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Simulation Pace

アニメーション表示のシミュレーションレートを設定する

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  • Simulation Pace block

ライブラリ:
Aerospace Blockset / Animation / Animation Support Utilities

説明

Simulation Pace ブロックを使用すると、モデル シミュレーションをより遅いペースで実行できるため、接続されたアニメーションを快適に表示し、システムの動作を理解して観察できます。シミュレーションを低速で視覚化すると、基礎となるシステム設計を理解し、設計上の問題を特定し、ほぼリアルタイムの動作を実証することが容易になります。シミュレーションの進行中に結果を表示し、システムを検査することができます。

1 秒のシミュレーションが数ミリ秒のウォールクロック時間で完了するシナリオでは、このブロックを使用します。

このブロックを構成するときは、シミュレーションのペースに影響するブロックのサンプル時間も考慮してください。デフォルトは 1/30 秒で、これは 30 フレーム/秒の視覚化レート (デスクトップ コンピューターでは一般的) に相当します。詳細については、サンプル時間を参照してください。

このブロックを使用するには:

  • モデル ソルバーを Fixed-step に設定します。

  • 離散サンプル時間を使用します。

ヒント

Simulation Pace ブロック:

  • デプロイ可能なコードは生成されません。

  • アクセラレータ モードまたはラピッド アクセラレータ モードでのシミュレーションの参照モデルではサポートされません。これらのモードでシミュレーションを遅くするには、Simulink® エディター ツールストリップの Simulation タブで、Run 、 Simulation Pacing を選択します。

端子

出力

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スカラーとして指定されたペース エラー。

ブロックはオプションでペース エラー値 (simulationTime から ClockTime を引いた値) を秒単位で出力します。シミュレーションが指定されたペースよりも速く実行されている場合、ペース エラーは正になり、指定されたペースよりも遅い場合は負になります。

ブロックからペース エラーを出力すると、シミュレーション中に達成された全体的なペースを記録したり、信号を他のブロックにルーティングして、シミュレーションが指定されたペースに追いつくには遅すぎるかどうかを判断したりできます。

依存関係

このポートを有効にするには、Output pace error (sec) チェックボックスをオンにします。

データ型: double

パラメーター

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シミュレーション時間とクロック時間の比率。スカラーとして指定され、シミュレーション時間の秒数とクロック時間の秒数で表されます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: OutputPaceError
型: 文字ベクトル
値: '1'| スカラー
既定の設定: '1'

これらの方法のいずれかを使用して、モデルのシミュレーションペースを制御します。MATLAB Thread、Busy-Wait、および Auto は、シミュレーションのペースをシミュレーション秒 0.1 で遅くし、ウォールクロックが時間 1 になるまで待機します。1 シミュレーション秒が数ミリ秒のウォールクロック時間で完了する場合に、このパラメータを使用します。

  • Auto — モデル構成パラメータ設定 Enable pacing to slow down simulation を使用して、シミュレーションのペースを制御します。モデル構成パラメータ設定 Enable pacing to slow down simulation が選択されていない場合、ブロックは MATLAB Thread オプションが選択されているかのように動作します。

  • MATLAB Thread — シミュレーション中にオペレーティング システムの sleep 関数を使用して、ウォール クロックが時間 1 になるまで待機します。

  • Off — ペース機能を無効にして、シミュレーションを可能な限り高速に実行します。

  • Busy-Wait — Simstruct と組み合わせて while ループを使用し、シミュレーションがウォールクロックが時間 1 に到達するまで待機するのを待ちます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: SleepMode
型: 文字ベクトル
値:'MATLAB Thread' | 'Off' | 'Busy-Wait' | 'Auto'
既定の設定: 'Auto'

このチェックボックスを選択すると、ペース エラー値 (simulationTime から ClockTime を引いた値) が秒単位で出力されます。シミュレーションが指定されたペースよりも速く実行されている場合、ペース エラーは正になり、指定されたペースよりも遅い場合は負になります。表示を無効にするには、このチェックボックスをオフにします。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: OutputPaceError
型: 文字ベクトル
値:'off' | 'on'
既定の設定: 'off'

サンプル時間をスカラーとして指定します。デフォルトの 1/30 秒は、1 秒あたり 30 フレームの表示速度 (デスクトップ コンピューターでは一般的) に相当します。Simulink インターフェイスが壁時計と同期する頻度を設定するには、このパラメータを使用します。

ブロックのサンプル時間は次のようになります。

  • 離散

  • 0.0より大きいか、継承されたサンプル時間（-1）

ブロックのサンプル時間とオプションのオフセット時間 ([Ts, To]) は有限かつ離散的である必要があります。

注意

オーバーサンプリングにはほとんど利点がなく、アンダーサンプリングはアニメーションの飛び飛びの原因となる可能性があるため、スムーズなアニメーションを実現するために、必要に応じて遅いサンプル時間を選択してください。アンダーサンプリングにより、コンピューター上の MATLAB® メイン スレッドがブロックされる可能性もあります。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: SampleTime
型: 文字ベクトル
値: スカラー | ベクトル
既定の設定: '1/30'

アルゴリズム

シミュレーションのペースは、ペースを維持するために再度実行する必要があるまで、MATLAB スレッド全体をスリープ状態にすることで実装されます。Simulink ソフトウェアはシングルスレッドであり、1 つの MATLAB スレッドで実行されるため、一度にアクティブにできるのは 1 つの Simulation Pace ブロックのみです。

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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参考

ブロック

ツール

トピック