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ナビゲーションと地図作成
未知の環境を理解して目的地までナビゲートするために、ロボットは周囲を明確に把握している必要があります。GPS データがない場合は特に、ロボットが効果的な決断を下し、その環境を通るパスを計画するために、"自己位置推定と環境地図作成の同時実行" (SLAM) アルゴリズムが役立つ可能性があります。
SLAM は次の 2 つのプロセスで構成されています。
位置推定 — 既知の環境におけるロボットの姿勢を推定します。
地図作成 — 既知のロボットの姿勢とセンサー データを使用して、未知の環境のマップを作成します。
位置推定ではロボットが環境のマップをもつ必要があり、地図作成では姿勢の推定を適切に行う必要があります。SLAM プロセスでは、ロボットが自身の位置を推定しながら環境のマップを作成します。詳細については、MATLAB での点群 SLAM の実装を参照してください。
SLAM を実行するには、点群の前処理が必要です。Lidar Toolbox™ には、点群から特徴を抽出し、それらを使用して点群を相互にレジストレーションするための関数が用意されています。航空データの 3 次元 SLAM ワークフローで高速点特徴ヒストグラム (FPFH) 特徴抽出を使用する方法の例については、Aerial Lidar SLAM Using FPFH Descriptorsを参照してください。
2 次元 LiDAR スキャンを使用して SLAM を実行することもできます。2 次元 LiDAR スキャンのデータを lidarScan
オブジェクトに格納することにより、スキャン マッチングを実行して姿勢を推定できます。詳細については、SLAM を使用した 2 次元 LiDAR スキャンからのマップの作成を参照してください。
Lidar Toolbox では、2 次元 SLAM、3 次元 SLAM、オンライン SLAM およびオフライン SLAM を含むさまざまなグラフベースの SLAM ワークフローがサポートされています。
アプリ
LiDAR レジストレーション アナライザー | Analyze results of lidar point cloud registration (R2024a 以降) |
関数
トピック
- MATLAB での点群 SLAM の実装
点群のレジストレーションと地図作成のワークフローを理解する。
- Get Started with the Lidar Registration Analyzer App
Interactively compare results of point cloud registration techniques.
- 特徴を使用した 2 つの点群間の変換の推定
この例では、2 つの点群の間の剛体変換を推定する方法を示します。
- 点群の対応する特徴の照合と可視化
この例では、点群の間の対応する特徴を関数
pcmatchfeatures
を使用して照合し、それらを関数pcshowMatchedFeatures
を使用して可視化する方法を示します。 - Generate Lidar Point Cloud Data for Driving Scenario with Multiple Actors
This example shows you how to generate lidar point cloud data for a driving scene with roads, pedestrians, and vehicles created using a
drivingScenario
(Automated Driving Toolbox) object.