat: "short"
      LineSpacing: "loose"

"R2021a 以降"

現在の表示形式を保存し、後で復元します。

数値表示を shortE に設定し、2 行 2 列の数値行列を表示します。

format shortE
m = [9638573934 37467; 236 574638295]
m = 2×2

   9.6386e+09   3.7467e+04
   2.3600e+02   5.7464e+08

現在の表示形式を oldFmt に保存し、数値形式を longE に変更します。

oldFmt = format("longE")
oldFmt = 
  DisplayFormatOptions with properties:

    NumericFormat: "shortE"
      LineSpacing: "loose"

行列 m を再表示して、数値形式が long 型科学表記になったことを確認します。

m
m = 2×2

     9.638573934000000e+09     3.746700000000000e+04
     2.360000000000000e+02     5.746382950000000e+08

形式を前の状態に戻します。m を再表示して、数値形式が short 型科学用形式になったことを確認します。

format(oldFmt)
m
m = 2×2

   9.6386e+09   3.7467e+04
   2.3600e+02   5.7464e+08

入力引数

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適用する形式。文字ベクトル、string スカラー、または DisplayFormatOptions オブジェクトとして指定します。

文字ベクトルまたは string スカラーは、リストにあるスタイル名のいずれかまたは default でなければなりません。

既定の設定

default は、既定の表示形式 (数値形式の場合は short、行間形式の場合は loose) を復元します ("R2021a 以降")。

数値形式

これらのスタイルは、数値変数の出力表示形式を制御します。

Style

結果

short

小数点以下 4 桁の short 型固定小数点形式。これは既定の数値設定です。

3.1416

long

double 値の場合は小数点以下 15 桁、single 値の場合は小数点以下 7 桁の long 型固定小数点形式。

3.141592653589793

shortE

小数点以下 4 桁の short 型科学表記。

3.1416e+00

longE

double 値の場合は小数点以下 15 桁、single 値の場合は小数点以下 7 桁の long 型科学表記法。

3.141592653589793e+00

shortG

short 型の固定小数点形式または科学表記のいずれかコンパクトな方。合計 5 桁。

3.1416

longG

long 型の固定小数点形式または科学表記のいずれかコンパクトな方。double 値の場合は合計 15 桁、single 値の場合は合計 7 桁。

3.14159265358979

shortEng

小数点以下 4 桁の short 型工学表記法 (指数が 3 の倍数)。

3.1416e+000

longEng

有効桁数 15 桁の long 型工学表記法 (指数が 3 の倍数)。

3.14159265358979e+000

+

正、負およびゼロの要素それぞれが +- および空白文字で表示される正/負形式。

+

bank

小数点以下 2 桁の通貨形式。

3.14

hex

バイナリ倍精度数の 16 進数表現。

400921fb54442d18

rational

小さな整数の比率。

355/113

行間形式

Style

結果

compact

1 画面上により多く出力を表示するために余分な空行を抑制します。

theta = pi/2
theta =
1.5708

loose

出力をより読み取りやすくするために空行を追加します。これは既定の行間設定です。

theta = pi/2

theta =

1.5708

DisplayFormatOptions オブジェクトは、NumericFormatLineSpacing の 2 つのプロパティをもちます。文字ベクトル入力と string スカラー入力のオプションも有効なプロパティ値です。DisplayFormatOptions オブジェクトの使用例については、表示形式の保存と復元を参照してください。

出力引数

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現在の表示形式。次のプロパティをもつ DisplayFormatOptions オブジェクトとして返されます。

  • NumericFormat

  • LineSpacing

有効なプロパティ値については、style 引数を参照してください。

メモ

プロパティ値は、オブジェクト作成時の表示形式の状態を反映します。表示形式が変更されてもプロパティは自動的には変更されません。例については、表示形式の保存と復元を参照してください。

ヒント

  • 指定した形式は、現在の MATLAB セッションにのみ適用されます。複数セッションにわたって形式を維持するには、コマンド ウィンドウ基本設定で、[数値形式] オプションまたは [行間隔] オプションを選択します。

  • format short Eformat("short E") のように、short または long と表示タイプを個別に指定できます。

  • MATLAB は、整数データ型を常にそのデータ型に適した桁数で表示します。たとえば、MATLAB は int8 データ型を 3 桁で表示します (-128:127 など)。出力形式を short または long に設定しても、整数型の変数の表示には影響しません。

  • 最大 9 桁の整数値の浮動小数点数は、科学表記法では表示されません。

  • 広範囲の値をもつ行列を表示する場合は、shortG の使用を検討してください。広いデータ範囲の形式を参照してください。

互換性についての考慮事項

すべて展開する

R2021a 以降は非推奨

R2006a より前に導入