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AUTOSAR 通信
通信ポートとインターフェイスの設定
AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントの通信インターフェイスは適切に定義されたポートで構成されます。AUTOSAR コンポーネントはそのポートを通じてその他の AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントまたは基本ソフトウェア (BSW) サービスと通信します。ポートはその通信パートナーに情報を提供するか、その通信パートナーから情報を要求します。コンポーネントが所有する各ポートは、コンポーネントの機能要件に基づいて通信インターフェイスにマッピングされます。通信インターフェイスには以下が含まれます。
- メッセージ パッシング用の送信側/受信側 (S-R) インターフェイス 
- 関数呼び出し用のクライアント/サーバー (C-S) インターフェイス 
- モードベースの実行管理用のモード/スイッチ (M-S) インターフェイス 
- NV データに対するポートベースのアクセス用の不揮発性 (NV) データ インターフェイス 
- パラメーター データに対するポートベースのアクセス用のパラメーター インターフェイス 
- トリガーベースの実行管理用のトリガー インターフェイス 
コンポーネント ポートの AUTOSAR 通信を設定するには、AUTOSAR インターフェイスを作成し、ポートをそのインターフェイスにマッピングして、インターフェイスの種類によって必要とされるルートの inport または outport などの Simulink® 要素を AUTOSAR ポートにマッピングします。AUTOSAR ディクショナリとコード マッピング エディターまたは同等の AUTOSAR プロパティ関数および map 関数を使用します。
ブロック
| Signal Invalidation | AUTOSAR ルートの出力端子データ要素の無効化を制御します | 
関数
| getDataDefaults | Get default end-to-end (E2E) protection method for AUTOSAR component model (R2022b 以降) | 
| setDataDefaults | Set default end-to-end (E2E) protection method for AUTOSAR component model (R2022b 以降) | 
| getDataTransfer | Simulink データ転送の AUTOSAR マッピング情報の取得 | 
| mapDataTransfer | Simulink データ転送の AUTOSAR インターランナブル変数へのマッピング | 
| getInternalDataPackaging | AUTOSAR コンポーネント モデルに対する内部データの既定パッケージ化の取得 (R2021a 以降) | 
| setInternalDataPackaging | AUTOSAR コンポーネント モデルに対する内部データの既定パッケージ化の設定 (R2021a 以降) | 
| getFunctionCaller | Simulink Function Caller ブロックの AUTOSAR マッピング情報の取得 | 
| mapFunctionCaller | Simulink Function Caller ブロックを AUTOSAR のクライアント ポートとオペレーションにマッピング | 
| overflowed | メッセージ キューのオーバーフロー タイミングの判別 | 
オブジェクト
| autosar.api.getAUTOSARProperties | AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントの要素とプロパティをプログラムで構成 | 
| autosar.api.getSimulinkMapping | Simulink 要素の AUTOSAR 要素へのマッピング | 
トピック
送信側/受信側通信
- AUTOSAR 送信側/受信側通信の設定
 ポートベースの送信側/受信側通信を使用した AUTOSAR データの読み取りと書き込み。
- AUTOSAR のキューに登録されている送信側/受信側通信の設定
 ポートベースの送信側/受信側通信を使用した AUTOSAR のキューに登録されているデータの読み取りと書き込み。
- Configure AUTOSAR Sender-Receiver Interface Ports for End-to-End Protection
 Provide end-to-end (E2E) protection for AUTOSAR sender-receiver data transmission.
- Programmatically Configure AUTOSAR Sender-Receiver Communication
 Configure sender-receiver communication using AUTOSAR property and map functions.
クライアント/サーバー通信
- AUTOSAR クライアント/サーバー通信の構成
 Simulink Function ブロックと Function Caller ブロックを使用して AUTOSAR クライアント/サーバー ランナブルを実装する。
- Configure Client-Server Communication in AUTOSAR Architectures Using Service Interfaces
 Configure client-server communication by using client server ports and service interfaces in AUTOSAR architectures.
- Programmatically Configure AUTOSAR Client-Server Communication
 Configure client-server communication using AUTOSAR property and map functions.
モード スイッチ通信
- AUTOSAR モード スイッチ通信の設定
 システム モードの変化に応じて、ランナブルを有効にする AUTOSAR モードとモード要素を定義します。
- Programmatically Configure AUTOSAR Mode-Switch Communication
 Configure mode-switch communication using AUTOSAR property and map functions.
不揮発性通信
- AUTOSAR 不揮発性データ通信の設定
 ポートベースの不揮発性 (NV) データ通信を使用して AUTOSAR 不揮発性データの読み取りと書き込みを行います。
- Programmatically Configure AUTOSAR Nonvolatile Communication
 This example shows how to programmatically read and write AUTOSAR nonvolatile (NV) data using port-based NV data communication.
端子
- パラメーター ソフトウェア コンポーネントと通信するための AUTOSAR ポート パラメーターの構成
 パラメーター データへのポートベース アクセス用に AUTOSAR パラメーター受信側コンポーネントを設定する。パラメーター ソフトウェア コンポーネントとポートの ARXML 記述を生成する。
- Simulink バス端子の使用による AUTOSAR 端子の構成
 AUTOSAR 端子を Simulink In Bus Element ブロックおよび Out Bus Element ブロックを使用してモデル化します。
ランナブルとイベント
- AUTOSAR 外部トリガー イベント通信の受信側の設定
 外部トリガー イベントに応答して AUTOSAR ランナブルを有効にするトリガー インターフェイスを定義する。
- Programmatically Configure AUTOSAR Runnables and Events
 This example shows how to programmatically configure AUTOSAR runnables and events.