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overflowed

メッセージ キューがオーバーフローするタイミングを判定する

    説明

    overflowed(message_name) は、既にいっぱいのキューに送信されたためにメッセージが失われたかどうかをチェックします。各タイム ステップで、チャートがキューのメッセージを追加または削除するときに、この演算子の値が設定されます。同じタイム ステップ内でメッセージを送信または取得する前に overflowed 演算子を使用することは無効です。overflowed 演算子を使用するには、シミュレーションとコード生成の両方でモデルを autosar.tlc ターゲットに設定し、入力端子または出力端子のメッセージが外部キューに接続されていることを確認します。

    • 入力メッセージ キューのオーバーフロー ステータスをチェックするには、まず 1 つのメッセージをキューから削除します。

    • 出力メッセージ キューのオーバーフロー ステータスをチェックするには、まず 1 つのメッセージをキューに追加します。

    • ローカル メッセージ キューのオーバーフロー ステータスをチェックするには、まず、キューに 1 つのメッセージを追加するか、キューから 1 つのメッセージを削除します。

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    入力キューまたはローカル キューにメッセージ M がないかをチェックします。メッセージが存在し、キューがオーバーフローしている場合は、遷移が発生します。

    M[overflowed(M)]

    入力キューまたはローカル キューにメッセージ M がないかをチェックします。メッセージが存在し、キューがオーバーフローしている場合は、x の値をインクリメントします。

    on M:
    if overflowed(M) == true
        x = x+1;
    end

    メッセージを送信してオーバーフローをチェックします。キューがオーバーフローしている場合は、x の値をインクリメントします。

    entry:
    M.data = 3;
    send(M);
    if overflowed(M) == true
        x = x+1;
    end

    入力引数

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    XML ファイルから以前にインポートした AUTOSAR 情報。arxml.importer オブジェクト ハンドルとして指定されます。

    ヒント

    • 既定では、メッセージ キューがオーバーフローすると、シミュレーションはエラーで停止します。実行時エラーを回避して、除外されたメッセージに対して overflowed 演算子が動的に反応できるようにするには、[キュー オーバーフローの診断] プロパティの値を [Warning] または [None] に設定します。詳細については、キュー オーバーフローの診断 (Stateflow)を参照してください。

    バージョン履歴

    R2018b で導入