シミュレーション ペーシング オプション
実経過時間に対するシミュレーション時間の比率を指定してシミュレーション速度を低下させる
説明
シミュレーション ペーシングを使用してシミュレーション速度を低下させると、モデルの解析や操作が容易になります。シミュレーションをペーシングすると、Scope ブロックや Dashboard ブロックなどの可視化の更新頻度が下がります。シミュレーション ペーシングを有効にした状態で、モデル内のパラメーターを変更し、モデルの変更による影響を確認できます。
シミュレーション ペーシングは、ソフトウェアが 1 秒のシミュレーション時間の結果を数ミリ秒のクロック時間で計算するモデルで役立ちます。
モデル参照階層をシミュレーションした場合、最上位モデルで指定されたシミュレーション ペーシング オプションのみが適用されます。参照モデルで指定されたシミュレーション ペーシング オプションは無視されます。
シミュレーション ペーシング オプション を開く
Simulink® ツールストリップの [シミュレーション]、[デバッグ]、または [モデル化] タブで [実行] ボタンの矢印をクリックします。次に、[シミュレーション ペーシング] を選択します。

パラメーター
ヒント
[ステップを進める] または [ステップを戻す] をクリックしてシミュレーションをステップ実行する際に、シミュレーション ペーシングは適用されません。ステップを完了して [続行] をクリックすると、ペーシングが適用されるようになります。
シミュレーション ペーシングは意図的にシミュレーションを遅くするため、シミュレーション ペーシングが有効になっている場合、Simulink プロファイラーを使用したモデルのプロファイリングはサポートされません。Simulink プロファイラーを使用する場合は、シミュレーション ペーシングを無効にします。
Simulationオブジェクトを使用するシミュレーションおよび App Designer アプリでシミュレーション ペーシング オプションを指定および調整するには、setModelParameter関数を使用します。
バージョン履歴
R2018a で導入




