"解析ポイント" は、slLinearizer
と slTuner
インターフェイスで使用され、モデル内で線形解析と制御システムの調整に関連する箇所を示します。解析ポイントは、getIOTransfer
、getLoopTransfer
、getSensitivity
、getCompSensitivity
などの線形化コマンドの入力として使用します。線形化コマンドの入力として、解析ポイントによりモデル内の開ループまたは閉ループの伝達関数を指定できます。また、systune
などのコマンドを使って制御システムを調整する際に、解析ポイントを使用して設計要件を指定することもできます。
"場所" とは、モデル内の特定のブロック出力端子か、そのような出力端子にあるバス要素を指します。便宜上、この端子から発信する信号の名前を使って解析ポイントを示すことができます。
解析ポイントは、slLinearizer
または slTuner
インターフェイス s
に対して、インターフェイスの作成時に追加できます。以下に例を示します。
また、addPoint
コマンドを使用することもできます。
s
のすべての解析ポイントを表示するには、コマンド プロンプトで s
と入力してインターフェイスの内容を表示します。s
の各解析ポイントの表示には、ブロック名、端子番号、およびこの解析ポイントから発信される信号の名前が含まれます。getPoints
を使用して、すべての解析ポイントのリストをプログラムで取得することもできます。
解析ポイントの使用方法の詳細については、制御システムの解析と設計における対象信号のマークおよびバッチ線形化用に対象の信号をマークするを参照してください。