緯度データと経度データを使用したマップの作成
特定の地理的位置に関連付けられたデータがある場合に、マップ上でデータを可視化し、状況を視覚的に表示するには、地理座標軸またはチャートを使用します。たとえば、世界中の津波の発生を示すデータがある場合は、地理座標軸にデータをプロットすることで、マップ上で各発生位置がマーカーによって示されます。以下の例は、ライン プロット、散布図、バブル チャート、および密度プロットを地理座標で作成する方法を示しています。
地理的ライン プロットの作成
マップ上でシアトルとアンカレッジの間のラインを引きます。それぞれの都市の緯度と経度を指定し、関数 geoplot
を使用してデータをプロットします。ライン仕様 '-*'
を使用して、ラインの外観をカスタマイズします。geolimits
を使用してマップの緯度と経度の範囲を調整します。関数 geobasemap
を使用して、ベースマップを変更します。
latSeattle = 47.62; lonSeattle = -122.33; latAnchorage = 61.20; lonAnchorage = -149.9; geoplot([latSeattle latAnchorage],[lonSeattle lonAnchorage],'-*') geolimits([45 62],[-149 -123]) geobasemap streets
地理的散布図の作成
緯度と経度の位置を作成して、各点の値を定義します。関数 geoscatter
を使用してマップ上に値をプロットします。例では、マーカーとして三角形を指定し、サイズと色で値の変化を表します。
lon = (-170:10:170);
lat = 50 * cosd(3*lon);
A = 101 + 100*(sind(2*lon));
C = cosd(4*lon);
geoscatter(lat,lon,A,C,'^')
地理バブル チャートの作成
津波のデータから table を作成します。1 つの値を categorical 値として定義します。関数 geobubble
を使用してマップ上にデータをプロットします。例では、バブルのサイズを使用して津波の高さを示し、色を使用して津波の原因を示します。
tsunamis = readtable('tsunamis.xlsx'); tsunamis.Cause = categorical(tsunamis.Cause); figure gb = geobubble(tsunamis,'Latitude','Longitude', ... 'SizeVariable','MaxHeight','ColorVariable','Cause'); geolimits([10 65],[-180 -80]) title 'Tsunamis in North America'; gb.SizeLegendTitle = 'Maximum Height'; geobasemap colorterrain
地理密度プロットの作成
津波のデータから table を作成します。関数 geodensityplot
を使用してデータをプロットします。
tsunamis = readtable('tsunamis.xlsx'); lat = tsunamis.Latitude; lon = tsunamis.Longitude; weights = tsunamis.MaxHeight; geodensityplot(lat,lon,weights) geolimits([41.2 61.4],[-148.6 -107.0]) geobasemap topographic
参考
関数
geoaxes
|geoscatter
|geoplot
|geodensityplot
|geobubble