geoscatter
地理座標の散布図
構文
説明
ベクトル データ
テーブル データ
追加オプション
geoscatter(
は、ax
,___)ax
で指定された地理座標軸またはマップ座標軸にプロットします。前述の任意の構文で、最初の引数として座標軸を指定します。
geoscatter(___,
は、1 つ以上の名前と値の引数を使用して、散布図のプロパティを指定します。プロパティの一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。Name,Value
)
は、s
= geoscatter(___)Scatter
オブジェクトを返します。s
を使用して、プロットの作成後にプロパティを設定します。プロパティの完全な一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。
例
地理的散布図の作成
ボストンにおける複数の場所の緯度と経度の座標を指定します。塗りつぶされたマーカーを使用して散布図を作成します。
lat = [42.3501 42.3598 42.3626 42.3668 42.3557];
lon = [-71.0870 -71.0662 -71.0789 -71.0801 -71.0662];
geoscatter(lat,lon,"filled")
範囲を調整してプロットをズームアウトします。
geolimits([42.3456 42.3694],[-71.0930 -71.0536])
さまざまなサイズと色のマーカーの使用
ミシシッピ川に沿った複数の点の緯度と経度の座標を使用して、散布図を作成します。オプションのサイズと色の引数をベクトルとして指定します。色の値はカラーマップにある色にマッピングされます。
lat = [32.30 33.92 35.17 36.98 37.69 38.34];
lon = [-91.05 -91.18 -90.09 -89.11 -89.52 -90.37];
A = 100*[5 12 15 3 10 3];
C = [1 2 2 3 1 1];
geoscatter(lat,lon,A,C,"filled")
プロットの緯度と経度の範囲を調整して、ズームアウトします。その後、ベースマップを地形ベースマップに変更します。
geolimits([31.60 38.91],[-95.61 -84.27])
geobasemap grayterrain
マーカー記号の指定
欧州にある複数の都市の緯度と経度の座標を指定します。マゼンタの菱形のマーカーを使用して散布図を作成します。
lat = [48.85 51.5 40.41 41.9 52.52 52.36 52.22 47.49 44.42 50.07 48.20 46.94]; lon = [2.35 -0.12 -3.70 12.49 13.40 4.90 21.01 19.04 26.10 14.43 16.37 7.44]; geoscatter(lat,lon,"m","d")
プロットの緯度と経度の範囲を調整して、ズームアウトします。その後、ベースマップを地形ベースマップに変更します。
geolimits([30 60],[-13 43])
geobasemap topographic
マーカーの色とライン幅の変更
ボストンにおける複数の場所の緯度と経度の座標を指定します。
lat = [42.3501 42.3598 42.3626 42.3668 42.3557]; lon = [-71.0870 -71.0662 -71.0789 -71.0801 -71.0662];
散布図を作成してマーカー エッジの色、マーカー面の色およびライン幅を設定します。
geoscatter(lat,lon,70,"MarkerEdgeColor",[0.9290 0.6940 0.1250], ... "MarkerFaceColor",[0.3010 0.7450 0.9330],"LineWidth",2)
範囲を調整してプロットをズームアウトします。その後、ベースマップを変更します。
geolimits([42.3456 42.3694],[-71.0930 -71.0536])
geobasemap streets-dark
table のデータのプロット
R2022b 以降
table のデータをプロットするには、table を関数 geoscatter
に渡してプロット対象の変数を指定すると便利です。
郡データを含むファイルをワークスペースに table として読み込みます。table には緯度と経度の座標の各 table 変数 Latitude
と Longitude
が含まれています。
tbl = readtable("counties.xlsx");
緯度と経度の座標を 2 トーンのベースマップにプロットします。Scatter
オブジェクトを s
として返します。
s = geoscatter(tbl,"Latitude","Longitude"); geobasemap grayland
Marker
および MarkerEdgeColor
プロパティを設定して、プロットのマーカー スタイルと色を変更します。
s.Marker = "*"; s.MarkerEdgeColor = "m";
カスタムの色とマーカー サイズを使用した table データのプロット
R2022b 以降
table のデータをプロットして色とマーカー サイズをカスタマイズする方法の 1 つとして、ColorVariable
プロパティと SizeData
プロパティを設定する方法があります。これらのプロパティは、関数 geoscatter
を呼び出すときに名前と値の引数として設定するか、後で Scatter
オブジェクトに対して設定できます。
たとえば、郡データを含むファイルをワークスペースに table として読み込みます。table には緯度と経度の座標の各 table 変数 Latitude
と Longitude
が含まれています。
tbl = readtable("counties.xlsx");
塗りつぶされたマーカーを使用して緯度と経度の座標をプロットします。Scatter
オブジェクトを s
として返します。
s = geoscatter(tbl,"Latitude","Longitude","filled");
SizeData
プロパティを設定してマーカー サイズを 100
ポイントに変更します。
s.SizeData = 100;
ColorVariable
プロパティを table 変数に設定して、マーカーの色を変化させます。次に、カラー バーを追加します。
s.ColorVariable = "Population2010"; c = colorbar; c.Label.String = "County Population in 2010";
入力引数
lat
— 緯度座標 (度単位)
範囲 [–90, 90] の要素をもつベクトル
緯度座標 (度単位)。範囲 [–90, 90] の要素をもつベクトルとして指定します。このベクトルには NaN
値を含めることができます。
lat
および lon
のサイズは一致する必要があります。
例: [43.0327 38.8921 44.0435]
データ型: single
| double
lon
— 経度座標 (度単位)
ベクトル
経度座標 (度単位)。ベクトルとして指定します。このベクトルには NaN
値を含めることができます。
lat
および lon
のサイズは一致する必要があります。
例: [-107.5556 -77.0269 -72.5565]
データ型: single
| double
A
— マーカー サイズ
36
(既定値) | スカラー | ベクトル | []
マーカー サイズ。数値スカラー、数値ベクトル、または空の配列 ([]
) として指定します。サイズは各マーカーの平方ポイント単位の面積を制御します。
scatter オブジェクトの SizeData
プロパティはマーカー サイズを保存します。
例: 50
例: [36 25 25 17 46]
C
— マーカーの色
RGB 3 成分 | RGB 3 成分から成る 3 列の行列 | ベクトル | "r"
| "g"
| "b"
| ...
マーカーの色。次のオプションのいずれかとして指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7]
のようになります。あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、色の完全名および省略名のオプションと、等価の RGB 3 成分の値を示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 外観 |
---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | |
"green" | "g" | [0 1 0] | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | |
"black" | "k" | [0 0 0] | |
"white" | "w" | [1 1 1] | |
マーカーの色を指定する場合、関数 geoscatter
は Scatter
オブジェクトの MarkerFaceColor
プロパティを "flat"
に設定し、マーカーの色を CData
プロパティに保存します。
例: "green"
例: "g"
例: [0 1 0]
mkr
— マーカー記号
"o"
(既定値) | "+"
| "*"
| "."
| "x"
| ...
マーカー記号。次の値のいずれかとして指定します。
マーカー | 説明 | 結果のマーカー |
---|---|---|
"o" | 円 |
|
"+" | プラス記号 |
|
"*" | アスタリスク |
|
"." | 点 |
|
"x" | 十字 |
|
"_" | 水平線 |
|
"|" | 垂直線 |
|
"square" | 正方形 |
|
"diamond" | 菱形 |
|
"^" | 上向き三角形 |
|
"v" | 下向き三角形 |
|
">" | 右向き三角形 |
|
"<" | 左向き三角形 |
|
"pentagram" | 星形五角形 |
|
"hexagram" | 星形六角形 |
|
"filled"
— マーカーの内部を塗りつぶすオプション
"filled"
マーカーの内部を塗りつぶすオプション。"filled"
として指定します。このオプションは、たとえば "o"
や "square"
などの面があるマーカーに使用します。このオプションでは、エッジのみを含む面のないマーカー ("+"
や "*"
など) は表示されません。
"filled"
オプションは Scatter
オブジェクトの MarkerFaceColor
プロパティを "flat"
に、MarkerEdgeColor
プロパティを "none"
に設定します。そのため、このオプションではマーカーの面が表示され、エッジは表示されません。
tbl
— ソース table
table | timetable
プロットするデータが含まれるソース table。table または timetable として指定します。
latvar
— 緯度座標を含む table 変数
string 配列 | 文字ベクトル | cell 配列 | パターン | 数値スカラーまたはベクトル | logical ベクトル | vartype()
緯度座標を含む table 変数。table のインデックス方式の 1 つを使用して指定します。
インデックス方式 | 例 |
---|---|
変数名:
|
|
変数インデックス:
|
|
変数の型:
|
|
変数名に関係なく、プロットの軸ラベルは常に Latitude
です。
指定する変数には、single
または double
型の数値データが含まれていなければなりません。データは、(–90, 90) の範囲内でなければなりません。
latvar
と lonvar
の両方が複数の変数を指定する場合、変数の数は同じでなければなりません。
例: geoscatter(tbl,["lat1","lat2"],"lon")
は、緯度座標用に lat1
および lat2
という名前の table 変数を指定します。
例: geoscatter(tbl,2,"lon")
は、緯度座標用に 2 番目の変数を指定します。
例: geoscatter(tbl,vartype("numeric"),"lon")
は、緯度座標用にすべての数値変数を指定します。
lonvar
— 経度座標を含む table 変数
string 配列 | 文字ベクトル | cell 配列 | パターン | 数値スカラーまたはベクトル | logical ベクトル | vartype()
経度座標を含む table 変数。table のインデックス方式の 1 つを使用して指定します。
インデックス方式 | 例 |
---|---|
変数名:
|
|
変数インデックス:
|
|
変数の型:
|
|
変数名に関係なく、プロットの軸ラベルは常に Longitude
です。
指定する変数には、single
または double
型の数値データが含まれていなければなりません。
latvar
と lonvar
の両方が複数の変数を指定する場合、変数の数は同じでなければなりません。
例: geoscatter(tbl,"lat",["lon1","lon2"])
は、経度座標用に lon1
および lon2
という名前の table 変数を指定します。
例: geoscatter(tbl,"lat",2)
は、経度座標用に 2 番目の変数を指定します。
例: geoscatter(tbl,"lat",vartype("numeric"))
は、経度座標用にすべての数値変数を指定します。
ax
— ターゲット座標軸
GeographicAxes
オブジェクト | MapAxes
オブジェクト
ターゲットの座標軸。GeographicAxes
オブジェクト 1
または MapAxes
(Mapping Toolbox™) オブジェクトとして指定します。
この引数を指定しなかった場合、関数 geoscatter
は、現在の座標軸が geographic axes オブジェクトまたは map axes オブジェクトであれば、現在の座標軸にプロットします。
名前と値の引数
引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN
として指定します。ここで Name
は引数名で、Value
は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
例: geoscatter(lat,lon,"filled",MarkerFaceAlpha=0.5)
は、塗りつぶされた半透明のマーカーを作成します。
R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name
を引用符で囲みます。
例: geoscatter(lat,lon,"filled","MarkerFaceAlpha",0.5)
は、塗りつぶされた半透明のマーカーを作成します。
ここでは、scatter オブジェクトのプロパティの一部だけを紹介しています。完全な一覧については、Scatter のプロパティ を参照してください。
MarkerEdgeColor
— マーカーの輪郭の色
"flat"
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | "r"
| "g"
| "b"
| ...
マーカーの輪郭の色。"flat"
、RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。既定値 "flat"
では、CData
プロパティからの色が使用されます。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB® の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
例: [0.5 0.5 0.5]
例: "blue"
例: "#D2F9A7"
MarkerFaceColor
— マーカーの塗りつぶし色
"none"
(既定値) | "flat"
| "auto"
| RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | "r"
| "g"
| "b"
| ...
マーカーの塗りつぶし色。"flat"
、"auto"
、RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。"flat"
オプションでは CData
値が使用されます。"auto"
オプションでは、座標軸の Color
プロパティと同じ色が使用されます。
カスタム色を使用する場合は、RGB 3 成分または 16 進数カラー コードを指定します。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、3 桁または 6 桁の0
からF
までの範囲の 16 進数が続く string スカラーまたは文字ベクトルです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、および"#f80"
は等価です。
あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。
色名 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" | |
"none" | 該当なし | 該当なし | 該当なし | 色なし |
MATLAB の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。
RGB 3 成分 | 16 進数カラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
例: [0.3 0.2 0.1]
例: "green"
例: "#D2F9A7"
LineWidth
— マーカー エッジの幅
0.5
(既定値) | 正の値
マーカー エッジの幅。ポイント単位の正の値として指定します。
例: 0.75
ColorVariable
— カラー データを含む table 変数
table 変数インデックス
カラー データを含む table 変数。ソース table の変数インデックスとして指定します。
table インデックスの指定
以下のいずれかのインデックス方式を使用して、目的の変数を指定します。
インデックス方式 | 例 |
---|---|
変数名:
|
|
変数インデックス:
|
|
変数の型:
|
|
カラー データの指定
ColorVariable
プロパティを指定して、マーカーの色を制御します。MarkerFaceColor
プロパティが "flat"
に設定されている場合は、変数のデータによってマーカーの塗りつぶし色を制御します。MarkerEdgeColor
が "flat"
に設定されている場合は、このデータによってマーカーの輪郭の色も制御できます。
指定する table 変数には、任意の数値型の値を含めることができます。値は、次のいずれかの形式にできます。
現在のカラーマップに線形にマッピングされる数値の列。
RGB 3 成分の 3 列配列。RGB 3 成分は、各値が特定の色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素ベクトルです。強度値は
[0,1]
の範囲でなければなりません。たとえば、[0.5 0.7 1]
では薄い青の色調が指定されます。
ColorVariable
プロパティを設定すると、MATLAB は CData
プロパティを更新します。
出力引数
s
— 地理的散布図
Scatter
オブジェクト
地理的散布図。Scatter
オブジェクトとして返されます。地理的散布図の作成後にプロパティにアクセスして変更するには、s
を使用します。
ヒント
地理座標軸上でプロットする場合、関数
geoscatter
では、座標は WGS84 座標参照系を基準とすると仮定します。別の座標参照系を基準とする座標を使用してプロットすると、座標がずれて表示される可能性があります。
バージョン履歴
R2018b で導入R2022b: table を直接 geoscatter
に渡す
table を関数 geoscatter
に渡し、その後にプロット対象の変数を渡すことで、プロットを作成します。
R2022b: 新規プロットを地理座標軸に追加してもベースマップはリセットされない
関数 geoscatter
や geoplot
などを使用して地理座標軸にプロットする場合、MATLAB はベースマップをリセットしません。R2022a 以前のリリースでは、新規プロットを追加すると、ベースマップがリセットされます。
これにより、コマンド間で関数 hold
を使用しなくても、ベースマップを指定した後にデータを可視化できます。たとえば、次のコードは streets
ベースマップを使用するマップを作成します。その後、ベースマップ上に散布図を表示します。R2022b では、ベースマップはリセットされません。R2022a 以前のリリースでは、ベースマップは既定の streets-light
にリセットされます。
lat = [35 -22 51 39 37 42 47 -33]; lon = [139 -43 0 116 23 -71 -122 18]; figure geobasemap streets geoscatter(lat,lon,"filled")
この変更は、コマンド間で hold
状態を "on"
に設定する既存のコードには影響しません。
新しいプロットの追加時にベースマップをリセットするには、プロットを作成する前に、関数 cla
の cla reset
構文を使用します。たとえば、前述のコードを更新するには、geobasemap
と geoscatter
の呼び出しの間に cla reset
を使用します。
lat = [35 -22 51 39 37 42 47 -33]; lon = [139 -43 0 116 23 -71 -122 18]; figure geobasemap streets cla reset geoscatter(lat,lon,"filled")
あるいは、関数 geobasemap
を使用してベースマップを既定の streets-light
に変更することができます。地理座標軸のベースマップを変更する方法の詳細については、地理座標軸とチャートのベースマップへのアクセスを参照してください。
参考
関数
geoplot
|geobubble
|scatter
|geobasemap
プロパティ
- Scatter のプロパティ | GeographicAxes のプロパティ | MapAxes Properties (Mapping Toolbox)
1 Alignment of boundaries and region labels are a presentation of the feature provided by the data vendors and do not imply endorsement by MathWorks®.
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
Select a Web Site
Choose a web site to get translated content where available and see local events and offers. Based on your location, we recommend that you select: .
You can also select a web site from the following list:
How to Get Best Site Performance
Select the China site (in Chinese or English) for best site performance. Other MathWorks country sites are not optimized for visits from your location.
Americas
- América Latina (Español)
- Canada (English)
- United States (English)
Europe
- Belgium (English)
- Denmark (English)
- Deutschland (Deutsch)
- España (Español)
- Finland (English)
- France (Français)
- Ireland (English)
- Italia (Italiano)
- Luxembourg (English)
- Netherlands (English)
- Norway (English)
- Österreich (Deutsch)
- Portugal (English)
- Sweden (English)
- Switzerland
- United Kingdom (English)